昨日、朝のこと。
我が家の窓から見える、お隣さんちの庭に設置されている水道。
雨戸を開けた途端に目に飛び込んできたのは、何やら、黒いモノがガタガタと何か熱心になさっておられる姿。
足でも洗ってるのか?
事件発生!
と、ぼーっと見ていたら、網に入れてあった石けんをくわえて、飛び立った!
石けん、ドロボーだ!
犯人は、
カラスのカー子だ。
最近、カー子はこの辺りを縄張りとしていて、人をなめてかかってる。人を人とも思わないならず者ならぬ、ならずカラス。
先日は、我が家のポストの上に止まって、わたしがポストに手を入れても逃げようともせず。
が、よく見ると、案外かわいい目をしている。黒く澄んだ目。だから、ちょっと会話してみた。
カー子はまだ若くて、恋鳥を探しているのだとか。
彼らは自分たちが焼き鳥にはされないことを、よ〜くわかってるのだ。だから近づいてくる。
「うちらは、あんまりおいしくないからね」
確かにあんまり美味しそうには見えないよね。食べられないために、そんな真っ黒なの?
「そだよ。心の中は白いんだけどね」
ありきたりな返答だなあ。もっと上手いこと、言えないのかねえ。表現する力が足りなすぎる。
スズメがそばに寄るとすぐに飛び立つのは、焼き鳥にされる危険性を知っているからなのだろう。
わたしはスズメを食したことはないけれど、食す現場にいたことは何度かある。野原ではなく、焼き鳥屋さんでだけど。食す部分が少ないらしいけれど、まずくはないようだ。
どの鳥もある一定間隔で、人との距離を守っている。これは見習わくてはなりませぬ。
守ろう、車間距離。
守ろう、人間(じんかん)距離。
カラスの好物
話を戻そう。
カー子の石けん盗難現場を目撃しわたしは、すぐにお隣さんのピンポンを鳴らした。
いや、実は10分ほど時間が経ってからだった。
多少時間がかかったのは、メイク前だったからだ。わたしはすっぴんでは玄関から出ないことにしている。
化粧を終えて、力を込めてピンポンを鳴らす。
緊急事態発生!
たったいま、
カー子が、
石けんをくわえて飛び去った!
すると、前日にも石けんがなくなっていて、新たな石けんを置いたばかりだと言う。
カー子は石けんを何に使おうとしているのか?
ま、まさか、白くなりたいのか?
恋鳥を探しているとのことだったから、それもありえる。人は(女は)恋をすると白くなりたくなるものだ。カラスだって・・・。
とにかく調べてみることにした。
すると、驚愕の真実が!
カラスは石けんを食する。
カラスは石けんが好物だというのだ。肉食のカラスは脂肪分が大好き。油から作られていている石けんの主成分は脂肪。
人間が食べないからといって、食べ物ではないと断言はできないのだ。
関西支店のワンコはメガネのレンズやT字カミソリの歯を噛み砕いて食したという経歴を持っているし、もしかすると畳の一部も食している可能性がある。
カラスが石けんを食べたとしても、なんの不思議もない。
広い目で物事を考えるクセをつけておく必要がある。
それにしても、なんで石けんが食べられると分かったのか、聞いてみたい。
匂いなのか?形なのか?
ちなみにネズミも石けんを食べるらしいよ。
どこかで、泡、吹いてないかなあ。
と、カー子を心配している。
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うちの周りでもカラスが色々な物を狙っています。
一番は家庭ごみ。
ネットを掛けても突ついて、人が近寄るとちょっとだけどきます。
人が去ると再び・・・。カラスも生きるのに一生懸命なのですね。
うちの庭にサクランボがなります。
毎年すずなりですが、真っ赤になったとたん、ムクドリがすべて食べてしまいます。
美味しくなったのも、人がいないのもわかっていて、ほんの数時間の間に。
ネットを掛けようにも私の力ではできません。
そんな時、ラジオで同じような悩みの相談が。
回答は、諦めて、自然に恩返ししたつもりで放っておきなさい。諦めなさい。」でした。
私はやけに納得してしまい、以来毎年サクランボが赤くなるまでを楽しみ、
いくつか仏様に飾り、あとは「さあどうぞ、お食べなさい」と。
今ではなんかスッキリしています。
そういえばネズミの歯形の残った石鹸、昔、子供の頃、実家でよく見かけましたよ。
かよさん
おはようございます。
ムクドリの大群、恐ろしいです。
わが町の駅前にもたむろしています。
ネズミも石けんを食べるのは本当何ですね。
お腹が痛くならないのかしらね(笑)