「いらないよ」と息子が言ったモノ。

息子が仕事を終えて、やってきました。

猫に会いにわざわざ、家まで足を伸ばしてくれました。短い足なのに、伸ばしてくれました。

ほんの1時間ほどの滞在でしたが、愛猫との再会は、感動的なものでした。

 

感動的な再会シーン

ともたんを嫌っている猫さん。ともたんというよりは、子どもが嫌いなんですね。

なので、おとといの午後にともたんの気配を感じてから、2階の(以前は長男の部屋だった)納戸の隅に潜んでいました。

長男がやってきたので、猫の居場所を伝えると、

「では、会ってくる」by 足の長い長男

すると、かすかにニャアニャアという声。

「自分から、出てきたで!」

長男に会いたかったのでしょうか。声と気配を感じて、隠れていた所から階段付近まで出てきたというのです。

一回り小さくなった猫さんです。毛でふっくらと見えますが、ガリガリです。もう3キロもないかもしれません。

1週間前は、危篤状態。次男は心配して二度ほど来てくれました。先週半ばには2人で覚悟を決めて、いろいろと準備しました。

近くに住んでいる次男には会うことができましたが、もう長男に会うことは難しいだろうと思っていました。

ところが、何が起きたのか、よく分かりませんが、こんな状態まで回復。

この猫がうちに迷い込んできた時、長男は高校3年生でした。9月初旬でしたので、長男は大学受験を控えて、猛勉強中。

勉強する息子をいつも見守っていたのは、この猫でした。

わたしの記憶に残っているのは、机に向かっている息子の背中と、その姿を棚の上から見つめている猫の姿。

息子が大学に合格するまで、そんな生活が続きました。もしかすると、長男が第一志望に合格したのは、この猫のおかげだったのかも。

ああ、会えてよかった。もしかして、待ってたの?

1人と1匹は、昔の部屋に移動して、30分ほど静かに語らったようです。

 

いらないモノ

あれから19年。

高校生だった息子は9年間の大学生活を経て、立派な太鼓腹の研究者になりました。

30分ほど触れ合って、2階から降りてきた息子。

「そろそろ、帰る」

この30分のために、1時間以上もかけて、わざわざ遠回りして、ここまで来てくれたのです。

せっかく来てくれたのだからと、ほんのり母心&猫心。

「わたしに会いに来たのよ。アレ、出してやって。」by 猫仙人

そうだね。

今回の関東出張の息子の交通費は、どこからか出ているのだろうけど、ともたんの交通費は自己負担しているはず。

切符の6410円という数字を見てしまったせいもある。

それくらいなら、ま、出したろか。

で、7000円を封筒に入れて、息子に差し出すことにした。すると・・・

「いや。いらないよ」

きっぱりとした声。

しかし、迷いなく封筒からお金を出して、自分の財布に入れている長男。

ん?

「この封筒、いらないから」

博士課程入学と同時に結婚した長男。1年半後にはゆっちゃんが生まれ、金銭的にはなかなか厳しかったようです。

わたしは、あの頃のことが染み付いていて、いつまでたっても、長男は貧乏なような気がしてしまうのです(笑)

「兄貴は、けっこう稼いでるぞ」by次男

そう言われても・・・ついつい。

「支援は、一切拒まない!」

長男の辞書には遠慮という文字がなかったことを忘れてました。

それにしても、息子たちが会いに来てくれるとは、この猫、本当に幸せもんです。


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2 件のコメント

  • りっつんさん、さん、おはようございます。

    関西支店さんのリアクション、大好きです。
    私にも息子がいたらなあ。
    婿さんは、よそ様の預かりものみたいなので・・・。

    • しばふねさん

      おはようございます。
      あのブログを見た次男が、
      「封筒拒む兄貴、かっこいい!」と兄を褒めたら、
      「資源は有限だからな」と威張っていたらしいです。
      よくわからない兄弟です(笑)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    りっつん

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。