嵐で母さんクモは避難。巣を張り直して、もう少し頑張るらしい。

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この一か月、毎日、その様子を見ていたジョロウグモさんたち。

おととい父さんクモが消えたと思ったら・・・。

 

母さんクモ、消えた

おとといの夜は激しい風が吹き荒れたわが町。わたしはその音で昨日は朝の5時に起床。しかし雨戸を開けたのは8時になってからでした。

クモたち、どうなったかな。

窓を開けると、あのでっかい母さんクモの姿がない!

さすがに、台風の風の強さには耐えきれなかったのでしょうか。

1時間も経つと、大きな蜘蛛の巣も強い風に飛ばされて、きれいに片づけられてしまいました。

なんだか、寂しいなあ。クモたち、一生懸命に網を張ったのに。

 

卵は産んだのか?

クモは交接(交尾)してから、どれくらいで卵を産むのか、よくわかりません。調べたのだけど、イマイチわかりません。

クモは交尾とは言わずに交接というのだそうです。尾端を合わすのではないからです。

ジョロウグモではオスの交接器官は口の先の触肢。メスのおなかにある生殖器に触肢を刺すという感じ。

そもそも数日前に、あのクモの父さんと交接したのかどうかも、わたしにはわかりません。

中には、複数のオスを抱えるメスグモもいるそうですが、うちの母さんクモには1匹のオスしかいませんでした。

卵を産んだ母さんクモのおなかはぺちゃんこになるのだそうです 。そしてその姿のまま、卵のそばにいることがあるそうです。

卵を守って、そして枯れるように死んでいく。

しかし、ある研究によると、卵を産んだ後に行方知れずになる個体もかなり数あるようです。

我が家にいた母さんクモは嵐を察して、どこかに避難したのかしら。そうだといいのだけれど。

嵐が来ることを事前に察して、クモの父さんと交接を済ませて、エネルギーを蓄えるために食べてしまったとしたら、野生の勘はすごいです。

こうして、ジョロウグモは卵の形で次世代にDNAを伝えていくんですね。卵で冬を越します。

春になると、子グモが生まれて、脱皮を繰り返して大きなクモになるのだそうです。

オスは7回ほど、メスは8回ほどの脱皮をするそうです。クモの脱皮なんてみたことないけど、ちょっと見てみたい。興味あるわ~。

興味は尽きない、クモの世界。実は虫好きだったりするわたしです。

 

そして戻ってきた母さんクモ!

嵐が去って1日が過ぎました。関東平野のど真ん中はくもりです。

今朝、庭を見たら、クモの母さんがいるではありませんか。

風に飛ばされた巣を夜のうちに張り直して、真ん中にドンといる。

夜中にせっせと張り直したんですね。きれいな形に出来上がっています。

もう少しここで頑張って生活するつもりみたいです。

そのおなかはパンパンに膨れています。数日前より、膨らんでいます。

卵が熟してきているのかしら。熟するという言い方も変ですけれど。

 

ジョロウグモのミニ知識

クモの数え方

今回、ジョロウグモを調べていて分かったことがあります。

クモの数え方は1頭、2頭。専門家はこう数えているようです。

クモは昆虫ではありません。昆虫との主な区別点は、脚の数が8本であること、頭部と胸部の境界が明確でないこと、触角を欠くこです。

 

ジョロウグモには毒がある

ジョロウグモは「JSTX-3」という節足動物を麻痺させる微量の毒を持っています。

昆虫の筋肉を麻痺させる働きがあります。神経性の毒を注入して動きを鈍くさせてから、捕食するのがジョロウグモの食事の仕方です。

人間に対しては、微量な毒のため、かまれても問題はないようです。

この毒については、人間の薬として活用できないか研究されているそうです。

なかなか面白いクモの世界。

もうしばらく、母さんクモを見守り続けます。ヽ(^。^)ノ


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4 件のコメント

  • りっつんさん こんばんは
    お母さん蜘蛛がんばってますね。応援したいですね。
    私はずっと以前、晩秋の秋川渓谷で子蜘蛛たちが糸を出して空に登って行くのを見ました。夕方の光の中をたくさんの銀色の糸がきらきら輝いて飛んで行くのを、今は亡き夫とふたり、並んで見ていました。大好きな思い出のひとつです。

    りっつんさんちのお母さん蜘蛛もたくさん卵を産んで、子供たちがそのうち空に飛んで行くんでしょうか。

    • ユキコンさん。コメント、ありがとうごさいます。
      ユキコンさんもご主人を見送った仲間だったんですね。
      子蜘蛛たちの旅立ち、さぞきれいだったでしょうね。
      ユキコンさんの文章からその情景がわたしにも見えました。
      母さんクモについては、続編がありますのでお楽しみにヽ(^。^)ノ

  • 面白い記事でした。蜘蛛の世界にも色々なドラマがあるのですね。そして蜘蛛は昆虫では無いのですか!
    昨秋うちのトイレの隅に巣を張った小さな小さな蜘蛛の名前が未だに分からず、毎日なんとなく見ていると、あまりに餌がかからず気の毒で、蚊を何度か半殺しでwあげてみても大きすぎて食べられないようで近寄っても「え…」と戸惑う仕草をして放置、振動で餌を探知すると聞いて刺身などを箸の先で震わせてあげても、勢い良く飛びついても「何これ」みたいな躊躇をして定位置に帰ってしまうというのを繰り返し。
    冬になり小さくうずくまってもうダメかと、小さな命にお水をお供えしていたら、冬眠だったのか、最近また起きだしてきました。
    コバエの季節までもてばなと思ってはいるのですが…
    この空間ではパートナーは見つからないかなあと。
    外にだしても何かの餌食になるのかなあと迷いながら見守るのみで…

    • としながさん

      こんばんは!
      だいぶ前の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。
      蜘蛛の世界は面白いですよね。
      見ていて飽きません。
      女郎蜘蛛の色と模様も、個性的でステキです。
      蚊を半殺しにするとか、刺身を震わせるととか、
      蜘蛛にエサを差し出す姿を想像して、思わず笑ってしまいました。
      確かに「なんでこんなところに張るの?」という蜘蛛がいますよね。
      要領が悪いというか、なんというか。
      コバエの季節まで持ちこたえられるように、祈っています!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。