池田清彦さんの『この世はウソでできている』という本。面白いエッセイなんです。
なんというか、わたしは池田さんの斜め目線が大好きなんです。
池田さんのこと
池田清彦さんは1947年生まれの生物学者です。虫博士です。
最近では「ホンマでっかTV」にも出演され、活躍されています。
わたしが池田さんを知ったのは「ホンマでっかTV」の少し前のこと。
『やがて消えゆく我が身なら』というエッセイが書店で目にとまり購入。それが池田さんを知るきっかけでした。
人の社会を虫の社会になぞらえるところに、妙に説得力があって面白かったんです。
人間も虫も大して変わらない?
そういう考え方が好きです。
世界中をめぐっての虫探しの話には感心するし、ご自身の死生観なども垣間見られる1冊で何度読んでも飽きないので、今でも手元に置いてあるんです。
池田さんにはたくさんの著書があります。我が町の図書館にはけっこう置いてあります。
この世はウソだらけ
さて本題の『この世はウソだらけ』です。
どれだけの人が、この世には嘘が蔓延していると思っているでしょうか。
自分が騙されていると思っている人は、案外少ないんじゃないかと思っています。
わたしは年を取って、この世のしくみがなんとなく分かってきたような気がします。
なので、けっこう騙されてるなあって思うこと、あります。
この世は誰かの利益のために回ってるって、ヒシヒシと感じます。
特にテレビCMを見ているとそう思います。
本当に必要にモノはどれだけあるんだろう。
利益を得たい人たちが世の中に向かって、都合のいい論理を展開しているように思えて、時々一人でCMに向かってツッコミを入れています(笑)
だけど、こうなった社会はもう止められない。ここまで肥大化した経済はもう誰にも止められない。
何のために、みんなこんなにあくせく働いてるんだろうと思ったりします。
いや、働かされてるんですね。
そう思うのはわたしだけかしら。わたし、ひねくれているのかしら(笑)
池田さんが教えてくれること
池田さんはだまされている事例を伝えたいわけじゃないと思います。
なんでも、真に受けるなってことを伝えているんだと、わたしは思っています。
自分の頭で考えろというメッセージなんだと思います。
池田さんの言ってることに科学的根拠があるのかないのかも含めて、自分の頭で考えていくという姿勢が、きっと大事なんでしょう。
現代の科学について、池田さんはこう書いています。
「人に役立つことで金儲け」から「人を脅かして金儲け」している
ウソの道具として科学を使っていると例を挙げて説いています。
現代の医療についても書かれています。
わたしが現代の医療に感じている違和感を、池田さんの本を読んで、やっぱりそうだよねと納得しています。
昨年読んだ『不道徳の見えざる手』と内容が近いかもしれません。
池田さんの本のほうが、ずっと読みやすくて分かりやすくて、面白いですよ。
虫の好きな方、ちょっと斜めに世の中を見てみたい方、面白い話題を手に入れたい方。
こんな方にお勧めできる1冊です。
余談になりますが、先日東京駅で「ホンマでっかTV」の脳科学者の澤口さんとすれ違いました。「あのマンマ」でした。
わたしは池田さんとすれ違いたかった!!ヽ(^。^)ノ
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自分の頭で考えろ、ってこと、そうですね。もう一つ加えるとしたら自分の経験で考えろってことかな。
現代の医療だって、考え煮詰めればどこかの利益に関わっているのかも、関わっていないかもしれないけど
正しいとされている事が本当に正しいことなのか?、、とは思う。
私が、ちゃんとこれぞ!と言えることは、二つっきり。一つ、笑うことは大事。二つ、仲良きことは美しきことかな、です♪
これだけは、疑わずに生きていたいな。
麻布さん。
経験を糧にできるかどうか、大事なポイントですよね。
そして、笑うことと仲良しにすること。
その通りですねヽ(^。^)ノ
いつも貴重な投稿ありがとうございます!
りっつんさんのブログは、ご自身のありのままの経験を話されており他のブログよりも「その人が書いているんだ!」というのが伝わるブログです。
言い方が悪いかもしれませんが、何気ない日常を発信されていると思いますが気持ちが安らぐ、そんなブログです。
私もこのようなブログを書けたらと思っているのですが、構成の立て方やタイトルの書き方など意識されていることはありますか?
また、読書に関する記事は、本の内容を引用は少ないと思いますが、これは全部ご自身の考えになるのでしょうか?
人生迷走する20代さん
おはようございます。
構成もなにもあったもんじゃないのですよ(笑)
立ててから書いたほうがいいと分かっていても、
未だになかなかできずにいます。
タイトルもなかなかうまくはつけられずにいます。
でも、こうしい読んでくださる方がいるので、
よしとしているってわけです。
本文の引用はあまりしません。
読後感想は「あらすじの紹介」ではないと思っているからです。
本を読む→自分の体験と結びつけて思うことを書く。
これがわたしの読後感想の書き方です。
てすから、わたしの言葉でわたしの思いを綴っています。
“本を読んで、何を思ったのか”
本の作者が伝えたかったことではなくて、あくまで自分の思いです。
ですから、著者とは意見の違うこともよくあります。
本というものは、読んだ人によって、思うことは違うものです。
どんなに偉い人の言葉を持ってきても、
書き手の体験と結びついていない言葉は、
誰の記憶にも止まりません。
むしろ虎の威を借る狐になってしまうことも。
ものを書くということ。書き手にしかできないこと。
それは書き手の体験や経験を語ること。
これのみだと思っていますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
タイトルが上手くつけられていないというのは意外でした。
りっつんさんのタイトルは、妙に惹きつけられ読みたくなってしまうので、模範として読ませていただいております!
生迷走する20代さん
こんばんは
タイトル付けは難しいです。
最初に適当につけといて、本文を書き終わってから
タイトルを書き直したりしていますよ。
ご丁寧なご返信ありがとうございます!
読後感想は、ご自身が感じたことや体験を織り交ぜて書かれているのですね。
その方がその人ならではの記事になり、オリジナリティが出ると感じました!
りっつんさんのように数多くのファンの方から読まれるブログを目指してこれからも記事作成に取り組んでいこうと思います!