いい天気でした。
お昼前にお墓に向かって歩いていたら、じっとりと汗ばむ陽気。
こリゃ、あっという間に夏が来るんじゃない?
わたしは車の運転免許を持っていないので、どこへ行くにも公共交通機関&足のみ。
今日はバスと足を使って、はるばる行ってきました。いずれはわたしも向かう場所へ。
バス停から10分ほどの距離にある墓苑。周りの風情はいかにも埼玉。
こういう場所が大好きで、ここに来るとホッとします。
花を振り回しながら、歩く未亡人です。
途中にある小さな林。鳥の声が賑やかで、「どなたが鳴いているんだろう」なんて耳を澄ませて観察を始めてしまって、いつまでも墓にたどり着けない未亡人です。
いやいや、楽しい鳴き声でした。
ここを抜けると墓にさらに近づきます。
ざ・埼玉
そして、このハクモクレンはかなりの大木です。
墓苑について、墓石の周りの草を抜いて、石をざっと拭いて・・・
「丁寧な掃除は次男に任せようね」と言ったら、
「相変わらずなざっぱなヤツだな」という声が返ってきました。
「掃除とか料理とかできなくてもいいから、結婚してって言ったのは、あ・な・た」
「まあ、そうだね」
ついでに聞いてみた。
「あれとか、これとか、買っていい?」
「全部、買っちゃえ!!」
未亡人の耳は、つごうのいい耳。
鑑真香の容器には入っているけど、中身は秋に奈良の長谷寺で買った「檀」
ほのかな甘い香りの「檀」を焚いて、夫と語り合った数分間。
墓参りの帰りは、夫からの許可を得たので、買い物三昧。久しぶりに財布のヒモがフルオープンの未亡人です。一度解いたヒモは結び直せない(笑)
未亡人という感覚さえも失われつつある中で、唯一、未亡人であることを認識する行事。
それが墓参りなのです。
ブログ村の「ライフスタイルブログ」のランキングに参加中です。いつも応援クリックありがとうございます♪
コメントを残す