ところで、1坪の大きさって、どのくらい?

土地の大きさを表すのに“坪”という単位があります。

今日はそんな話です。

 

土地の価値

関西支店のみなさんが現在住んでいるのは、庭付きの一軒家。

5年前に購入したものです。

「住まいを購入した」というと、この地に定住する見込みがあってのことと思われがちですが、それはちょっと違います。

何しろ「ここが気に入った!」からと言って、長く住める保証のない科学者。

日本全国、いや、世界どこへでも、縁ができた場所に行くのが定め。

そんなテンテン族の息子は、親元を離れてから、すでに6回ほど転居をしています。

博士号を取得するとすぐに渡米し、そして帰国後に最初に住んだのは関西の駅近の3LDKのファミリー向けのマンション。

それなりの広さがありましたが、娘たちが大きくなるにつれ、手狭になってきました。

とにかく元気のいい娘たち。

そこで、一戸建てへの引っ越しを考える。もちろん、賃貸物件希望です。

ところが、やんちゃな娘が2人もいる家族に適した賃貸物件が見つからない。なかなか貸してくれる人がいない。一戸建ての賃貸の難しさを知りました。

そこで不動産屋さんのアドバイス(セールスとも言う)もあり、中古物件も視野に入れることになりました。

買うとなると「いずれ売れる物件」でなくてはなりません。ここは慎重に、計算の得意な次男も登場してきて検討開始。

借りるだけなら気にすべきポイントではないけれど、買ったり売ったりしなくてはならないので、土地の大きさは重要ポイントです。

 

嫁の”つぼ”

前置きが長くなりました。

そんなわけで、5年前の夏の終わり。

駅近のマンションの1室で「つぼ」という言葉が飛び交うことになったのです。

あの土地は50坪で向きがどうだとか、こちらは70坪で日当たりはどうだとか。

そんな話をしていたら、なんだか嫁の言葉に引っかかりました。

関西支店長秘書
大した広さじゃないよね、70つぼ
関西支店長
いやいや、けっこう広いよ
関西支店長秘書
だって、たったの70つぼだよ

70坪の土地を狭いと言い張る嫁。君はどんな豪邸を望んでいるんだ?

でも、なんか本気で心配しているふうなのである。しかも、もともと豪邸志向であるはずはないのない嫁。

違和感が漂う部屋の中。

どうにもこうにも、腑に落ちない顔をしている嫁に向かって、はたと気づいたように息子が言った。

関西支店長
70坪ってどれくらいの広さ?

すると、嫁はおもむろに椅子から立ち上がった。

両手を広げる。

関西支店長秘書
これくらいの壺が70個でしょ

(@ ̄ρ ̄@)

嫁の言っているは、なんとだった!

こりゃ、どうやったって話が噛み合うはずがない。

関西支店長
1壺の大きさは?

息子が必死に笑いを堪えながら、ごく当然のように話を進めているのが伝わってくる。わたしも素知らぬ顔で笑いを堪える。

さあ、どう出るんだ、嫁!

関西支店長秘書
たぶん、こんくらい

両手を広げて、大きさを示して見せる嫁。

関西支店長
大きさ規格はあるの?

どんどん突っ込む息子。

嫁によれば、全国統一規格の壺が、どこかに置いてあると言うのですけれどね。

このあたりで、息子もわたしも我慢仕切れずに、吹き出してしまい、話はおしまい。

嫁の頭の中の70ツボって、さながら、こんな感じかしらね。

 

今になって嫁は語る。

「あれは、ウケをねらっただけよ」

真実は遠くかすんで、もう見えない。

 

テンテン族の今後

ということで、

「坪は壺にあらず」

の話から、5年あまりが経過しました。

テンテン族からは、再び転居の話題が出てくるようになりました。

そんな話の合間に、テンテン族夫婦から言われました。

「そういえば、壺の話は書かないの?」

子々孫々に残したい話の1つでしたから、実は何度か書こうとしたのです。しかし、うまく書けずにいました。

「表現が難しくてねえ」

すると、

「つまり、こういうことだよね」

息子がサササのサと、数分であの図を作ってくれました。

こんなのが簡単に作れるなんて、うらやまし。

テンテン族の娘たちは、敷地面積70坪のこの家で、のびのびと大きくなりました。

さてさて、今後テンテン族は、果たしてどんな町に行くのでしょうか。何坪の家に住むようになるのでしょうか。

たぶん戸建て以外の選択肢はないでしょう。今度はいぬ子もいますしね。

いぬ子を連れての転居は、考えただけでも、厄介ですが、きっと彼らはやり抜くはず。

家族に必要な空間は、形を変えるということを、息子たちは知っています。

いつまでも家族の形が変わらないと、なぜか信じていたわたしたち夫婦。

何かに浮かされるように新築の家を買ったけれど、狭いなあと思った家は、いつの間にか広すぎる家になっていました。

家族で過ごした時間より、わたし1人で過ごしている時間が同じくらいになっています。

家族の状態に合わせて家を住み替える。

♪どうせこの世の借り住まい〜。

 

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暑さしのぎにどうぞ〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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8 件のコメント

  • 70坪は広いです。
    立派な家が建ちます。
    ただし、その土地の建蔽率によって、建てられる家の坪数に制限があります。
    私の住む場所では、建蔽率が10%ですので、70坪の土地でも、7坪の家しか建ちません(7坪狭すぎ)

    昔新婚の頃私が奈良に住居を探した際に、新築マンション3LDKで、間取りは10畳2部屋、8畳1部屋、キッチン約8畳で、駐車場2台付きで、月7万の家賃で、非常に驚いた記憶があります。
    そして、各部屋には備え付けのエアコンがあり、トイレはウオシュレット完備。
    奈良安い!と思いました。
    速攻そのマンションに住む事に二人で決めました(まだ建築中で間取り図だけで決めました)
    実際マンションが完成し、引っ越したら間取り図の通りでした(当たり前?)

    独身時代東京に住んでいましたが、最初青山(東京に疎かったので最も家賃が高い所に住んでしまいました)その後新中野。東京は家賃が高いです(涙)
    人気タレントが東京の一等地に豪邸を建てたという記事があり、読んでみると敷地40坪に豪邸を建てたと書かれていました。
    田舎で40坪の土地に建てた家を豪邸とは誰も思いませんし言いません。
    ある意味で東京は凄いです。

    その後西宮に来て、今の家を建てる前に仮住まいを探し、阪神大震災で傾いてしまった家に、2年限定の契約で住みました(駅近だったので便利でした)
    大家さんは2年後にその家は解体し、新しく自分が住む家を建てるので、好きなように住んで良いですと言って下さいました。
    なんならブロック塀も壊しても良いですとのお言葉で、私は拡大解釈して猫も一緒に住んでも良いのねと考え、3匹の猫と共にその家に引っ越しました。

    築年数が古い家でしたが、注文住宅で、誰か建築家が設計した家だと主人が言いましたので、建てた当時はモダンな家だったのでしょう(多分)

    私は引っ越し好きで、今どこにでも住んで良いと言われれば、熱海に住みたいです(干し魚が安くて美味しいというだけの理由だけです)
    流石にもう歳なので、その野望は実現しないと思います(残念)

    • マッキーさん

      おはようございます。
      興味深い転居の話、ありがとうございました。
      70坪の土地は、なかなか広いです。
      ここの家は建坪は45坪くらいなので、
      これまた、なかなか広いです。

      熱海、いいですね。
      転居は無理でも、旅行でもいいから、行きたい!

  • こんにちは。
    お嫁さんのエピソード、とても可愛くて笑っちゃいました。
    りっつんさんのブログを読むことが私の日課です。もう、なくてはならない存在 笑
    選ばれている言葉がいつも素敵で勉強になります。
    これからも楽しみにしています。

    • ゴロさん

      おはようございます。
      いつも読んでいただいて、ありがとうございます。
      嫁さまは、天然系なんです(笑)

  • 基準になる壺はどこにあるんでしょうね?
    数年前に行った、高槻市にある今城塚古墳を思い出しました。前方後円墳の周りを大きな円筒埴輪がぐるっと置かれ、祀りを行う場所にたくさんの人型や動物型、家型の埴輪のレプリカが置かれ、なかなか見応えがありますよ。
    そうか、基準になる壺は、実は古墳の周りの円筒埴輪だったのかも(^^)

    • シーラカンスさん

      こんにちは。
      コメントにみんなで笑いました。
      たぶん、基準の壺は、間違いなく円筒埴輪!
      貴重な情報、ありがとうございました!(笑)

  • りっつんさん、間違いを訂正させて頂きます。
    私の住んでいる地域の建蔽率は10%とコメントに書きましたが、30%の間違いでした。
    10%じゃ、ものすごーく広い土地を購入しないと、誰も家を建てられませんよね。。。
    加齢による物忘れが激しくなっているのかも。。。恐ろしや~

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。