【奈良旅 ②】重き荷を持って「猿沢豆花」の店へ。興福寺で阿修羅像を拝む。

近鉄奈良駅を降りると、すぐに、ひがしむき商店街。

ここには、有名店が並んでいます。

その中のひとつが山崎屋本店。有名な奈良漬の店です。

 

「奈良漬って、重いね」

「奈良漬、ここで買う?」by 姉ばあちゃん

「そうだね。この道は、もう通らないから、買ってしまおう」by 妹ばあちゃん

※妹ばあちゃん、写真を撮り忘れ、写真お借りしました。

宅配便にて2日分の衣類などを送ってあるのだけど、奈良漬と線香を入れる予定で、箱には余裕を持たせてあります。

箱は一足早く、ホテルに着いているはず。

その箱を開ける前に、箱に詰めるものを買う。せっかちというのか、目的に真面目というのか。

外に出て待っていると、大きめな紙袋を下げて出てきた姉ばあちゃんであ〜る。

紙袋に入れてもらったの?

いったい、なんぼ、買ったの?

「え〜と、あの人と、あの人と・・」

手を折って数えてる、姉ばあちゃん。

そして、ひと言、放った!

「奈良漬って、重いね!」

姉ばあちゃん、奈良漬の重さに、目をまん丸くしてる。

そもそもみそだから、重いに決まってるでしょ。

ひとつひとつは大したことなくても、集まるとグッと重い。

その重さをよく知っている妹ばあちゃんは、たくさんは買わなかった。

だって、これから少しは歩かなくてならないのだもの。

ここから5分ほどの「猿沢豆花」でのテイータイム。それから興福寺を抜けて、宿まで10分ほどの距離。

トータルで20分足らずと、侮るなかれ。重き荷を持って歩けば、その道はいばらの道と化す!

奈良漬の重さにおののく、70歳。

まだ60代の妹ばあちゃんは、芋ようかんの恩義があるから、袋の交換を申し出ることに。

「そっち、わたしが持つよ」

明かせば、わたしは、実店舗に行かず、ネットから注文して自宅に届けてもらって、留守中に世話になったご近所さんに奈良から買ってきたふりをして、渡していたこともある(笑)

「若いから大丈夫!大したことない」

若さを強調する60代。

 

猿沢豆花を食す

猿沢の池のほとりを通り過ぎれば、目指す店はすぐそこに。

あった!あった!

地味な風情だけど、これが、ほんとうにおいしいのです。

  • 白いプリン風なものが、豆乳で作られた豆花。
  • 白くて丸いのは、温かいごまだんご。
  • 黒いのは、タピオカ。
  • 赤いのは、あんこ。

スープは、ほの甘い。

いつぞや嫁さまが連れてきてくれた店。

この味が忘れられず、わざわざ食べにきたというわけです。

あっという間に、スープも飲み干して、完食。お腹がいっぱいになりました。

 

驚きの出会い

わたしたち以外、お客さんがいなかったので、会計を済ませてから、

「これを食べに、埼玉から来ました!」

そう、お店の方に話しかけてみました。

お店の方は、30代と思われるとても清楚な感じの方。

若い人には、なんか、話しかけたくなるのです(笑)

「関東からですか、うれしいです。わたしはもっと北の出身です」

「北ってどこですか?」

「宮城県なんです」

「えー!わたしは仙台出身」

「えー!わたしの里はもっと北!」

「わたしの祖母の家は●●という所よ」

「えーーーーー!わたしは◯◯町です!」

このあたりから、みんな、真剣な顔つきに変わった!

そして、姉ばあちゃんは驚嘆の声をあげる!

「そこ、夫の出身地!」

宮城県民でも、あまり知ってるとは思えない小さな田舎町です。

その町から東京に出て、結婚した男性が奈良の人で、それが縁で、ここに、店を開いたのだそうです。

祖母の家は、その隣の町。

子供の頃、よく祖母の家に預けられていたわたし。ふるさとといえば、浮かんでくるのは、あの町の風景。

遠く離れた関西の地で、まさかの、ふるさとの香り。

本当にうれしくなってしまいました。

 

鹿の座り方

満腹のお腹と、不思議な縁のうれしさを抱きしめて、猿沢の池のほとりをひと回り。

奈良漬の重さも、気にならないから不思議。テンションを上げれば、腕パワーもアップするらしい。

さて、猿沢池のほとりで、ゆったりとくつろいでいる鹿グループに遭遇。

どういう関係なのかは、不明ですが、なんか通じ合っているふうではある。

「ねえねえ、変な折り方だよね」

と、姉ばあちゃんが、見つめる先にある足は、確かに、まねのできない形になっています。

さあ、いよいよ、興福寺への階段を登るよ。

登った先から遠くに見えたのは、生駒山。あの山のむこうが大阪。

奈良市にはこの五重塔より高い建物はないのだとか。この高さが基準になっているとか。

はあはあ・・・。駆け上がったので、ちょっと息が切れたけど、足は全然大丈夫だ。やはりいつも歩いているからかしら。

 

阿修羅像を拝んでおこう

少し進んだら、国宝館の前に看板が見えました。

「阿修羅って、あれだよね」

「うん。あれ、だね」

「見とこうか」

「東京で公開されるときなんか、長蛇の列になるもんね」

と、国宝館の中に入る。

空いているので、すんなり入れました。中にも人はまばらです。

中には、国宝がずらりと整列。

奈良漬持って、阿修羅さんとご対面。

“いいな、6本も腕があって”

奈良漬をひと袋ずつ持っていただければ・・・と不謹慎なことを思ふ。

ここに並べられた仏像は、もう、完全に美術品。やっぱり仏像には、それぞれの場所に立っていてほしいと思ったりする。背景は大事。歴史があって、いろんな事情があって、管理を考えたら、やむを得ないのだろうけど。

国宝館をウロウロしたせいで、出るころには、そろそろ腕がツラくなってきました。

国宝館を出ると、再びの鹿軍団。

観光客より、鹿のほうが多い状態でした。

修学旅行生とは、何組か出会ったけれど、個人の観光客は、ほとんどいない奈良公園でした。

さあ、あの大通りの向こうに、宿が、待っている!

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2 件のコメント

  • 【1gでも軽く!】
    バッグから、着る服から、【軽さ】に重きを置くようになりました

    奈良の旅、満喫されたのですね
    私は、法隆寺にしか行ったことがなくて、
    大仏と鹿を堪能したいです~

    • さっちさん

      こんばんは♪

      わたしも軽さ重視です。
      まじ、軽さ、大事です。

      大仏さまは、何度拝んでも、
      「おっき〜い!」と言ってしまいます。
      今回は拝んでないですけど(笑)
      なぜか、思わず笑ってしまいます。

      鹿は、悠々と道路を渡っています。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。