科学者のお宅にいて、思うこと。

ここに暮らしてひと月あまり。

毎日、それはそれは、いろんなことが起きている。

突然ですが、関西支店に来ています

2021年7月19日

 

ポケカラの夜

昨晩8時過ぎ。

孫娘たちの「pokekara(ポケカラ)」に付き合っていた婆。いや、付き合わされていたというのが正しい表現。

「pokekara」という単語もここにきて新規登録したもののひとつだ。

スマホで歌えるカラオケ(だからポケットカラオケってことか)で、歌を評価してくれて点数までついてくる仕組み。

ちなみにこの家では、親のお古のスマホをwifiで繋いで子供たちが使えるようにしている。家の中限定で。

こりゃ、なかなか面白いじゃん。

埼玉に帰ったら、M婆さんとチャレンジしてみよう。

スマホをマイク代わりに小学生の2人が歌うのは、早いリズムの歌ばかり。

なんでも”yoasobi”とかいう人たちの歌らしい。

この名前のシンガーも初めて知った。

令和の小学生の定番ソングに「犬のおまわりさん」とか「トトロ」の歌をなんかを期待してはいけない。

『怪物』とかいう、タイトルからは連想できない内容の歌詞をリズムを刻みながら、歌っている。

音楽といえば、現在、孫娘Bとはピアノでも遊んでいる。

コードで伴奏をつけて連弾ふうにして楽しんでいる。

そんなこともあり、孫娘Bに歌唱指導していたところ、本気になりすぎて喉が乾いた。

 

鋭い視線の先

さて、ここからが本日の本題。

お茶でも飲もうと、リビングにノックしないで入ったら、するどい視線を向けられた。

「ノックしてよ」

視線の先に巨大な物体あり。不思議な形の生き物だった。

まるで宮崎駿さんの映画に出てくるの巨大な虫みたいな物体?

それが、なんと、しゃべってるのよ、日本語を!

よく見ると、この家に住むボスとサブボスだった。

ひっついていたので、巨大化して見えただけ。体重を足したら、かなり巨大な生き物ではある。

だが、そんな光景、別に驚きもしない。見慣れているから。

朝に限らず夜に限らず、あたりかまわず、繰り広げられている光景だから。

そもそも、リビングに入るのに、ノックはしないのがルール。だけど、開けたらちゃんと閉めよう。冷房中だからね。

「プレッシャーでつらい」

ひっつきながら、そんな弱音を吐いて、夫は妻の同情をもらおうとしていたらしい。

どう見ても、プレッシャーと戦っているようには見えないけどなあ。

息子は日常生活を普通に営むということが、難しいタイプ。簡単に言うと変な人。本当に変な人。

 

研究者の頭の中

息子のことを科学者と呼んではいるけれど、科学者の息子とは暮らしたことがない。

暮らしていたのは大学4年生の時までなので、学生だった息子までしか知らない。

だから、科学者の頭の中がどういうものなのか、理解はできないし、いまさら理解したいとも思わない。

だから、息子のプレッシャーの話も別世界の話にしか聞こえない。ま、残念といえば残念だ。

「思考回路が全く違うんですよ」by 妻

科学者の妻は、こっそりと丁寧に説明してくれた。

一番のプレッシャーは研究結果の評価

つまり、大事なのは、何より、これ。

今出している論文の評価を待っているので、夫はその圧に押されそうになっているのだとか。

だから、どの場所にいたら一番研究が進むのか。それしか興味がないのだという。

研究にしか興味が無いのが研究者だと、そういえばどこかで読んだ本にも書いてあったなあ。

息子は近くにいても、どこか遠い人。

かつては親子だったけど、心配する気持ちもまったく湧いてこない。

自分でも不思議なくらいクールで不思議。むしろ明日の朝ごはんのことのほうがよほど心配だ。

本気で心配しているのは、妻だけ。

「元気でいてくれればいい」

 

理解者が必要

いよいよ現実的になってきた引っ越し。

研究室をひとつ丸ごと移動するのは大事業。

人を連れ、高価な精密機械を運ぶ。大金かけての大移動。これは、まあ人任せ、業者任せになるだから、大丈夫だろう。

わたしが心配しているのは、家族の移動である。

家族の大移動というと「大草原の小さな家」しか思いつかない、古い頭。

あのバンダナ父さんのように、馬車に鍋や釜や、不要なぬいぐるみまで乗せて、いくつもの大きな川を渡らなくてはいけない。

しかも息子はバンダナ父さんとは真逆なタイプ。住める家を見つけるのも大変なことだ。

馬車に乗るのは、うるさすぎる娘たちと、いぬ子。

どれくらいの水を積めばいいだろう。陸路で移動するとして、いったい何日かかるんだろう。ああ、なんて遠い道。

やめちまえ、そんな移動と、母は心の中で思ったりするけれど、妻にはどこへでも行く覚悟がてきている。

わたしには、研究者の妻はつとまらないだろうな。

研究者の陰には良き理解者がいる。

金より、地位より、研究したい。

そんな本能を理解してくれる人を嗅ぎ出して見つけるのは、また別の能力。

そんな能力が備わっていたことが、何よりもありがたかったなあと思っている。

娘たちは引っ越しを嫌がるでもなく、「あっそう」的に受けていれている。

孫2人への新居へのお祝いとして、婆は「食パンソファベッド」を贈ることを約束した。目玉焼きの布団もつけることにする。

いや。約束したというか、約束させられたというのが正しい言い方である。

それにしても、よくもまあ、ああいう不思議な物を見つけてくるもんだ。

ところで、1坪の大きさって、どのくらい?

2021年8月2日

科学者はまるで遊牧民のようである。

2018年3月5日

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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6 件のコメント

  • りっつんさん おはようございます

    いいお嫁さんですね、うらやましい。
    今の若い娘さんは実家べったりで(みんながみん
    なではないでしょうが)、転勤族はイヤ、東京は
    いいけど地方には付いていかない、自分は自分の
    親の面倒をみるから、あんたの親はあんたがみれ
    ばいいと言うみたいですよ(笑)

    • 相棒さん

      おはようございます。

      楽しい嫁なんですよ。
      昭和の家庭の匂いがしています(笑)
      いまはもっと自由なんでしょうかね。

  • 科学者のお宅の様子
    リズムがよくて内容も楽しく
    笑いながら拝読しました。

    山下達郎シアター・ライブ
    PERFORMANCE 1984-2012
    9/3〜9/12に配信です。
    ご存じでしょうか?
    以前のライブ配信のことを
    ブログで言及なさっていないので、
    何か故あってスルーなのかなーとも
    思っていたのですが…
    yoasibiを初めて知ったと読んで
    (そのくらい情報をシャットアウトという意味で)
    ひょっとすると
    ご存知ない可能性がないとは言えないと思い
    書いてみました。
    ウチの信者は映画館で視聴済みですが、
    “お布施”と思って再視聴の予定のようです。
    期間中何回見る(=払う)かは検討中(笑)。
    サックスの土岐さん始め←出逢われたサックス奏者のお師匠さん
    往年のメンバーも映ります。

    ↓一応リンクを貼ります
    https://eplus.jp/sf/detail/0039770003?P6=001&P1=0402&P59=1&utm_medium=email&utm_source=pmag&utm_campaign=P000000323&utm_content=P000000323_r

    • daisyさん

      こんばんは
      情報をありがとうございます。
      わたしも劇場で見てきました。
      何しろ、我が家のwifiがイマイチの環境なので、
      お布施を払っても見られるかどうか(笑)
      でも調べてみます!
      yoasibiって、有名なんですね。
      時代に取り残されてるわ〜(笑)

  • よき理解者がいる支店長さんは、幸せ者ですね。私が母なら、よくぞめぐりあってくれた!って感じです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。