昨日のこと。なんか家の外が騒がしいと思って、出てみると・・・
お向かいさんの家の庭で、子猫が発見されたとのこと。ご近所さんたちが集まっていました。
子猫は2匹。生後何週間と思われる小ささ。双子のようにそっくり。あれ?一緒に生まれたから双子か・・・?
母猫はどこかにエサでも探しに行ったのか、見当たりません。
お向かいさんが、段ボールを持ってきて中に2匹を入れたところで、母猫が少し遠くから、威嚇の声を発していることに気づきました。
母さん、戻ってきたのね。ごめんね。驚いたよね。隠したつもりだったろうに。赤ちゃん猫は声を発するから、見つかっちゃうんだよね。
2匹とも、左の目がちゃんと開いていません。よく見ると目やにでくっついている。もしかすると細菌かウイルスにでもやられたのかなあ。
母猫は、陰のほうから、ずっとうなっています。
子どもを守ろうとする母の姿に胸が熱くなります。そして少し悲しくなります。母猫は子猫を守る術を持っていない。ただ隠すだけ。
「ところで、どうする?」ということになりました。
お向かいの家の中には紀州犬がいるし。ご近所さんたちも、みなさんそこそこの年齢なので、これから10年という単位で生き物を飼うことには、消極的。
60歳を越えると、そこは大きな問題。会長を見つけたときには、迷わず飼うという決断ができたけれど。いまから赤ちゃん猫を飼うことには、わたしもさすがに躊躇するなあ。
保護団体が近くにあればいいけれど、それもないみたいだし。
困ったねえ。困った、困った。
そんな話をして、いったん、みんな家に帰りました。
気になったので、しばらくして、子猫をのぞきに行ってみると、箱の中は空っぽ!
危険を察知した母猫が、どこかに連れて行ったのでしょうね。
そりゃ、そうだよね。
みんなでワイワイ、どこに預けようかなんて相談していること、母親は察しないはずがありません。
どこかで親子3匹、ひっそりと暮らせる環境があったらいいのになあ。
人間ばかりが我が物顔に生きているから、猫にとっては生きづらい世の中だよね。
野良猫の数もすっかり減ってしまい、猫は家の中で生きる生き物となってしまいました。なんか、どこか、切ない気がします。
母さん猫、子どもを連れてうまく生き抜けるといいのだけれど。婆は祈ってるよ。
温かいタッチ、いつもありがとうございます!
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