10年働き続けてくれた愛自転車をメンテナンス。

午後1時半に予約していた「ヘアカラー」。

その前に買い物をしようとちょっと早めに家を出ることにしました。

自転車をこぎ始めて、100メートルほど行ったところで、事件は起きました。

 

タイヤが破裂?

バーン!

ものすごく大きな破裂音。あまりの音に鳥肌が立つほどでした。

何、何が起きたの!?

とっさには事態が理解できず。

冷静になれと言い聞かせながら、考える。いやいや。考えるまでもなく、その音は紛れもなく自転車からの音。

降りて見てみると、後輪のタイヤがぺしゃんこに。

こりゃ、パンクだな。

自転車を引きずるようにして、帰宅するしかありません。

帰宅して確認すると、タイヤが大きく裂けています。タイヤが薄くなって、破裂?

あれはタイヤが破裂した音だったのね。こんなこと、人生、初!

とりあえずカラーの予約時間に間に合うように、バスで向かうことに。

いつもは予約時間の30分前に出るのだけど、この日は少し早めに出たので慌てずにすみました。

また、もっと進んだ地点でこんなことになっていたら、行くか戻るか迷ったはず。

トラブルの瞬間は「今日はついてない」と思ったけれど、

実は、もしかして、運がよかったのかもしれませんね。

 

タイヤの交換

自転車に貼られていたシールを確認すると、購入したのは2010年。

赤い色とデザインに一目惚れして購入したことを思い出しました。

車がないので、生活の相棒として、ないと困るんです。陰ながらわたしを支えてくれる自転車。

なんと、一度もパンクしたことがありませんでした。

さすが、ブリジストン!

あまりに調子がいいので、いつの間にか、自転車のメンテナンスが必要なんてことも忘れてました。

改めて見てみると、

  • タイヤは相当すり減り、ツルツル。
  • サドルも劣化して表面が擦り切れ、ボソボソ。
  • ベルも錆びて鳴らない。

新しい自転車にしようとは一瞬たりとも思いませんでした。だって、大好きなんですもん。

持ち込んだ自転車屋さんは、この町の自転車の老舗店。購入した店です。

店主のおじいさんは80近くになっているのかも。

最高級のタイヤ(笑)をつけてもらうことにしました。

タイヤに空気を十分に入れない状況下で起こる“低空気圧走行”に強い仕様になっているタイヤ。パンクにも強いそうです。

そしてサドルとベルも交換することにしました。

メンテナンスには3時間くらいかかるということで、代用自転車を貸してくれました。

メンテナンス費用は15000円。

おばあさんにいただいたネギを前かごに入れて、ニコニコ顔のおじいさんに送られて、新たな出発です。

「また10年、乗れますよ!」

そう言われたけれど、10年後のわたしは73歳。

果たして、ちゃんと漕げるんだろうか、乗れるんだろうか。

老いていく、これからの10年を思いました。

 

10年を振り返る

2010年といえば、初孫のゆっちゃんが生まれた年。

子どもが生まれることで、嫁は休職することになり、諸般の事情から都内からこの町に引っ越してきた長男夫婦。犬のレオも一緒でした。

夏の終わりに越してきて、9月にはゆっちゃんが誕生。

ゆっちゃんをお風呂に入れるために、毎日張り切って漕いで通ったのが、つい昨日のことのようです。

そして、それから半年後の翌年の春の大震災。

地震直後に自転車を飛ばして、アパートに駆けつけました。道路が盛り上がって裂けていたり、塀が崩れているところを避けながら、急ぎました。

部屋に飛び込んでいくと、ベッドの上でレオが震えていました。

急いでこの自転車に荷物を積んで、嫁とゆっちゃとレオを連れて戻りました。

数日後の我が家には、長男夫婦だけではなく、両親と叔父夫婦もいました。

両親はたまたま我が家に滞在中で、仙台に帰れず。

叔父夫婦はイスタンブールに旅行中に地震が発生。

乗り継ぎながら成田までは帰れたけれど、自宅のある宮城県大崎市まで帰ることができず、我が家に身を寄せることに。

大人が7人に赤ん坊が1人。犬が1匹に猫が1匹。

1ヶ月ほどにわか避難所として、この家は活用されました。

食事担当は叔母。ずいぶん助けてもらいました。

あれから、10年。

父と叔父とレオはあちらの世界へ行ってしまいました。

あんなに元気だった叔母も、脳梗塞を患い介護が必要な身になっています。

そして、ともたんとたっくんがこの世に現れてきました。

タイヤが擦り切れるまでの10年という年月は、そういう長さだったのです。

これからの10年。

少しずつの変化を積み上げながら、時間は一瞬たりとも止まることなく進んでいくのでしょうね。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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12 件のコメント

  • りっつんさん おはようございます

    赤い自転車可愛いですね。
    10年後もきっと元気に乗れますよ。

    同じ3年でも5年でも、色んなことがあったはずな
    のに、年々変化の幅が狭くなってきましたね。
    もう激動の10年なんてないでしょうか。
    あと10年は気力も体力もあると思うので、何かな
    いかと期待してるんですけど(笑)

    • 相棒さん

      こんばんは。

      10年を6回以上も繰り返しているんですね。
      激動の10年は、やはり20代なのかなあ。
      一番大きな変化がありました。

      これからの10年。
      もう少し、何かやれそうですね。
      求めれば、きっと与えられる!

  • 時間だけは、一瞬たりとも止まらずに進む。そうですよね。
    その時間に乗り遅れないように毎日必死で生きています。
    大震災のあった10年前の秋に叔母が亡くなりました。
    両親亡き後、ずっと私のことを気にかけてくれた人。
    寂しさはもちろんありますが、人って、役目が終わると消えていくんだなと思います。
    私も役目が終われば一瞬で消えるでしょう。生死は一瞬。
    考えても仕方のないことは、考えないことにしています。

    • しばふねさん

      こんばんは

      人には役目がある。
      私もそう思うことがあります。
      とすれば、ずっと役目を与えていたら、消えずにいてくれるかも。
      そんな希望を込めて、大事な人たちを見つめていたいです。

      生死は一瞬。
      本当に、一瞬のことなんですよね。不思議だけど。

  • 赤い自転車のりっつん号、まだまだ働いてくれそうですね。またまた我が身と重ねてしまいました。自転車って自分の歴史とリンクしますよね。物言わぬ相棒のような、うまく言えませんが沢山助けてもらっています。頑張ってあと10年乗ってくださいね。お互い転倒とかに気をつけましょう。

    • まめぴよさん

      こんばんは。
      この自転車でも、盛大に転倒したことあります。
      本当に気をつけなくちゃ!です。
      転倒理由は「ハト」に気をとられたから。
      運転中は鳥は見ない!
      ちゃんと止めてから!(笑)

  • お久しぶりです。
    10年の移り変わりをテンポの良い文章で一気に読ませていただきました。我が家は夫婦でチャリンコ愛好者。車は毎週生協での買い出しのためと実家に帰るとき位しか乗らない。そろそろ老後生活突入だしこれなら車いらないかな位の生活でした。処が5年と4ヶ月前に状況が一変、3歳の時から全く別の人生を歩んできた軽い認知が入り再び未亡人となった母を近くのケアホームに引き取る事に、、、。23歳で未亡人となり3歳と1歳の娘たちを嫁ぎ先に置いて行かざるを得なかった苦労人の最晩年をほっておけなかった、と言うのが引き取りを決意した理由。母はそれを拒否しましたが本心は知っていたので強行しました。彼女中心の生活の為には車は必需品。病院、買い物、洗濯に毎週日曜日は我が家に連れて帰りゆったり過ごしてもらい、やっとお互いの生活リズムが落ち着いて来た所で、1月12日「もう十分」とばかりに「スッ」とあの世へ旅立ちました。しみじみあの人この人の人生を思う今日この頃です。

    • かめこさん

      こんばんは

      心温まるお話、ありがとう。
      23歳で未亡人になられたお母さま。
      たくさんの苦労されたことと思います。
      でも最後にちゃんと世話をしてくれる娘がいて、
      きっと、安心して旅立ったはず。
      もう十分と思った時に、人は旅立つものなのでしょうか。
      最期のときを共に過ごせてよかったですね。

  • りっつん様
    こんにちは。
    ご執筆された本を、両学長さんが素晴らしいと言うため買って読んでいます。
    素晴らしいです。一言一言心に響きます。

    自分はあまり物を持たないのですが、この本は宝です。自分の人生の節々できっとこの本を読んで、あらゆる人生の選択や歩みの糧にして行きます。

    感謝します。

    • 井上さん

      こんばんは。
      本のご購入、ありがとうございます。
      宝なんて言っていただくと、
      気恥ずかしい限りですが、とても光栄です。

      これからもどうぞ遊びにきてくださいね。

  • はじまして
    まるとんです。

    自転車も長いこと乗ってると仲間のようになって来ますね。
    25年目の通学通勤用の黒い自転車に乗ってます。
    往復15キロの通勤で酷使したかと思えば、何年も乗らずに駐輪場でホコリまみれに。
    20年目頃にあちこち調子悪くなって、処分しようと駐輪場から自転車を引き出すとなん枚もの駐輪許可のシールがチラリチラリ。そういえば盗難からも生還したよな。
    6回も引っ越していた印を眺めると同志のような気がして来て、とことん乗ってやるぜと自力で整備しました。
    タイヤ、全ワイヤー、ブレーキ、スポークを交換、そしてチューブは空気の抜けにくい車と同じタイプのバルブに交換。専用の工具も揃えたので安いチャイナ製なら買えたかも。
    さすがはブリヂストン、消耗するところ以外は全く問題なしでした。
    それから数年して自動ライトとサドルを交換、まだまだいけそう。
    そしてまた引越し、今度は戸建てなので自作の駐輪許可証を貼ってやりました。
    この自転車と同い年の飼い猫が数年前まで生きていた頃、どっちも長寿だよねと家族で話していたことを思い出しました。

    • まるとんさん

      初めまして!
      コメント、ありがとうございます。
      自転車って、長く乗っていると、
      身体の一部みたいになってきますよね。
      自力で整備とは、すごいです。
      きっと自転車さんも喜んでいることでしょう。
      わたしには自転車の構造が全然わかりませんけれど。
      この自転車に乗って、ブリジストンってすごいだと思いました。
      一度もパンクしなかった実績は大きいです。
      うちはニャンのほうが、自転車の2倍も生きています。(=^ェ^=)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    りっつん

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。