※この記事は2019年5月24日に内容を更新しました。
皆さんのお宅には「アルバム」が何冊あるでしょうか?
その「アルバム」を開くのは、年に何回くらいでしょうか?
服の断捨離、小物の断捨離。
断捨離にもいろいろありますが、やってよかった断捨離の第一位は、
アルバムの断捨離です。
Contents
写真整理のきっかけ
アルバムが気になり始めたのは、息子たちが家を出たころ。
ドーンと鎮座しているアルバムたちを見ていたら、残された過去の遺産みたいな感じがしました。
思い出とだけ生きる老婆なんて、ああ、イヤだ!
- スペースがもったいない
- 重くて見るのが大変
- 息子たちに渡してしまいたい
息子たちが生まれた時からの写真の枚数は1万枚を超えます。
我が家には30冊ほどのアルバムと、プリントされて箱に入っている写真が何百枚もあります。
夫の趣味がカメラだったから、我が家は多いほうかもしれません。
わたしたちの世代では、カメラはかなり一般普及していますから、どこの家にもかなりの写真があるのではないでしょうか。
「アルバム」ほど場所ふさぎな物はないです。
思い出は美しいのですが、美しくない写真も多いですし、思い出だけのために使うスペースって、もったいない気もします。
そもそも、もう我が子も中年の域。
息子たちの赤ん坊の時の写真なんて、どれだけの存在価値があるのかなあ。10年に一度、見るか見ないかレベル?
息子たちは、わたし以上にアルバムに無関心。子どもの写真が面白いのは親だけ。わたし自身も自分の若かりし頃のアルバムなんて、ほとんど開きませんし。
だけど全部捨ててしまうなんてこともできないもの。
そんなことで、アルバムコンパクト化計画を思いつきました。
時間はかかりましたが、ほどほど力が残っているうちにやれて、本当によかったと思います。
コンパクト化への道
写真の保存には、いろいろな方法があることが分かりました。
ネットで検索して出てくるのは次の2つの方法です。
お金はかかりますが、良い保存方法であることは間違いありません。
- プロに依頼してデジタル化
- 自分でデジタル化
- プロに依頼してフォトブック化
1.プロに依頼してデジタル化する
【内容】写真をスキャンしてデータとして読みこんでDVD化するというもの。プロに依頼します。
【費用】アルバム1冊分が3000円くらいから。我が家だと15万円くらいになります。
2.自分でデジタル化する
【内容】自分でスキャナーで写真を読み込む。そのためにスキャナーを買わなくてはいけません。
【費用】スキャナーは4万円くらいの機種が売れ筋。
【問題点】DVD化した場合には、もう一つ問題が発生します。再生機械がないと見られないということです。
3.プロに依頼してフォトブックを作る
【内容】保存したい写真600枚から1200枚で写真集を1冊に。本のように仕上げてもらえます。
【費用】100ページ仕上げで8万~9万円。やはり高い!我が家だと多分2400枚にはなるから、20万円!?
宅配便でアルバムを送ったりすると、さらにお金がかかります。また複数冊作るとなると、諭吉舞う写真集ということになります。
どれもこれもしっくりきませんでした。
お金をかけたくない。
そこでわたしはわたしなりの方法を考え出しました。
望むアルバムとは
わたしはお金をかけずにアルバムの再生をしたいと考えました。
幸いなことに時間だけはあります。
特に冬の期間は、家にこもりがちなので、最適。
- 保存期間は今後50年もあればいい。
- 機械が不要で簡単に見られるのがいい。
- わたしの労力でやれる範囲で。
- 簡単に処分できること。
そしてわたしは2つの方法を考えました。
- ポケットアルバム化
- ノートアルバム化
1.ポケットアルバム化
息子たちにそれぞれポケットアルバム化して渡すことにしました。
1冊に300枚の写真が収納できる1冊1000円ほどのアルバムを6冊購入。材料費は6000円
300×3冊ずつを渡すことにしました。1人につき900枚の写真。
これなら、場所を取らないので、狭い家でも大丈夫。
こんな感じにできました。
2.ノートアルバム化
手元に残す写真は、そのまま燃やせるようにノートに貼りつけることにしました。
ゴミの分別に手間がかかる昨今。
わたしの荷物はできるだけ処理が簡単なように。そしてノートなら寝ながらでも過去を楽しむことができます。
見るのにパソコンなどは不要ですから、誰かに会う時に持って行って見せることも可能です。
レトロな方法だけど、意外と優れた保存方法
50年も前のアルバムはもうボロボロでした。
枚数も大した数ではなかったので、ゼロ歳から中学生までが1冊。結婚するまでが1冊。
これは5年ほど前の写真ですが、こんなふうに貼り付けると楽しいものです。
5冊で500円程度の大学ノートは、こんなに優れもの!
- 安い
- かさばらない
- このまま捨てられる
コストをかけてまで残したい過去なんか、全然ない。
お金をかけるくらいなら、自分の労力を使う。そして処分する時には手間はもうたかけたくない!
こちらが今回の写真整理の最終形態です。
実際の作業手順
はがす
これがなかなか根気のいる作業。
わたしは1日に「アルバム」を2冊と決めて、ボチボチやりました。ボチボチでもやり続ければ、いつか終わります。(笑)
昔の写真ほど強く粘着していて、なかなかめんどう作業です。
1冊にかかる解体時間は20分程度。
20分×20冊 400分 6時間40分。こりゃ片づけを頼むと、お金がかかるわけです。
アルバム解体
アルバムをゴミ分別方法に従って分解。アルバム2冊の解体に小1時間。
結構面倒くさ~い。上から貼るフィルムだけでもゴミ袋に一つありました。そして、この紙類のゴミ。重さは10キロ以上!
こちらは、今回処分することになった写真。
なんと重さは5キロ!1枚の紙も、集まるとすごい重さになるんですね。(@ ̄□ ̄@;)
ポケットアルバムにイン
時間の前後はあまり気にせずに入れるだけ。
もう細かく分ける意味はないです。「ああ、あんな時もあったのね」でいいんですよ。
出来上がってから息子たちに見せたら「いいね~!」と言われました。この3冊ならそれほど場所も取らないし、写真を捨てるなら捨てればいいし、その時も簡単に捨てられます。
写真整理の結果と効果
心が軽やかに
この軽やかさ。なんと表現していいのか分かりません。
我が子とはいえ、現在はそれぞれが家族を抱える息子たち。
いつまでもわたしの子どもではありません。これで、本当に手放した気持ちになりました。
いつまでも「この家族」に執着しない
新しい家族が生まれ、新しい時代が始まっているのです。
息子たちの幼いころの写真を1枚1枚確認しながら「ありがとう」という気分になりました。
夫が「写真を見て、いつか僕に感謝する」と言っていたけれど、そのとおり。
ありがとう。
スペースが空いた
ここにアルバムが詰ってました。現在は空。次に保管するものもないです。
家が軽くなりました。
眠っていた写真との再会
今回、全部の写真に目を通しました。
懐かしい写真がたくさんありました。あんなこともあったね。こんなこともあったね。それをかみしめられたことは本当に意味があったと思います。
60年の歩み。
それを確認することも面白かったです。学生時代なんて、つい昨日のことのようでした。わたしは楽しい人生を旅していると思いました。
また今回の写真を整理する中で、古い友人とコンタクトが取れたりして、面白いことも起こりました。写真たちが最後の仕事をしてくれたんだと思います。
番外編:ビデオテープの始末
数年前にビデオテープをDVD化しました。
30本ほどのビデオはこんなにコンパクトになりました。
DVD化したので、VHSのビデオ再生機を外してしまいました。今後はPCで見ればいい。みんなでビデオ観賞会なんて、もうするはずないですから。
我が家の30年の歴史。これで一区切りです。
さあて、新しい世界に出かけてみようかな。
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アルバムの整理、既にやりましたよ。確かに、見ながら整理していると
ついつい手が止まります。私は、主に自分の写真は遺影にしてもらうの
だけ仏壇の引き出しに入れて、あとは捨てました。
子供の分は、プラケースにまとめてあります。処分は本人任せ。
いつからか、旅行に行っても私が被写体になることはなくなりました。
この世のことは、生きている間だけのこと。
となりまちさん。
アルバムの整理が終わった人は、本当にケリのついてる人だと思います。
そういう人、好きです。
わたしもケリをつけられて、すっきりしました。
「この世のことは、生きている間だけのこと」心に染みる言葉です。ありがとう。
写真整理についてこのブログを読み、(まだ始めたばかりだけど)方向性を持つことが出来て良かったと思っています。結婚式や諸行事の時の台紙に貼った写真もたくさんありますが、これについては、どういうスタンスを持って処分すれば良いのか何かアドバイスがあればお聞かせください。
キャシーさん
はじめまして!
検索で来てくださったんですね。
ありがとうございます。
結婚式の写真ですが、台紙を外して写真のみ保管しています。
すごくいいです。台紙が邪魔なんですよ(笑)
近々、この件を記事にしようかと思います。ぜひご覧ください。
59歳、昨年「卒婚」して独り暮らしに突入しました。すっきりしたスタートだったけど、怪我をきっかけに大いなる「不安」に陥ったのです。人は所詮一人だと頭ではわかっていたけれど、「ホントに一人じゃないか~い!」とパニック(泣)
生き生きと暮らす先輩方の本を読んで、目標としたり、元気をもらったりして回復していますが、そんな時に友達から、「りっつんさんのブログ」を紹介されました。「そうそう。みんな、人生の最後は自分で責任をもって生きるしかないのだ!!」と改めて『これからの生き方』を思っています。
私も、この記事を読む前に写真整理を始めていまして、「さて、剥がして捨てるものは捨てたけど、どんな形で残そうか」と思っていた所に、良いアイデアを頂きました。
私の分は「ノート」これ参考にさせて頂きます。ありがとうございます。これからもブログ楽しみにしています(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ぐっちゃんさん
おはようございます。
コメント、ありがとうございます。
そうなんですよ。
頭で描くのと、実際に体験するのでは、
違うんですよ。
同じ玄関を利用している人がいるのと、
1人だけの玄関って、大きく違うのですよ。
ぐっちゃんさんの戸惑い、見えるようです。
でもね。どんどん慣れます。大丈夫。
ノートアルバム、いいですよね。
少し時間を遡ってみると、まだまだ、
暮らしに役立つことが、あったりします。
わたしは高校時代を思い出して閃きました。
ぜひ、またお立ち寄りくださいねヾ(@⌒ー⌒@)ノ
アルバム整理で検索していて、良いな〜と思いました。「ノートは燃やせる」というところ好きです。
わたしもやってみようと思いました。ちなみにノートの場合はのりで貼られたのでしょうか?教えていただけたら嬉しいです。
まさこさん
こんにちは!
コメント、ありがとうございます。
写真ですが、基本的にはのりで貼ってます。
あとはマスキングテープで飾っていることもあります。
簡単に捨てられるし、軽いし。いいですよねヾ(@⌒ー⌒@)ノ
子供も巣立ち、これからしばらくは夫婦での生活。終活というか、すっきりさっぱりした家の中にしたくなり、いろいろ手放しました。
50年も前の自分が子供の頃の話をしていて、写真を見たら思い出せそう。
でも、あのアルバムをしまってある所から出すのが面倒。
大きい立派なのが邪魔だからあんなとこにしまったんだ。
と思い、もっとコンパクトですぐ出せれば、見る機会増えそう。
コンパクトになればスペースもあく。
どうやってコンパクトにするか、のヒントが欲しかったのですが、こちらでいいヒントが得られました。
大量のアルバムを前にくじけそうですが
地道にやってみます。
ありがとうございました。
登紀さん
こんばんは
アルバムの整理は時間がかかるんですよ。
気合も必要だし(笑)
なんだかんだ2回の冬が必要でした。
やったり、休んだり。
で、できるだけお金をかけないという方向でやりました。
ポケットアルバムだと、息子たちも見てくれます。
本当にやってよかったです。
ちょっとでもやる気になった今こそ、そのときですよ〜
ファイト 一発!(笑)