孤独、孤独と言うけれど。

最近よく「孤独」という二文字をよく目にします。

 

孤独って特別なこと?

6月1日に「2018年 上半期ベストセラー」(集計期間=2017年11月26日~2018年5月25日 トーハン調べ)が発表されました。新書ノンフィクションの上半期上位3位は次の作品です。

1位 磯田道史『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』。

2位 下重暁子『極上の孤独』

3位 五木寛之『孤独のすすめ 人生後半の生き方』(中央公論新社)

孤独関連が2冊です。

孤独とは、自分以外の人々との接触や関係がない状態を差します。

「孤独」に関心がある人が多いのは間違いないようです。便利な社会は人が一人でも生きていける世界を作ってしまいました。かつては助け合わないと暮らせなかった。それが人の助けなしでも暮らせるようになった。

そういう社会になっているということは、人間にはもともと「ひとりになりたい」という願望があったということ?孤独化は進化しているということ?

「一人」を意識せざるをえない状況が自分にも訪れるかもしれないという予感。「孤独」は人類にとっては特別な状態なのかもしれません。

 

孤独だと生存できない

もともと人類は単独では生き延びれなかった弱き生き物です。小さな体。ほかの大型動物に比べて優位なことはあまりないです。足も速くないし、力も強くないし。

狩りをして木の実を拾って暮らしていた時代には、群れを成していないと生き残れなかった。一人になることは生存を脅かされることに直結したのです。少し時代が進んで農耕を始めた人類でしたが、農耕するめにはやはり共同作業をしないと生き延びれなかった。

だから一人になると、生存できなくなるという恐怖が、わたしたちには刷り込まれているのでしょう。本能ですね。人として「孤独」を恐れるのは至極当然のことなんですね。別に気が弱いからじゃないのです。

しかしその本能とは逆に、今では一人でも生きていける環境が整ってしまった。人類の一部はお金という資源さえあれば生きていける時代を作ってしまったのです。

でも、心の中にはわからない本能的な不安が渦巻いている。本能になんだから仕方ない。あら、どうしたらいいの?。だから「孤独本」は売れるのかもしれません。

一人になってはいけないと、わたしは思います。どこかではつながっているべきだろうと思います。それは人間という動物の本質として、そうするのが一番安心できると思うからです。

ただ、そのつながり方が選べるようになったと思っています。自分が安心できるつながり方をしておけばいいだけです。それには努力も必要だと思います。

 

しょせん、ひとり

現代において、自分以外の人と関係や接触があれば、孤独ではないのでしょうか? つまり大勢の人といたら、孤独ではないのでしょうか?ひとりでいることを避ければ、孤独と縁が切れるのでしょうか?

飲み会やSNSなどで絶えず誰かとくっつき、スケジュールを埋め続けていれば、「自分の心を常に麻痺させること」が可能です。 そうすれば、本来なら孤独の中で自分の心を深く見つめねば解決し得ない問題も先送りできる。「群れる」「つるむ」というのは日々の不安を打ち消す上でとても便利な道具なんです。

(出典:日経ウーマンオンライン一人ぼっちでも大丈夫? 「友達ゼロ」の人の結末)

スケジュールを埋めて、ひとりの時間を減らすということ。しかしそれは自分で解決しなければならない問題の先送りをするだけなんです。

一人の時間をしっかり持っている人は、自分と向き合い、深い部分で自分が本当はどう生きたいのかよく考えていることが多いから、どんな時も心のバランスを維持することが可能です。

その意味では「いつの間にか孤独を選んでいた人たち」は、実は自分の心がそうなることを欲して、無意識のうちに人間関係を整理してきたとも考えられます。

人生の重大な局面を迎えて、もっと自分を知りたい、この後どう生きていくべきか考えたい。そんな深層意識があって一人の時間を確保することを自分で選んできたとも言えると思います。

(出典:同上)

好きでない人とは付き合わなくてもいいという自由。一人でいても許される自由。そんな自由と引き換えにもらった課題は「自分と向き合う」ということだったのでしょうか。

一人一人、答えが違うと思います。

わたしは、わたしが大事に思う人とつながり続けるための努力は惜しまないつもりです。


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りっつん

1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。