やっとこさっとこ、観に行くことができました。
「シネマ歌舞伎ってなんだ?」と思った方は、こちらの記事からご覧ください。
映画館で歌舞伎

映画館でも大々的にアピール中のようです。
客層はいわずもがなの中高年女子。中高生女子ではありません(笑)

シアターの前にはこんな張り紙がしてありました。
スタンプラリーだって。まるでポケモンみたいですね。


わたしも1枚、いただいてきました。
スタンプがいくつ集められるか、楽しみです。
演劇を歌舞伎役者が演じるメリット
この演目は現代劇としても演じられています。脚本は野田秀樹さん。
現代演劇界を代表する奇才 野田秀樹が坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした伝説の舞台『贋作・桜の森の満開の下』。
1989年に”劇団 夢の遊眠社”により初演されて以来、安吾作品のエッセンスを随所に散りばめた壮大な戯曲、恐ろしいほど妖しく圧倒的に美しい世界感が多くの演劇ファンの心を奪い、常に上演を望む声が聞かれる作品です。(引用:野田版 桜の森の満開の下)
セリフは全て現代語です。難解な古典的な言葉は1つもありません。シャレやジョークなどの言葉遊びも多く、そのたびに会場は笑いに包まれていました。
では、現代劇との違いはなんなのでしょう。歌舞伎で演じることの意味はなんなのでしょう。
セリフまわしは現代語なので、現代劇と違いません。違う点は、歌舞伎役者の所作と歌舞伎の持つ伝統的な表現方法。この2つで、現代劇とは趣の違う作品が出来上がってくるのですね。
耳男役の中村勘九郎さんと夜長姫の中村七之助さんは兄弟です。この2人の鍛え抜かれた表現力。指の先まできっちりと身についた所作の1つ1つから生まれる表現に本当に驚きます。
生まれたときから仕込まれてこその所作。世襲の重さを感じます。親から子へと連綿と繋がれてきた「芸」。1人の役者の中に、もうこの世にはいない何人もの人がいるように見えました。
生の舞台のような熱を感じることはできませんが、生の舞台にはない魅力もあるシネマ歌舞伎です。
原作は坂口安吾です。「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」という2つのおとぎ話系の安吾作品を混ぜ合わせて、野田さんのエッセンスがふりかけられた作品になっています。
中村屋、よかったです。特に・・・七之助さん、よかったです!!
来月は「ワンピース」です。「アニメ作品を歌舞伎で!」です。楽しみです。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
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