早梅雨の晴れ間。布団干しとアルバム『MOON GROW』と。

日頃、ベッド生活をしているので、そんなに気にしていなかったけれど、ここのところの布団生活で、晴れ間が恋し〜い。

今日も布団が干せるといいのだけど。

 

布団干しの日々

布団はフカフカしているに限る!

4人で暮らしていたときには、布団を並べて暮らしていました。

汗っかきの息子たち。だから、雨が降らないかぎりは、布団を干す。

我が家のベランダには、いつも所狭しと、布団が干されていました。

布団は敷いてあるか、ベランダに干されているもの。押入れは不要でした。

4人分から3人分に減っても、布団干しは続きました。毎日の仕事の1つ。

あれから、時は流れ、我が家のベランダに布団が干されるのは、まれな光景となりました。

息子たちが家を出るころに、わたしはベッドの生活に変えたから。自分のために何かしたかった。

まずは寝ることを大事にしようと、シモンズのダブルクッションのセミダブルのベッドを購入。

以来、布団干しは、遠くになりにけり。ベッド生活、バンザイ!

 

家族が見える

きのうは昼近くになって、湿気も減って、布団が干せる空気になりました。

晴れ間に散歩をしていたら、よそのお宅のベランダが気になりました。

みんな、布団、干してるねっ!

何枚もの布団が元気よく干されていたり、2枚の布団が仲良く干されていたり。

家族の風景が見えてきます。

もしかすると、以前だったら、うらやましいなあと思っていたのかもしれません。

いや。絶対に思っていた(笑)

今ではご夫婦で買い物をしている人たちを見ても、なんとも思わなくなったけれど、以前は、本当にうらやましかったですから。

だけど、いま、まったく、何も感じなくなっていることを再確認。

“布団、気持ち良さそうだなあ〜”

どちらかというと、布団の気分になって、眺めています。

誰かのために、夢中で暮らした日々があったことも、そんな日があったなあと思うだけ。

もう一度家族のために、毎日布団を干したいのかと言われれば、それはもう遠慮したい(笑)

 

何にもこだわりたくない

山下達郎さんのアルバム『MOON GROW』の中の「夜の翼」という曲が突然頭の中で鳴り出して、びっくりしました。

本当に頭の中って、どうなってるんだろうと思います。何かのきっかけがあったとも思えないのに、突然に鳴り出す。

鳴り出したら、そりゃ、もう、聞かないではいられません。いますぐ、聞かせて!

急いでCDを探すのだけど、ぐちゃぐちゃになっていて、大騒動(笑)

やっと見つけて、ずっとかけっぱなしの『MOON GROW』。

あのアルバムを一番最初に聞いたのは、10年くらい前のこと。

アルバムを聞いていたら、あの頃のことが、ぱーっと蘇ってきました。メロディが画像とか香りを連れてきてくれました。

家族を卒業したばかりで、寂しさもあったはずなのに、新しい暮らしがとても楽しかった、あのころ。

ヒリヒリした寂しさと、ウキウキする心とが入り混じって、なんだかとても刺激的で。

だけど、布団干し真っ盛りのころのわたしも、『MOON GROW』を初めて聞いたころのわたしも、今はもうどこにも見当たりません。

上書きを繰り返して、今のわたしになってしまいました。

どこにも、本当の自分なんていないのです。人は常に変化し続けていて、だから、自分というものにこだわるのも、あんまりしたくない。

どんどん変化してみたい。

 

琵琶はギター?

こんなことを考えていると、ふと思うのは、鴨長明さんのこと。

琵琶をつま弾きながら、長明さんは何を思っていたのかなあ。

元祖ミニマリストが最後まで手放さなかった音楽。

琵琶なんていうと、すごく遠い世界に思えるけれど、いまなら、さしずめギターといったところでしょうか。そう思うと、とても身近。

やってることや、感じていることは、今となにも変わらないのかも。道具が変わっただけ。

音楽には、何か不思議な力があって、時代や地域が違っても、根底に流れているものは同じなのでしょう。

長明さんは「方丈記」ゆえに、偉大な人として捉えられがちだけど、たぶんごく普通の人だったのかもしれません。

普通の人というのも変な言い方ですね。想像できないような思考の人でもないという意味です。

長明さんはあの世に行ったら、ぜひ会ってみたい人の1人です。夫よりも会ってみたいといったら、怒られるかしら(笑)

あの世に行ったら、いろんな人に出会えるんじゃないかと、それはそれで楽しみにしています。

ああ、心に刺さる音楽があってよかった!

そうそう。探すついでに、夏に向けてアルバムの整理をしました。聞きたい音楽はいつもサッと取り出せる体制を整えました( ̄^ ̄)ゞ

それにしても、「音」という目には見えないものを残したいと考えた天才先人たちに感謝です!


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ABOUTこの記事をかいた人

りっつん

1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。