昨晩ベッドに入ったのは、10時半を過ぎていた。
いつもは9時くらいになると、ウキウキしながら寝室に向かうのに、なんだかいつもと違うリズムだった。
寝室はちょうど2年前に壁紙を貼り替えるリフォームをしていて、大好きな空間。
Contents
眠るまでの儀式
いつものように、布団に潜り込んで、まずはひと声。
「きゃ〜!あったか〜い!いいね〜」
ひとり暮らしだけど、どうにも猫と暮らしていたころのくせが抜けない。
そして落ち着いたら、本を開く。
たとえ1行でも、文字を追わないと眠れない体質。
さて、今日は何を読もうかな。
頭に浮かんだ本をKindleで呼び出す。本当に便利なアイテムである。電子書籍はわたしに読書革命を起こしてくれた。
昨日は池田清彦さんの辛口なエッセイを読むことにした。
10分も読めば、たいがい眠気に襲われてくる。そしたら、Kindleを手から離してメガネを外して、電気を消して、コトンと落ちる。
なんと、昨日は、この一連の動作を3回もやってしまった。
一旦は眠くなるのだけど、すぐにぱちっと目が開いてしまう。
眠りたくないだけ
あ〜あ、今日は眠れない日になるのか。
そんな夜はしょっちゅうある。
周囲には眠れない人が増えている。あの人もあの人も眠れないと嘆いている。
が、暗がりの中で、ハッと気がついた。
眠れないのではなく、眠りたくないのだ。
“眠りたいけど、眠れない”
“眠りたくないから、眠らない”
同じようだけど、まったく違う。何をしたくて、何ができないのか。
眠りたくないのなら、なんの問題もないではないか。
まだまだ、何かしていたい。
したいことがあるわけでもないのに、寝てしまうのが惜しい気持ち。時間がもったいないような、そんな気持ち。
心の下のほうに住んでいるりっつんBに問い合わせてみることにした。
「特別に何がしたいわけじゃないのけど、ただ起きていたいの」
品行方正で規則正しいりっつんAが反論する。
「もう11時になるし、寝るべき!」
「いやだ!眠らない!」
仕方ないので、ラジオの聞き逃し配信を聞かせてやることにした。
そしたら、それがまたよくなかった。
インドの映画音楽なんか流れてきて、インドカレーを思い出して、お腹がグーグー鳴り出す始末。
ますます冴える目。つのる空腹感。
眠れないのではなく、眠りたくないのだから、どうすることもできない。
早く寝なさい!と言われて、子どもがぐずっている心境だ。
音も光も消して、頭の中に浮かんでくることを味わってみることにした。
鳥ばかり
すると、午後の散歩で見た景色が浮かんでくる。
どこかの家のテレビアンテナに止まっていた9羽のスズメ。
寒さで毛が膨らんでいて、下から見ると焼き網の上のお餅みたいだったこと。
それから20羽くらいのカモの集団。
その中でとっても仲の良さそうなカップルがいたこと。集団から少し離れて、1羽分くらいの間を置いて、じっと同じ方向を見ながら、ぷかぷか浮いていた。
あの2羽はどういう関係なのかしら。つがいなのかしら。それとも・・・。
カモの恋愛事情を想像しても、そんなに面白いわけでもないけど。
こんなど〜でもいいようなことを考えているうちに、いつの間にか眠ってしまったようだ。いつ眠りに入ったのかは、不明。
いつの間にか、りっつんBはどこかへ行ってしまったようだ。
もしかすると、あっちの世界に散歩に出かけたのかもしれない。江原さんの本にはそんなことが書いてあった。
今朝目が覚めたのは6時前。
いま、少し眠いので、睡眠が足りていなことは間違いない。
これを書いたら、少しウトウトしよう。外は雨模様。部屋の中には反田君のピアノが響いている。
なんの予定もない日。
眠りたいときに眠れるシアワセをかみしめよう。
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今日からのタイトルバック画像、大好きです。
眠れない、こんな時にごめんなさい。
ジャンヌ65さん
おはようございます。
初めてこんな画像にしてみたので、
とってもうれしいコメントです。
ありがとう~!