“生物はなぜ死ぬのか” って、死ぬのには理由があるの?

いつまでも生きていられないことなど百も承知。

わかっちゃいるけど、不思議と他人事。

生まれるのが一度なら、死ぬのも一度。つまり生まれたら死ななくちゃならない。どうも、この2つはセットらしい。

つまり、生物というものは、死ぬのが定めと確定。

わかっちゃいるけど、やっぱり他人事。人の死はわかるけれど、自分の死はわからない(はず)。

そもそも、なんで、生物は死ぬの?

たぶん、人間の頭で考えて出せる答えには限度がある。ありすぎる。それでも、知りたい欲望に突き動かされて考えている人は、たぶん、たくさんいる。

と、うことでもこんな本が目にとまりました。前置き、長っ。

『生物はなぜ死ぬのか』小林武彦著(講談社現代新書)

 

生物の定義

じつは定義が定まっておらず、3つという人もいれば4つと主張する人もいるらしい。

ごく一般的な定義としては、

  1. 体が膜で仕切られている
  2. 代謝を行なう
  3. 子孫を残す

こんな特徴を持ったものを生物と呼んでいるみたい。

たまたま地球の上に存在しているものを、分類してみただけ。高次元では、もっと別の分類があるかもしれない。

「高次元って、どこよ」って話は、スケールが大きくなりすぎるので、パス。

あくまでも人間の考えた分類。

“そういうことにしている”ということなので、違う考えの人も出てくるのは致し方なし。

この分類でいけば、コロナウイルスは生物ではない。何かに入り込まないと子孫は残せないから。

どう分類されても、コロナの蔓延は防げないのが、残念だけど。

 

生物が誕生する確率

個体それぞれに意味があるのではなくて、種をつなぐためには、バトンしていくしかない。それが生物。

そもそも、この宇宙の中で、生命が地球に誕生する確率がどのくらいなのかというと、こんなたとえがあるそう。

これは、わたしの頭で考えても、とてつもない確率だってことがわかる、よい例え。

25メートルプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、ぐるぐるかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動き出す確率に等しい。

(引用 「生物はなぜ死ぬのか」)

この本の中で、一番記憶に残った箇所。

度重なる偶然で、より効率的に、何億年という気の遠くなるような長い時間をかけて、偶然や奇跡が重なって、生命が誕生してしまった。結果として、存在してしまった。

それから、何がどういうふうに変化してきたのか、よくわからないけれど、現在、わたしがここにいる。これだけは事実。

 

アンチエイジング

死ぬこと自体はプログラムされているので逆らえないらしいけれど、ほんの少し長生きすることは可能らしい。ちょっとだけはコントロールできるらしい。

老化して死に至るなら、老化のスピードを抑えればいい。と、人々は考える。

と、いうことで、せっせと研究が重ねられている。

この本では、希望の持てそうな研究についても触れられているけれど、みんなが長生きしてしまったら、地球の上はますます密になっちゃうかもよ。なんとなく密は避けた方がいいと、時節柄思うんだけど、それとこれとは別問題なのかしら。

もともと、死ぬことで、種としてのターンオーバーを即しているのなら、自然に任せておけばいいのではないかと、ふと思ってしまうわけで。

自然の選択が一番理にかなっている。

死は悪いものではないのに。いいとか悪いとか、そういう次元のものではないということが、この本の最初の方には書いてある。

ただ、人間の感情として、死にたくないという方向に向かっているだけで、死にたくないという希望的感情も、変な方向に行かないといいけど。

 

AIは生物になれるのか?

さて、話はぶ〜んと飛躍する。

人類もいずれは滅ぶ(予定)。いろんな生物が地球の上で盛衰を繰り返してきたことを考えると、人類も永遠ということはあり得ない。

じゃ、次は何か?なにものが地球上にはびこるのか?

いよいよAIの時代がやってくるのかもしれない。

AIは生物ではない。しかし、生物だけが繁栄できるというわけでもなかろうと思う。もっと広い視野で考えると、結構あり得そうだ。

生物だけが地球の上で繁栄しているわけでもない。AIにも存在する権利(みたいなもの)はある。

人間が産んじゃった人工知能。

これがいつの日にか独り立ちしないと、誰が言い切れるだろうか。死にたくないという願望を叶えるものは、これかもしれない。

1人の人間が持ち得ないほどの知識を持ち、瞬時の計算力は驚異的だ。しかも、その記憶が劣化しないという特典付き。年をとらないから、死ぬということもない。

油を刺さないとだめかもしれないけれど、それさえも、プログラムしてしまえば不可能ではない。わりと簡単かも。

今まで人類が経験したことを、全部積み込めば・・・。

もしかすると、感情というわけのわからないものだって、いつかは持ちうるかもしれない。

そもそも人間だって、出来立てホヤホヤの頃から感情を持っていたわけではないし、感情こそが素晴らしいものとも言い切れない。

こんなことを考えていると、頭をよぎっていくのは、手塚治虫の『火の鳥2 未来編』と『火の鳥5 復活』のロビタ。

ふたつを混ぜ合わせると、なんとなく1つの未来が妄想できる。

あれれ!大事な「未来編」がないゾ。٩( ‘ω’ )و

本箱を見て、探すか、買うかの二択をせまらることになってしまったゾ。アマゾンポチか。

 

この本からの学び?

そもそも、感情があるってことは、なかなかにめんどくさい。

死にたくなかったり、あれも見たい、あっちにも行きたい、もっとあの人たちとも一緒にいたいとか、もっともっと欲望は尽きることがない。関わるのは、本当にめんどくさい。

誰だ?こんなもの(感情)までくっつけて進化させたのは。

感情も生きやすい方向に進化させていかなくてはならないのに。

そうだ。いい感情だけバトンしとこう。そんなことを思ったこともある。

親からバトンされた、要らぬマイナスの感情の持ち方を、子にはバトンしなかった(つもり)

子は親より遺伝子的には1歩だけ進化していることは、事実かもしれない。親より生き残る可能性は高いのだから。

子の力を信じて、任せよう。

SF好きだった16歳の頃。

こんな本が好きなのは、その傾向がいまも変わらずということらしい。

違うのは、年月を経てほんの少しだけ哲学的になったことかもしれない。

哲学的に考えると、我が家の猫のように、生きているから生きているというシンプルな生きざまに強く憧れるようになる(笑)

きょうもおいしいご飯か食べられれば、それでよしってことで。

※この本、題名から察するより、世間話的な話題も多く、読みやすかったです。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへブログ村の「ライフスタイルブログ」のランキングに参加中です。いつも応援クリックありがとうございます♪


りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク


6 件のコメント

  • おはようございます。お天気良すぎて、仕事は昼からですが、早めにでて滅多に行かない(行けない)スタバでブランチ中です。今日のブログのお話、すうっと心に響いてしまいました。ポチリ。

    • まめぴよさん

      おようございます。
      なにか心にお届けできたのなら、光栄です!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • 初めまして。
    なぜか、火の鳥の2「未来編」を2冊持ってました。
    3も2冊。でも、7以降は持ってませんし、読んでも
    おりません。2は、良かったら差し上げますが、
    ご住所もお名前も存じ上げることなく送付できる
    方法が思い当たらないので、そのあたりがネックでしょうか。
    2冊のうち、ボロいほうしか差し上げることができないのも
    第二のネックでしょうね。当方は、身バレしても大丈夫です。

    ウイルスは生物ではありませんか。知りませんでした。
    確かに膜も持ってないし、代謝もしないし、感染した細胞を
    利用しないと増殖できませんね。
    人間に感染したウイルスを薬で殺そうとすると人間の細胞を
    壊すことになってしまうので、対処療法しかないってこと
    みたいですね。禅問答的になりますが、生きていないものを
    殺すことはできないってことでしょうか?
    ウイルスは生物か非生物かを調べていくと、借りぐらしの
    アリエッティみたいな生活をしているカルソネラ・ルディアイという
    細菌がいました。冷房も台所もトイレも全部、共生している細胞から
    借り受けるので自分の持ち物は、どんどん捨てしまって、182個の
    遺伝子だけしか持ってないとか、ミミウイルスなどの巨大ウイルスが、
    どんどん貯め込んで最大2,500個ほどの遺伝子を持っているだとか、
    生物と非生物の境界線上の物語は、なかなかに興味深いですね。

    • 何処吹く風さん

      はじめまして!
      コメント、ありがとうございます。

      「火の鳥」は、ポチとしようと思います(笑)
      未来編は特に印象的な物語ですものね。

      生物か、生物でないか問題は、簡単ではないということを知りました。
      動いているかどうかじゃないの?なんて安易に考えていましたが、
      どうも奥が深い。

      これからの地球がどうなっていくのか。
      手塚さんの頭の中にあったことが、現実化していくこともあるんじゃないでしょうかね。

  • こんにちは、先日、両学長経由でりっつんさんのブログを知り、過去記事まで遡って楽しく読ませていただいております。私の子供たちも私が学生時代に買った火の鳥を愛読しており、手塚治虫ファンなので、今日は特に勝手に共感を寄せながら読ませて頂きました。私と娘が一番怖がっているのは八百比丘尼の話で、今でも話題に出ると「怖い〜」と盛り上がっています。これからも楽しみにしています。本、見つかるといいですね。一冊だけならメルカリとかに出ていないかなぁ。

    • ともさん

      おはようございます。

      ようこそ、あちらから(笑)

      うちの息子たちも手塚作品を読み漁って大きくなりました。
      影響力は大きかったですです。
      共通話題で子どもたちと盛り上がれるも、いいですよね。

      「火の鳥」も文庫ではなくて大型の本が欲しいなあ。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    ABOUTこの記事をかいた人

    りっつん

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。