星野リゾート「界 鬼怒川」はスロープカーで上がる隔離された空間。山里は一足早く秋の気配。

栃木県にある鬼怒川温泉は江戸時代に発見された由緒ある温泉です。

当時は日光に詣でた大名や僧侶のみが入ることを許されていたとか。

泉質はアルカリ性単純温泉。皮膚病、胃腸の病気などに効果があり、神経痛・リウマチなどにも効くと言われているそうです。

そんな由緒ある鬼怒川温泉に2015年に開業した「界 鬼怒川」。3万6千平方メートルの敷地に建てられています。

この週末、一泊してきました。

 

「界鬼怒川」へのアクセスと特徴

「界鬼怒川」へのアクセス

鬼怒川温泉駅までは、東京・浅草から東武特急で2時間。JRスペーシアで新宿から2時間10分です。

鬼怒川温泉駅から、タクシーで5分。徒歩だと20分くらいです。

「界鬼怒川」の特徴

「界 鬼怒川」はリゾートホテルで人気の高い星野リゾートが手掛けた「界」シリーズのひとつです。

「界」のコンセプトは、地域の魅力を再発見し、心地よい和にこだわった上質な温泉旅館。全国に14施設あります。

「界 鬼怒川」は「温泉旅館」というよりは「リゾートホテル」のような雰囲気でした。地域の魅力を再発見ということで、栃木県の代表的な名産品がいたるところで使われていました。

使用している食器類がすべて益子焼なのはもちろんのこと、館内には置き物があったり、水琴窟があったり、珍しい陶器の太鼓まであって、益子焼の展示会館のようでした。

また鹿沼の寄木組子細工黒羽藍染大谷石など、栃木県の伝統の手仕事を存分に味わうことができます。

 

「界 鬼怒川」の佇まい

エントランス

公道から敷地内に入ってきて長いアプローチを抜けると、エントランスが見えてきました。ここから粋な演出が待っています。

スロープカーがお出迎え

なんと不思議な乗り物が待っているのです。

これに乗って、フロントまで行くのです。スロープカーはガラス張りの小型ケーブルカーみたいなもの。乗りものに乗ってフロントに行くという演出。ここで日常と切り離される感じがします。ちょっとワクワクします。

上ってきた線路を振り返ってみると・・・

けっこうな勾配だということが分かります。

藍染の布が巻かれた簡易椅子。

さてフロント駅に到着です。

 

木々が美しい中庭

「界 鬼怒川」は中庭を囲むように、建物が配置されています。客室の建物は三階建てです。

客室は48室。そのうち19室が露天風呂付の部屋です。ペットを連れて泊まれる部屋もあります。

この中庭が大変に美しいのです。サラサラという葉擦れの音が聞こえます。真ん中に石を並べた小道があって散歩することができます。あ~あ、いい気持ち!

手軽な森林浴が楽しめます。

よく見ると木々の上のほうが少しずつ色づいてきていて、秋はもうそこまで来ているようです。

柔らかい緑が光に反射して光る木々の葉。緑と薄い赤のコントラストも美しいです。

去りゆく夏を感じつつ、来たる秋を探すのも、なかなか楽しいものです。

左がわのもみじの木。てっぺんはかなり赤い色になっています。

ここを訪れる人々の「無事帰る」を祈念している大谷石細工のカエルさんです。ユーモラスな顔が印象的。この庭には桜やもみじの木がたくさん植えられています。全体が赤や黄色に染まったら、さぞ見ごたえがあるでしょうね。

スタッフの方に聞いたところ、今年は少し早めに色づいているとのこと。見ごろは10月半ばくらいからのようです。

 

部屋を出ると、外

部屋を出ると廊下です。実はその廊下は外に接しています。

屋根はあるので、雨に当たることはないのですが、囲われているわけではないので、どこに行くにも外の空気を吸うことになります。冬場はけっこう寒いのではないでしょうか。

鬼怒川温泉の冬もぜひ体験してみたいなあと思います。雪が積もる庭もきっと風情があるでしょう。部屋着として作務衣浴衣とダウンの半纏が用意されていました。

わたしは作務衣を着て過ごしていましたが、朝には肌寒かったので、半纏を羽織って食事に行きました。滑り止めつきのソックスも用意されていました。

 

館内施設

大浴場

男女それぞれの大浴場と露天風呂があります。湯上り処では日本酒の利き酒コーナーやアイスキャディなどが置かれていました。

 

ドリンクバー

いつでもコーヒーなどを飲むことができるコーナーがありました。部屋に持ち運べる紙コップも用意されていました。セルフサービスですがコーヒーカップは益子焼きでした。キャンディとチョコレートなども置かれていましたよ。

わたしも益子焼のカップにコーヒーを入れて、一息つきます。ああ、おいしい。庭を見ながらのコーヒーは格別な味がしました。

 

トラベルライブラリー

旅の本や栃木県に関する本、小説などが並んでいました。自由に読むことができます。

 

売店

益子焼のカップ・益子箸・藍染の巾着・地酒・お菓子などが売られていました。わたしはここで自分へのお土産に益子箸を購入。

 

贅沢な空間と時間

何もないことが一番の贅沢だと感じられる空間。それが「界 鬼怒川」です。館内には時計が見当たりません。部屋のリビングにも寝室にも時計はありませんでした。

わたしは時間を気にすることなく、わずか1日ではありましたが、時間を忘れて、何もしない静かな時間を過ごすことができました。ものすごく贅沢な時間でした。

テレビもつけず、音楽も聞かず、ただぼんやりと過ごしました。とてもリラックスできました。たまにはこんな時間もいいのではないでしょうか。

木々の葉擦れの音、鳥の声、時々遠くに聞こえるSLの汽笛。それだけがBGM。遠くに見える小高い山。山を見ながら、部屋での露天風呂を3回ほど楽しみました。

大谷石の浴槽はとてもなめらかな肌触りでした。温泉の温度もぬるめで、少し長く入っていても湯あたりしません。

鬼怒川温泉の泉質がわたしには合っていたのか、最近ちょっと気になっていた腰痛が解消され、夏を過ごして弱っていた胃腸も少し回復したようです。

違う季節に、またぜひ訪れてみたいと思っています。ヽ(^。^)ノ

「界 鬼怒川」の露天風呂つき客室「とちぎ民藝の間」で夏の終わりを味わう。

2017年9月6日

「界 鬼怒川」夕食の和食会席には龍神鍋。朝食には栃木名物のしもつかれ。

2017年9月7日

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りっつん

1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。