突然泣きだした、ともたん。女心と涙の物語。

ともたんが、突然、泣きだしたと息子から聞きました。

ラボに行けない

ともたん

もう、パパのラボに行けないんだね

ある夜、こう言って、突然、ともたんが泣きだしたというのです。

父親が職場を変わって一か月あまり。いまごろになって、子供たちへの影響もじわじわでてきているようです。父親の職場が変わったことを、やっと理解したのか?

関西支店長

ともたんって、おもしろいなあ。そんなにあのラボが好きだったとは

バカっ!!

ラボなんか好きなわけないだろ!あんな無機質な所、おもしろいわけないだろっ!

 

父親、職場を変わる

この10月から息子は職場を変わりました。仕事の内容は変わりありません。相変わらず科学してます。研究者を息子に持って初めて知りましたが、研究者というものは、このように場所を変えて自分の研究を続けていくのが定めなのです。

会社勤めの転勤と違うのは、事前予測がまったく立たないということです。次にどこへ行くかの保証もないし、研究そのものを続けられるという保証もない。10年後の居場所など、まったく予想がつかないというのが研究者の現実なのです。日本国内にいるのかどうかさえも分からない。

今回の職場変えは、国内でしかも近距離だったので、嫁もわたしも胸を撫でおろしました。引っ越し作業が絡むと、実に大変なんです。国外だと大仕事です。今回は、幸いなことに初めて引っ越し作業なしの職場変更となりました。

さて、今まで勤務していた職場は、車で20分ほどのところにありました。と、いうより、4年前にまず職場が決まり、その職場の付近に住まいを探したというだけです。息子はアメリカの研究所のときにも、20分ほどのところに居を構えていました。

息子は休みの日でも、様子を見にふらりと研究所に行くことがありました。土曜日は嫁が仕事ということもあり、娘たちを車に乗せて連れて行ってたんですね。娘たちを研究所の庭で遊ばせておいて、確認作業を終えると、娘たちと3人で昼ごはんを食べたりしていました。

で、ほんの数回ですが、ともたんだけを連れていくということがあったようなのです。

ははあ~ん。

ともたんの涙のポイントはここだと、婆は考えました。

 

デート気分

やんちゃんなともたんも、パパと2人きりの時は、とてもいい子だったということを聞いたことがあります。

わたしの推測によると、ともたんにとってラボへのドライブは、パパと2人きりになれる、うれしい時間だったに違いありません。

二番目の子というのは、一番目の子に比べると、親を独占できる時間が圧倒的に少ない。

だから、ともたんにとって、ほんの数回のパパと2人きりのドライブデートは、本当に楽しかったに違いないのです。

父親の勤務場所が変わって、父親は帰宅時間も遅くなりました。それまで晩御飯は一緒に食べることも多かったのに、週末くらいしか一緒に食べることはできなくなりました。

ともたんは、この生活の変化にきっと戸惑っていると思います。そして、もうラボにはいけないことを幼い心ながらに実感したのでしょう。

「もうパパと、2人きりのドライブデートができないんだ」

まだうまく表現ができないともたん。

「ラボに行けなくて、悲しい」と表現したのでしょう。心の中の寂しさを思うと、婆の胸もキュンとしてしまいます。

 

ともたんへの対策

「そんなこととは夢にも思わなかった!」という息子。

婆の分析に驚嘆していた。いつもバカにしてるようだが、婆は本当はすごいんだ。<(`^´)>

わたしはともたんの涙に対する対策が必要だと考えました。

わたしが息子に伝授したのは「耳打ち作戦」です。

「なんでもいいから、ともたんに、こっそりと耳打ちせえ」

「2人の秘密だよ。今度の土曜日にコンビニに行こうね」とか、そんな程度でいいから。

パパを独占した気分が味わえること、間違いなし!

9月に「じじばば参観日」でわたしが幼稚園に参観に行った帰り道、ともたんと2人で秘密を作りました。2人でセブンでお菓子とパンを買って、公園で遊びながら食べただけなのですが、ともたんはとってもとってもうれしそうだったんです。

ともたんは何回も「ばあばと2人きりの秘密だね」って言ってました。

女って「秘密」が好きなんです。2人だけの秘密。ひゃっほ~。

2人だけの秘密を持つことは、なによりも大切なことなんです。女はその秘密によって相手との距離感を図っているのです。

余談ですが「ここだけの話・・・」という秘密とは違いますよ。「ここだけの話・・・」ほど世の中に拡散していく秘密の話はありませんからね(笑)

小さな秘密をパパと共有できたら、嬉しいんじゃないかな。ものすごく近しい間柄を実感できるんじゃないかな。

ともたんが望んでいるのは、ラボの空気でもなく、パパの運転技術でもなく、そういうことなんじゃないかと思うのです。

そうだよね、ともたん。

 

わたしも、たくさんの「ふたりっきり秘密」を作りたい。相手は限定しないよ~(笑)


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ABOUTこの記事をかいた人

りっつん

1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。