ダル重い身体。季節の変わり目のせいなのか。それとも年齢のせいなのか。どうにも頭が働かないので、仕事を放り出して寝転んだ。で、ここで、ふと、ひらめきました。
そうだ!2階の和室を片付けよう。
Contents
ゴミはゴミを呼ぶ
ここ数年、この部屋は物置状態になっているので、気にはなれども、見て見ぬふり。戸を開けなければ、目には入りません。開かずの間。開けたくない間。
- なんとなく捨てられない物
- ま、置いとこうかな的な物
こんなものが、放り込まれていました。
最初はそこそこ片付いていました。不要物の集まりとはいえ、それなりの秩序があったのです。しかし、何かをきっかけにして、崩れていきました。
「とりあえず、2階の和室に置いておこう」
この「とりあえず」というフレーズが曲者。すぐに処分を考えればいいのに、先延ばしにする。そして、ゴミはゴミを招くのです。
「そもそも人間というものは、捨てるという行為が苦手なのだ」
大げさにも、こんな哲学にたどり着きました。
一度手に入れたものは、手放したくない。これが人間の本性なのです。
片付け作業開始
この部屋にあったものは、必要のない物であることは、もはや疑う余地はありません。しかし、1つ1つを見つめると、何か捨てがたい。
「思い出」という名の未練でしょうか。
「いつか使うかも」という未来に対する対策でしょうか。
実は一戸建ての恐ろしさはここにあります。
「置き場所があるので、捨てなくても困らない」
「とりあえず置く場所」が存在することで、ドンつかたまっていく。
気力に満ちていないこの日の午後。気力がないので「みんな、捨ててもいいや」な気分になっているので、最終処分の決意には、ぴったし日和なんです。
生きる気満々だと、だめです。再びきれいに整理して押入れの中に片付けてしまいます。本能レベルが低下しているときが「処分時」には適しているのかもしれません。
「とりあえず置いていた」物を分別してゴミ袋に詰めると、5袋以上にもなりました。
しみじみと眺めながら、これも、あれも、全部お金だったと思うと、泣けてきます。あの袋の中にはン万円の物もいくつか入っています。全部だと、一体いくらになるのか。
ピアノの楽譜も捨てることに。現在使っている楽譜だけで十分。
断捨離の効果
さて、断捨離にはいくつかの効果があると思っています。
- きれいな部屋で気分よく過ごせるようになる
- 頭の中も整理できたような気分になれる
- 物探しをしなくなる
- 地震のとき、物が飛んでこない
しかし、わたしが思う、最大なる効果は、これです!
- むだな買い物をしなくなる
物を整理して断捨離を繰り返していると、買い物に対して慎重になるものです。
片付けに懲りてますから。
物を買うときに本当に必要かどうか熟慮するようになる。
断捨離をした直後に買い物に出かけると、効果が実感できます。
「なにも欲しくない」のです。
みんなゴミに見えるというと大げさですが「最後はゴミになるんだよ」と心の中で唱えると、買う気は起きません(笑)
買ったものはいずれ処分しなくてはならないということが、身にしみているので、安易に財布を開けなくなるのが、断捨離の最大の効果だと、わたしは思っています。
断捨離を初めてから、明らかに衝動買いをしなくなりました。
断捨離するとお金が出て行かなくなる。
貯まるのは、物ではなくお金。
わたしの周りで金銭感覚の優れていると思われる人が何人かいますが、家の中はさっぱりしたものです。
物ではなく、お金のままで持っているというわけです。
お金を貯めるために生きているわけではないけれど、物を持ちすぎるのは、物にエネルギーを吸い取られるとも思います。
- 物を買うためのお金を得るための労働エネルギー
- 物を探し求めるエネルギー
- 物を保管するエネルギー
- 物を処分するエネルギー
こんなにエネルギーを使っているのですよ。
実は今回、粗大ゴミとして処分するもの(カーテンレールとか、つっぱり棒とか)が出てきました。問い合わせの結果、2500円の費用がかかることになりました。最後の最後まで、物に対してお金が出ていきます。┐(´~`)┌
片付けながら「何に踊らされ、働かされ、買わされていたのか?」と、ふと虚しくなりました。
こうして2階でゴミ部屋として粗末な扱いを受けていた部屋は、久しぶりに部屋としてよみがえりました。この夏には孫たちの部屋として使ってもらおうと思っています。
家がどんどん軽くなっていきますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
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