【介護問題】いざ鎌倉!桜満開の道を上り、義母を入院させる。

昨日、鎌倉へ行ってきました。

鎌倉山は桜が満開。遠い先に海が見えて、どこもかしこも美しい風景でした。

そんな風景とは関係なしに、失敗の許されない作戦を決行するために向かいました。

昼前に鎌倉駅に到着。

カフェにて息子と最後の打ち合わせをしました。

そして、いよいよ作戦決行の時。

念のために手配していた民間救急車と合流しました。

 

ひとり暮らしは無理

90歳になる義母にひとり暮らしがもう不可能と判断したのは2月の半ばのこと。

家の中はゴミ屋敷状態。食事もお菓子などで適当にすませているよう。風呂に入っている形跡もなし。短期記憶もかなり怪しい。

アラジンの丸ストーブをゴミの中で焚いているので、火事の危険性がある。

ここは大至急対策を考えなくてはということになりました。

もちろん同居は無理なので、選択肢は2つ。

  • 家にヘルパーさんに入ってもらう
  • 高齢者施設に入居

しかし、ここで大きな壁が立ちはだかりました。義母の性質が問題となりました。

地域包括センターの担当者さんからは、こう言われました。

  • 義母の家に入ってくれる事業所はひとつもなし
  • 高齢者施設も無理

まずは被害妄想と興奮性を少しでも抑えるために、入院が必要なのではないかと提案されました。

落ち着いたところで高齢者施設を探して入居させるしかない。

義母の生活を見て、わたしたちもその方法しかないと判断して、すぐに入院を希望する旨を伝えました。

 

ベッドの空を待つ

この1ヶ月ほど、目指す病院のベッドが空くのを待っていました。

そしてこの日なら受けられると、連絡をいただいたのが5日前。

都合のついた次男と向かうことになりました。長男はどうしても都合がつかず。

義母にとっての親族は孫である長男と次男。どちらかの同意とハンコがないと入院はさせられません。わたしは血のつながらない赤の他人なので、サインできないのです。

このへんは法律があるので、従うしかありません。

次男だけでも都合がついて、よかった。

さて、問題は義母の気持ちです。

もちろん、入院に同意など、するはずありません。

今まで病院にかかったことのないことが自慢であり、医療に対する不信感も半端ではないからです。

とにかく頑固なんてもんじゃありません。

自分の言い分が認められなければ、食ってかかるだけ。罵詈雑言もあり。相手が誰だろうと、気後れするということもなし。怖いものなどないのです。

そして思いのままに過ごしてきた90年。

まさか陰でこんなことが着々と画策されていたなんて、義母は夢にも思っていなかったでしょう。

 

作戦、決行

今回のこの入院、この日を逃すと次のチャンスがいつになるかわかりません。

病院もかなり融通してくれたようですし、これ以上、若い人たちの時間も使わせたくはありません。

絶対に無理やりにでも押し込むしかないと、強い意思を持って、念には念を入れた作戦を立てました。

そして決行。

現場にて、すったもんだの1時間。

病院に向けて2台の車が出発した時には、ひとまずホッとしました。

わたしにとっては想定の範囲内ではありましたが、最上ランクでした(笑)

ドラマに出てくるワンシーンのようなたいへんな騒ぎになってしまいましたが、なんとか入院させることができました。

わたしたちが妖怪と呼んでいるだけのことはあると、妙に感動しました。

90歳ということで、みなさんは油断していたのです。

まさか、そんな・・・と。

が、とても90歳とは思えない怪力&声量!

「健康そうだね」と担当の先生も苦笑っておられました。

すんなりいったら、義母じゃないよ。すんなり運ばれるような人なら、人間関係、ここまで壊れてないよ。

民間救急車からは追加料金の請求がありました。見積もり予算の倍の料金となりました(笑)

 

義母の家に戻って

行政からの提案だとはいえ、本当に本人の意思を確認せずに入院させていいのだろうかと、鬼嫁ではありますが、夜な夜な悩みました。

しかし入院させた後に、義母の家に戻って、改めて部屋の中を見渡して、これでよかったと確信しました。

もう人が住む場所ではなかったです。

行政の方々には本当に助けていただきました。

手助けがなければ、こんなにスムーズに入院させることは不可能でした。わたしたち3人も、それぞれできうる限りのことをしました。力を合わせないと無理でした。

行政の方々とこんなふうに関わるのは初めてでしたが、みなさん、本当に懸命に仕事をされています。感謝以外、思いつく言葉もありません。

火事の危険の去った義母の家ですが、次は気温が上がる前に、虫の館とならないように、急いでゴミを片付けなくてはなりません。これはもうプロに任せるしかないレベルです。

市役所からの手紙を受け取ったのが1月の半ば。

昨年12月には同じ内容の手紙を実の娘に送ったそうですが、“手紙の受け取り拒否”をされたということで、次なる親族である息子たちに役目が回ってきたのでした。

あれから2ヶ月。

とりあえず、1歩前進です。

義母から学ばせてもらったことは、たくさんあります。

【介護問題】90歳の義母の生活をどうする?いざ鎌倉へ!

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2022年3月8日

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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16 件のコメント

  • りっつんさん、お疲れさまでした(T_T)/~~~

    もしかして、ご近所中を巻き込む大騒動??

    想像ばかりが膨らみます。

    それにしても、実の娘さんはどうなっているんだ?

    誰かがやらなきゃならないことなのに、それを娘がしないなんて、お義母様恐るべし(@_@。

    まだまだこの先の片付けや処分を考えると気が滅入ることでしょうが、どうか、無理をなさらず、息抜きしながら乗り越えて下さいませ。

    人間みんな持ちつ持たれつ、穏やかに暮らしていきたいものです(*´ω`)

    • えみんちょさん

      こんばんは。

      大騒動まではいきませんでしたが、
      なかなか大変でした。
      親子間でなにがあったのか、それもまったくわかりません。
      いずれ分かるのかなあ。
      義理の妹に聞いてみたい気もします。

      穏やかに暮らすこと。
      これがサイコーですよヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • こんにちは。
    いつもりっつんさんのブログを拝読させて頂いております。

    いやはや、猛烈な姑さんですね。
    その姑さんと離婚せずに、添い遂げた舅さんが凄いとまず思います。

    私は気が弱い所があり、他人と揉める位ならこちらが折れるという人生を60数年生きてきました。
    なので、真似はしたくはありませんが、姑さんの様に、超我が道を行く。。。あっぱれと感心したりしてしまいます。

    ですが、それに付き合わなければならない親族はたまったものではありませんね。
    昔私が住んでいましたご近所さんに、似たようなお爺ちゃんがいました(りっつんさんの姑さん程は強烈ではありませんでしたが)
    あのような人間にはなりたくないと、良き反面教師になりました。

    今70代に向かい、体も若い時の様には元気溌剌とはいかず、ガタが来るのをごまかしごまかし生きています。
    老いるのは生物の宿命ですが、何か悲しいな~と、体調が優れない時に思ったりします。
    ですが、良いお婆ちゃんを目指して頑張りたいと思う今日この頃です。

    一人で元気に頑張っておられるりっつんさんのブログを見て、いつも勇気を頂いています。

    • マッキーさん

      こんばんは。
      いつも読んでくれて、ありがとうございます。

      義理の父もかなり苦労していました。
      折れないという歩き方をしていても、
      いつかは義母のように、思い通りには行かなくなる。
      そしてとんでもなく辛い目に遭うことになるのです。

      めっちゃ機嫌のいいおばあちゃんになりたいと、しみじみ思っています。

  • りっつんさん
    おはようございます。鎌倉遠征お疲れさまでした。
    義母さんの妖怪ぶり、凄まじいのでしょうね。
    我が家の義父も語り草になる事件?が数々ありました。
    浮浪者を家に泊め、夫が咎めると、『俺の友達だ!』と仁王立ちで激高!(笑)
    自転車で走行中、警察官に呼び止められると、警察官の自転車の鍵を抜き取り逃走!(汗)
    夫と口論すると、『息子に暴力ふるわれる!』と派出所の警察官を連れてくる。等々

    11年前に無事89歳で永眠いたしました(介護中も諸々事件が)。
    今となっては、笑い話となりましたが、進行中の時はどれだけ悩まされ、ストレスだったか。そして、気づきも沢山の置き土産でしたが。
    進行中のりっつんさんご家族の心中をお察しいたします。
    そして、通過点です。通りすぎるだけ。
    筋肉痛がはやく癒えることを祈ってます。

    機嫌の良い婆♡で過ごしたいものです✌

    • じんじゅさん

      おはようございます。
      いや〜手強いばあさんでした(笑)
      それにしても、鎌倉は本当に道路事情がヤバいです。
      1キロほどの道なのに、30分もかかるのです。
      一方通行ばかりで、最短距離を進めない。
      住むのには不便な町だなあって思ってしまいました。
      イメージはいいのにね。

      これから、あとどれくらいの数のエピソードを残してくれるのでしょうか。
      流れに任せるだけですねヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • お疲れ様でございます。
    たいへんでしたね。
    行政の方が実際的なご提案とサポートをしてくださるのはたいへん心強いことですね。どうかこの後もうまく運びますように。
    脳の機能的な問題であれば
    私自身もそうなるかもと身につまされ…(涙目) いろいろ心しておくつもりですが。
    陰陽師系としては『命式』(≒人生の設計図)を知りたくなるところですが、私は解読はできなかったのだった(≧∀≦)
    …それにしても、掛かりは姑さまの懐で賄えるのですよね?? お掃除も?

    ところで「思い込んだらひと口食べたい」が私にも伝播しております(笑)。
    回転焼き!
    私の郷里では回転まんじゅうとも呼んでいました。
    蜂楽饅頭(ほうらくまんじゅう)というのが郷里の方面ではチェーン展開しており行列店でした。残念ながら全国区ではないです。
    蜂とついている通り蜂蜜入りの餡で、黒と白。私は断然白派です。
    関東に出てきてから食べた回転焼きに心底ガッカリして、帰省したときのみ食べると決めました、30年前(笑)。
    ここ2年以上帰っていません。
    今姐さんの記事でその名を知った御座候を味わってみたい気持ちになっています。
    最寄りの店を検索してしまいました(照れ)。

    • デイジーさん

      おはようこざいます。
      役所の方、病院の皆さん、
      などなど皆さんの手を借りての入院です。
      そういう意味では、ついてる人なのかもしれません。
      脳の気質的な問題は、薬で解決できる部分もあるようです。
      これも早めの対処がいいのかなあ。よくわかりませんが。

      命式なるものがあるのですね。
      ちょっと興味あります。

      御座候の白あん、うまいですよ。
      ちなみに、冷凍保存のときには、
      白あん黒あん、それぞれ半分こにして、1個にして、くっつけて保存。
      半分づつ違う味が味わえたほうがいいかなって。
      で、このアイデア、褒められてます(笑)

  • 作戦決行、任務終了お疲れ様でした。
    りっつんさんも、次男さんも大変な一日でしたね。義理母さま、まだまだ生命力ハンパなさそうです。その生き様は、朝ドラモデルにでもなりそう…。鎌倉のお宅から出すことができたら、あとは、もうなるようになっていきますよ。今まで好きに生きてこられて、じゅうぶん幸せな方です。
    お家の片付けが大変そうですが、お金で解決した方が早いでしょうね。
    それにしても、りっつんさんは、優しい息子さんが二人もいて羨ましいです。
    頑張って育てた甲斐がありましたね。
    お疲れが長引きませんように…

    • まめぴよさん

      あのドタバタ事態を若い人たちは予測できなかったでしょう。
      ああいう事態にもあんまり驚かなかった自分。
      年の功だなぁって思いました(笑)

      息子たち、優しいというか、
      責任感はあるようです。
      自分たちがここにいるのは、
      この人がいたおかげ。
      それだけは心に置いてあるようです。

      やっと筋肉痛、とれました(笑)

  • りっつんさん!こんばんは。お義母様のご先祖様が、りっつんさんの頭をナデナデして
    よくやってくれたねえ、えらかったねえ、ありがとうねえと言われている様子が目に浮かびます。
    お義母様は、新しい場所での生活で、ほっとされ、安心して暮らされると思います。
    (スタイルはどうあれ)
    とはいえ誰もやりたくないことを引き受けるのは、どんなにか気苦労が多かったことと思います。
    本当にお疲れさまでした。若輩者の私ですがヨシヨシしてあげたいです!!
    今こそ自分に大きなご褒美を!!

    • しおさん

      おはようございます。
      そっか。
      ご先祖さまに褒められていると思ったら、嬉しいです。
      どう考えても、今までの暮らしよりは快適だと思います。
      好きな暮らしかどうかは別として(笑)

      本当にやりたくなかったです。
      でも、やるしかないと、息子たちと腹をくくりました。
      いろんな人たちに迷惑をかけていたからです。
      義母のためというより、それが大きかったです。

      ごぼうび、探します!

  • 師匠!ご無沙汰しております(((o(*゚▽゚*)o)))
    実の娘さんが居ながら、苦労してお義母さんの面倒を見るところが、人としての情の深さを感じます☺️
    うちは義理の両親は夫より前に亡くなってますが、傍若無人に振る舞う躁鬱病を患っている義姉がいます(*_*)
    幸い私の所まで魔の手が忍び寄る事は今のところありませんが、実家の両親も苦手なのでホント他人事じゃないです自分は家族に迷惑掛けたくないけど、こればっかりは神のみぞ知るパターンもありますよね

    • rubyさん

      こんばんは!

      突然、何が降りかかってくるか、わからないものです。
      まさか、こんな展開になろうとは。
      しかし、こうなったら、あまり深刻には考えないことにしました。
      なんとかなるさ〜
      精神の病は本人のせいではないだけに、
      どこまでが性格で、どこからが病気なのか、
      戸惑ってしまうものです。
      家族に迷惑をかけるかどうかなんて、
      本当に神のみぞ知るです。

  • りっつんさんはじめまして。
    時々拝読しております。
    いつも心の調子を整える大切さを
    学ばせていただいております♪
    私も秋田〜宮城の出身なので、
    その記事のときはさらに楽しく
    読ませて頂いてます。

    お義母様の一件お疲れさまでした。
    私の夫の母は、三年前に他界し、
    住まいも遠方でしたが、
    それでも色々ありましたから、
    人生の大先輩であるりっつんさんの胸の内、本当にお察しします。

    どうか、リラックスとごほうびで癒されてくださいませ。

    そしてわたしも、
    良き想いでとともに、自分は
    ああならないようにしたいものだ、
    などと、
    今でも時々思い出します。

    • オレンジさん

      はじめまして。
      コメント、ありがとうございます。
      心の調子を整えるのも、だいぶコツを掴みました。
      長い時間がかかりましたけれど。
      おお!秋田、宮城ですか。東北人ですね。
      これからもよろしく(笑)

      義母の件も、なんとか進んでいます。
      役所へ出す書類などに、
      わたしとの関係をどう書けばいいのか、毎度悩んでいます。
      先日は「嫁」と書いてみたら、通ってしまって驚きました。
      「嫁」というのは続柄ではないのに。関係は他人ですよね(笑)

      ごぼうび、忘れてました。
      そりゃ、用意しとかないとねヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。