読書感想文コンクール。ともたんの作品が入選の知らせ!

週末にうれしいニュースが飛び込んできました。

青少年読書感想文全国コンクールに、ともたんの作品が県内入選作品に選ばれたという知らせです。

読書感想文の書き方は、ブログ記事の書き方にも通じる点があるように思います。

 

夏休みの課題

2021年の夏。関西から埼玉に帰る前日のことでした。

夏休みが終わるまであと1週間。

夏休みの宿題である読書感想文を、小学2年生のともたんに書かせてほしいとの、両親からの切なる願い。

それさえ終われば、ばあばを埼玉まで家族全員で車で送って行けるからとのこと。

夏休み、旅行に出かけられなかった関西支店の皆さま。

500キロの道のりをばあばを積んで、犬まで積んで、送ってくれるという。

家から家まで、車での移動なら、ウイルスに接する危険をより避けられるという判断からでした。

想像するだけで、どひょ〜んという感じではありましたが(笑)

そのために小学2年生に読書感想文を書かせろという難題が、降ってきたのです。

文字数は800文字。原稿用紙2枚分。

小学2年生にこの文章量を書かせるのはかなり大変なことです。

しかも相手は体育会系女子のともたん。

果たして、机に座っていられるのか?

突然ですが、関西支店におりまふ。

2021年7月19日

ばあちゃん、脱走!? 孫娘Bが裸足で追いかける。

2021年7月23日

ただいま!埼玉県民として復帰しました。

2021年8月23日

 

読書感想文とは何か?

実は息子たちが小学校のときにも、作文とか感想文の書き方を教えたことがあります。

2人とも賞状をいただいた経緯があるので、指導方法は年数を経てもわりと間違ってないんじゃないかと、今回の結果を見て思いました。

なので、そのポイントを書いてみることにしました。

さて、読書感想文とは何か?

本を読んで抱いた感想を綴るというのが、読書感想文です。

まず、ここで、間違ってしまうことが多いのです。

本の紹介文を書いてしまうのです。

つまり、あらすじを書いてしまう。

これでは、感想文にはなりません。

読書感想文には、なにを書けばいいのか、どう書けばいいのか、いくつかポイントがあります。

 

印象に残った場面やセリフ

まず一番大事なことは、読みたい本を読むということです。

読んだら、ひとまず本を閉じて、本の世界を思い出します。

パッと浮かんでくる場面やセリフを書き出します。

これを手がかりにして、自分の気持ちを探っていきます。

なんで、このシーンをいいと思ったのか。なんでその言葉に感銘を受けたのか、これを綴っていく。これこそが読書感想文!

小学低学年生では、そんなことを最初から書けるわけがありませんから、話しながら誘導していきます。

「どこが面白かった?」

「どうして、そう思ったの?」

「ともたんなら、どうする?」

口で答えたことを、

「じゃあ、それを書いてみよう」と、進めていきます。

ここで大人の言葉を入れてはダメです。あくまで子どもの言葉を導き出す。それから習った漢字を使うことも忘れずに。

こちらにもかなりの根気が必要です。

 

自分の体験と結びつける

もうひとつのポイントは、自分の体験と結びつけること。

自分の目で見たり、自分の耳で聞いたり、我が身を持って体験したことを、印象に残ったシーンや言葉と重ねてみるのです。

自分の近くに引っ張ってきて、それと本の内容と結び付ける。

これが文章に説得力を生んでいきます。

これは作文でもブログでも同じことです。

例えば、偉い人たちの言葉を引用ししても、ただ引用するだけでは、なんの説得力もありません。お説教みたいになってしまうだけ。誰も真面目に参考にしたりはしないものです。

しかし自分の体験と結びつけるだけで、説得力はアップしていきます。そして文章が生き生きとしてきます。

読書感想文は、読んでいる人を納得させることが大事なのです。

読み手がいるということを意識できるかどうか。

読み手はたくさんいなくてもいいのです。1人でいいのです。

先生でも、友だちでも、親でも、祖父母でも、誰でもいいのです。

 

形容詞をできるだけ使わない

息子たちに作文を教えたときにも、そして自分自身でも文章を書くときに、いつも意識していることがあります。

それは感情を表現する容詞を使わないということです。あくまでもできるだけということですが。

  • うれしい
  • 悲しい
  • 楽しい
  • おもしろい
  • 美しい
  • さびしい
  • つらい

などなど。

これを使うと、文章、そこで終わります。まさに終止符系単語です。読んでる人に感情を投げておしまい。

“状況は書くけれど、説明はしない”

楽しいと書かずに、楽しさを伝える。

悲しいと書かずに、悲しさを伝える。

うれしいと書かずに、うれしさを表現する。

難しそうに聞こえますが、実はそうでもないのです。

逆に言えば、その形容詞を使わなければいいだけなので(笑)

例えば、これは昨日の実話ですが、こんなことです。

64歳の日記

12月19日。きょうはたっくんと遊びました。

冷たい風が吹いていました。

公園に行って、ジャングルジムで遊びました。

ジャングルジムの鉄の棒を握っていたので、たっくんの手はとても冷たくなりました。

わたしの頬もたっくんの頬も真っ赤になってしまって、本当に寒かったです。

改 64歳の日記

12月19日。きょうはたっくんと遊びました。

北風がビュービュー吹いている中、公園に行ってジャングルジムで遊びました。

鉄の棒をぎゅっと握って登ったり降りたり。

たっくんの小さな手は鉄の棒と同じくらいに、カチンコチンになってしまいました。

たっくんの頬もわたしの頬も真っ赤っか。ここは、まるで北国の公園!

こんなふうに「冷たい」と「寒い」という形容詞を避けるだけで、文章は違ってくるものです。

「状況を書け」と言われても、なかなかピンときませんが、「形容詞を避けろ」と言われれば、頭が回転し始めます。

形容詞とは、物事の状態や性質が「どのようであるか」を表現する言葉。とても一般的で大雑把な言葉なのです。

「冷たい」にも種類があるし、まして「悲しい」なんて一言で簡単に片付けないでほしい。いろんな「悲しい」があるのだから。

形容詞は場面を止めてしまうことがあるので、使うときには慎重に。

 

最初の3行が勝負だ!

この技は、今回は使っていません。

そこまで時間をかけることができませんでしたので。あと3日もあれば、やってたかも(笑)

これは一度出来上がった文章を、時間を置いて推敲しながら、最後に力を入れる部分です。

超大事なのは、最初の3行!

読み手に対して、その先を読もうと思わせるのかどうか。勝負をかけるときは、ここです。

どのフレーズを最初に持ってくるのか。

作文は文の順番を入れ替える(構成を変える)だけで、見違えるような文章になることはよくあることです。

ですから、最後のフレーズを最初に移動してくることもあります。

夏休みの宿題問題。キリギリスからはアリは生まれない。生物学的真理だ。

2017年9月8日

 

ともたんとの思い出

「ばあばのおかげです。ありがとう!」

ともたんからは、そう言ってもらいました。

いやいや。お手伝いしただけ 。

そもそも感想文の書き方を習ってもいなかったのですから、誰かが教えないと、書けるわけがありません。

でも、書けるかどうかは、本人しだい。

ともたん、3時間、粘りました。

椅子から立ち上がらず、えんぴつをぎゅっと握りしめて、力強い筆圧で800文字を書き通しました。

「ともたん、最後まで粘ったよね」

わたしはわりとしつこいし、そもそも高学年向きの指導しか経験がないので、ともたんがついてくるのは大変だったと思います。

でも、あきらめなかった!

「ヘロヘロになったよね(笑)」

わたしもヘロヘロになりましたが、

ダイアモンド級の思い出になりました。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

ちなみに、わたしは作文や読書感想文で賞をもらったことは一度もありません(笑)

わたしの読書感想文らしい読書感想としては、こんなものがあります。

『おら おらで ひとり いぐも』わたしも一人で生きていくよっ!

2018年1月8日

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12 件のコメント

  • ともたん、入賞おめでとうございます!
    身内に指導するのって根気がいりますよね。まして、相手が孫だと甘えが生じたりしがち。りっつん先生は、やはりタダモノではなかった!粘ったんですねぇ。すごいです。エアコンが効いてるとはいえ暑い夏休みの宿題ラストスパートをやりとげた、ともたん、ほんとに頑張っだと思います。
    ばあばとの信頼関係があるからこそですね。ダイアモンド級の思い出、いつまでも輝きは失われませんね。最後ですから使います。ステキです!

    • まめぴよさん

      おはようございます。

      あの酷暑の中で、あのともたんに、読書感想文!?
      できれば、逃げたかった(笑)

      この経験で、ともたんという子の特性を知ることができました。
      担任の先生の目には見えないものが、見えましたよ。
      たまにはじっくりと付き合うのも悪くないです。
      とはいえ、まじで、ヘロヘロになりましたけど。
      自分で書く方が100倍楽ですよ。代筆したくなりましたよ(笑)

  • こんにちは。
    形容詞を使わない技、わたしも使ってみたいです!披露する場所はそんなにありませんが…
    とても生き生きした文章になりますね。大人にも通用するご指導だと思いました!

    • おしんさん

      おはようございます。
      形容詞を使わないというのは、ちょっとしたコツかもしれません。
      うれしいという四文字を、別な言葉に置き換えると、少し長くなりますし。
      言葉が動き出す感じがします。
      ぜひ、使ってみてくださいヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • りっつんさん、こんにちは。
    外の散歩が気持ちよい日和です。こういう日は、せっせと外へ出てビタミンDが定着するよう心がけます。

    ともちゃん、入賞おめでとうございます!
    ばあばのお陰かもしれませんけど、やっぱり本人の粘り勝ち。
    文才は、ばあば譲りでしょうか?

    お孫さんの成長がこれからも楽しみですね。

    • しばふねさん

      おはようございます。
      夏休み、みんなが見て見ぬふりして、最後に直面した課題でした(笑)
      実はとても粘りがある子だということが、分かりました。
      丁寧に説明すれば、ちゃんと理解するし。

      頭の中のことを吐き出す方法を教えてあげればいいだけ。
      かっこつけずに、素直に綴れば、いいだけ。
      文を綴る才能はみんなにあるはず。
      と、思うのですけど。
      みんな、どこかで嫌いになっちゃうのは、教育のせい?

  • りっつんさん、さすがです。
    ブログを読ませていただいてるだけで、文章力がすばらしいと思ってますから。
    それに応えた、ともたんさんもすごい、DNAでしょうか。

    最初の3行が勝負だ!これって音楽にも共通してるんじゃないですか?
    最初の3小節くらい聴いて、聴きたいか聴きたくないか・・・(私の場合ですが)

    • puniさん

      おはようございます。

      お褒めいただいて、うれしいです。
      ありがとう!

      音楽も最初の3小節ですね!
      puniさんのおっしゃるとおり、
      それで、聴きたいか聴きたくないか、決まりますね。
      イントロがなじまないものは、だめかもしれません。

      クリスマスソングを聞くのも、あと数日。
      かけまくってます(笑)

  • はじめまして
    両学長のYouTubeからこちらのブログを知り、それからいつも拝見しています。
    私も最近、ブログを始めたのですが、なかなかうまくいかず悩んでいたところ、
    こちらの記事を読み、なるほど!ととても勉強になりました。
    形容詞を使わないというのは、簡単そうで難しく、でも効果絶大の方法ですね。

    • marieさん

      はじめまして。

      この技は息子たちが小中学生のときに、ふと思いついたものです。
      「楽しかったです」とか「面白かったです」
      これを使わないだけで、ワンランクアップするって。

      ブログを書いていて、形容詞を使いたくなるときがあります。
      そういう時はに、まず別な表現を考えてみることにしています。
      それだけで文字数が稼げることもあります。

      わかりやすいでしょヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • お孫ちゃん、
    入賞おめでとうございます♪
    苦手を乗り越えて掴んだ表彰は、値千金。
    大きな『資産』になりますね!

    作文の書き方なんて習った覚えありませんね。
    息をするように書いていたので(笑)
    教え方なんて想像もつきませんでした!
    姐さん、スゴイです。

    泥縄な我が家は年末進行のせいでコメントが追いつきません〜(>_<)

    • デイジーさん

      おはようございます。

      そうなの。苦難を乗り越えたのよ(笑)

      作文の時間って、書かされるだけで、
      何かためになることを習った覚えはないですよね。
      そういう時間こそ大事にすればいいのにって思います。
      きっと、子供はみんな、書けるはず。
      たまたまの白羽の矢がブスッと。
      結果なんてどうでもよかったと言いつつ、
      もらうと、かなりうれしいもんです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。