おはようございます。
本日は知られざる私生活の一部について明かそうと思います。
私生活?もう十分に明かしているか(笑)
いやいや。まだまだあります。
何事もなく日常が動いているように見えますが、実はすったもんだしているんでございますよ。
始まりは4年前
実はお腹に不安を抱えています。
初めてこの事態に遭遇したのは4年前のこと。
なんの予兆もなく起きた激しい腹痛、そして下血。
あまりの痛さに冷や汗タラタラ。出血量に驚きました。たぶんこの時点で、多くの人は、病院に駆け込むのではないかと推察します。
しかし、病院には行きたくないタイプは、粘る。
かなりしぶといタイプ。出血くらいでは驚かない(と、豪語してみる)
ある意味、死は覚悟しているので、猫を見習って、絶食したところ、にゃにゃんと1週間ほどで立ち直りました。
が、しばらくはお腹の中にヒリヒリする痛みが残りました。
こんなことを息子たちに言えば「なんで病院に行かないんだ!」と石を投げつけられるに違いない。
なので内緒にしとくことにしました。
なぜ病院へ行かなかったのか。
それは、検査が嫌だったから。どう考えても、嫌だったから(笑)
痛いのは嫌だけど、さらに痛みを伴う検査なんて、まっぴらごめん!
もう痛みは去ったのだから、そっとしときたい。
あんなに出血したのは腸に傷ができたからであって、傷さえ癒えれば、あえて検査をすることもないとの素人判断。
しかし、素人判断とはいえ、案外正しくて、それから2年間は何事もなく過ぎました。
「ほらねっ。やっぱり大したことないのよ」
と、何度か呟いた。
ついに4度目
ところが・・・この10月の半ば、再びの症状。
回を重ねて4度目。
昨年の秋、今年の春、そして今回。
なんと!半年に一度の頻度で起きるようになっていた。
そして今回はついに、あまりの痛さに失神寸前に。
トイレから廊下に這い出して、気を失いかけました。
このままだと、いつか救急車ということにもなりかねない。
迷惑をかけるのは、さすがにまずい。
その前に自分でやれることはやろう。
半年に一度こんな痛みに襲われるのはごめんだと、痛む腹さすりつつ、腹をくくった次第です。
1人暮らしに対応し続けるためにも、痛みを防げる方法があるなら、知りたい。そう思いました。切実に思いました。
想定していた病名は「虚血性大腸炎」。
しかしこの病気は再発を繰り返さない、一過性の病とのこと。何度も起きているということは、もしかして違う病気なのかもしれない。
しかし、検査、嫌だなあ。憂鬱だなあ。
痛みを抱えながらも、葛藤は続く。
痛くない検査?
そういえばと、思い出したのは、とある知人の話。
「胃の内視鏡、痛くなかった」
痛くない?
そんなことあるわけないでしょ。
よくよく聞けば、鎮静剤を打ってから検査をしたとのこと。
その知人は病院にやたら詳しい人。
信頼できそうではある。早速電話して病院の情報を聞く。
調べてみると、知人の行った病院では、胃の検査も大腸の検査も鎮静剤を打ってから行うとのこと。
掲げているのは、
“苦痛の無い次世代内視鏡検査”
浦和の駅前にそのありがたい病院はあるらしい。浦和なら、とても行きやすい。
ビルの2階にある個人病院だけど、名前からして“未来と内視鏡に特化”している。
そして、この病院は完全予約制システム。
時間を無駄にしないということも、ポリシーらしい。
病院で待つことも嫌いなので、これは相性がいいかも。
行ってみよう。
痛みからの解放を求めて、門を叩くことにしました。
病院の門を叩く
痛みがあったのが金曜日の夜。
病院に行くことを決心したのが土曜日の夜。
HPから予約を入れました。
月曜日の4時に診察予約が取れたので、電車に乗って向かいました。浦和の駅から5分ほど歩く。
ドアを開けるとロビーが広がっている。ここは病院?まるでどこかの美容サロンみたい。
もちろん、保険診療の普通の病院です(笑)
優しい音楽が流れていて、アロマの香りがしました。予約制なので、ロビーにいる人は、最大でも3人程度。
密になりようがありません。
4時ぴったりに名前を呼ばれました。
レントゲンでわたしの腸の状態を診た先生は、
「それほど心配するようなことは起きてないです」
「それにしても、4回も我慢してたとはねえ」
と、わたしの顔をまじまじ見ながら苦笑い。
「内視鏡の検査をやったほうがいいかもね」
キター!
※マスク越しですが、先生は40代くらいで、イケメンです。
おずおずと、神妙な顔つきで申しあげました。
「怖いんです」
すると・・・
「そういう人のために、私のような天才がいるのです」
天才という言葉に思わず目を見開く。
そういう医師に初めてお目にかかりましたが、そこまで言われると、不思議と不安が消えていく気がしたのも不思議。
腕前、見せてもらいたい。
先生と話をしているうちに決意が固まり、内視鏡検査の予約を入れることにしました。
この日は丁寧に症状を聞いてもらって、漢方薬を処方していただきました。炎症の程度を調べるための血液検査もしました。
検査の予約は1ヶ月先。なかなか混んでいるようです。
この日、クリニックに入ってから出るまで、25分!
診察にレントゲン、検査の説明そして会計。最短時間です。
ついにその日が
検査の日を翌日に控え、前日の午後、わたしは旅支度で家を出ました。
下剤などを服用しなくてはならないので、病院の近くに泊まることにました。
短時間だけれども、電車移動は不安。
そんな不安を解決するために、病院まで3分のホテルに泊まることに。
ここにいれば、何かと安心。
たまたまの「goto割」&「さいたま割」で、定価の半分以下の料金で泊まることができたのは、ラッキ〜でした。
こんな使い方もある。
1人だけど、ツイン。。
7000円でシティホテルのツインよ。近場で旅気分。
小さなスピーカーとアロマオイルはホテル泊りの必需品。
好きな音楽を流して、自分の部屋にしていきます。ああ、ワインがないのがつまらないよ。
海が見えたら、もっといいのに。ここは海なし県。仕方ありませんね。
それでも、無理やりにでもホテルを楽しもうとする、62歳独身女です。
夜ご飯は7時までに食べ終えていて、以降固形物を食べることは不可なので、ホテルにいても、することがありません。
下のチャペルを見下ろすくらい。夜のチャペルに花嫁はいない。
花嫁は夜汽車に乗って、あの人の元に行ったのかな。ちゃんと着いたかな。そんな妄想で時間を潰す。
音楽を聞いたり、本を読んだり、アロマオイルのお風呂に入ったり。
それなりに、楽しい〜のよ。それなりにはね。
わたしがやること
検査に備えてわたしがやるべきはお腹の中を空っぽにすること。
前日から食事の制限があります。
食べてもいいのは、ご飯やパン、肉や魚。
食べてはいけないのは野菜類。繊維のあるものを避けます。
そして初めて知ったんだけど、穀物よりも肉や魚のほうが消化はいいらしいです。えいようがく、ちょっと学びました。
絶食ではないので、まったくつらくはありません。空腹感に苛まれることはなし。
前夜9時には下剤を服用して、寝ます。
検査当日、4時間前から、腸の中を洗浄するための薬を飲みます。
1800ccも!
量が多いので、ちょっときつかったけれど、1時間ほどかけてなんとか飲みきりました。ポカリスエットみたいな味で、飲みにくくはなかったです。
飲み始めて1時間もすると、何か出そうになってきます(笑)
下痢のようになるのかと思っていたら、全然違います。痛くもなく、ただ水が出てくる。5〜6度、繰り返しておしまい。
初めての感覚でした。腹痛を激しく恐れていましたが、そんな事態にはならずに終了です。
ここまでで、わたしがやるべきことは終了です。
とにかく1ヶ月まえのあの痛みが未だ忘れられず、トラウマになっていたのですが、難なく終わってホッとしました。
ここから先はわたしの守備範囲ではありません。お任せです!
知らぬ間に終わる
予約時間より少し早めにチェックアウトをして病院に到着。何しろ3分の距離。これはいい判断でした。余計な不安を抱えることがなかったです。
すぐに部屋に案内されて、着替えて、ベットに横たわって、点滴を開始。点滴の中身は単なる生理食塩水。点滴を通して鎮静剤を入れるためだそうです。
ベッドはストレッチャーになっているので、そのまま検査室まで移動。あれって結構揺れるのね。酔うかと思いました(笑)
先生が鎮静剤を点滴に入れ始めて・・・
気がついたときには、リカバリールームにいました。
途中のことは、まったく記憶になし。いやいや。なにかしてるなと一瞬だけ感じました。
しかしスコープを入れられたことも、まったくわかりませんでした。
時間にすると、30分くらいのことでしょうか。
検査後の違和感もまったくなし。
一体、我が身に何が起きたのでしょうか。
宇宙人に連れ去られて、身体のどこかにICチップを埋め込まれても気づかなかったという人の話は、真実だろうなと思いました。
着替えて、ロビーに戻ろうと、歩き始めると、ちょっとフワフワした感じがありました。足元注意。
お茶とお菓子をいただいて、会計を済ませて。
検査費用は13000円ほど。
炎症が残っているために、細胞の病理診断をしたので、費用が加算されています。
検査だけだと6000円〜7000円程度だそうです。
わたしのお腹には確かに炎症が起きている。それはそれでホッとしました。痛みの証拠がはっきりしたのですから。
果たして、痛みから解放される方法は、見つかるのか!?
なので、とりあえず、実践しているのは、
満腹禁止
これが、最近の裏腹事情。
病院を選べば、身体に負担の大きい検査も、最小限で受けられることを知りました。
病院は選べる時代ですヾ(@⌒ー⌒@)ノ
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りっつんさんこんにちわ
毎日のブログからそのような大変な事が4回もあったとは全く感じませんでした。
腸カメラはまだ経験してませんがりっつんさんの経験談を読み少し勇気が出てきました。
近くにイケメンの天才Drが居ないのが残念です。
お大事になさってください。
もーちゃん
おはようございます。
1800ccの液を飲まなくていいのなら、
今日また受けても平気( ̄^ ̄)ゞ
それくらい、なんでもないです。
鎮静剤を使う病院は増えているようですよ。
りっつんさん こんにちは
痛いめに合わさないでほしいですよね、いい子に
してるんですから(笑)
私も以前、激しい下痢と腹痛で大腸の内視鏡検査
を受けたことがありますが、検査そのものより、
お腹を空っぽにするのが大変でした。
ホテルの前泊はいいですね。
私も次はそうしよう(笑)
相棒さん
おはようございます。
ホント、ホント。いい子なんですから。
病院近くのホテル前泊は安心です。
空っぽ作業に専念できます(笑)
自分に甘いので、
できるだけ楽チンを探すのは得意なんです。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
りっつんさん、今晩は。
大腸内視鏡検査体験談、書くのは大変でしたでしょうが、読む方は、一気に読ませていただきました。
痛くない検査、私も胃カメラは、寝ているうちに終わりました。
大腸の方は、お腹にバリウム入れて、レントゲン検査したことがあり、先生がとても悪戦苦闘していた思い出があります。
思い返せば、これまでいろいろと検査は経験しましたが、現在、健康で過ごせているのも、おかしいなと思ったらすぐに、「 Go to clinic 」かな
しばふねさん
おはようこざいます。
一気に読んでいただいて光栄です(笑)
お腹にバリウム入れるって・・・怖い。
さすがの病院嫌いのわたしも、
今回はヤバいと思いました。
検査をしなくてはいけないのは目に見えていたので、
希望に合う病院を探しました。
近所の病院にいけば、どこに回されるかわからなかったので。
りっつんさん、初めての体験お疲れさまでした。
でも全く痛くなかったとのこと、良かったですね。
私は大腸内視鏡での検査は、この20年間で何回やったことか?
ここからは「お食事中の方にはごめんなさい」のお話となりますが・・・。
45歳の時、「便の形状がおかしい、いつもと違う」というだけのことで受信。
ポリープが発見され、その場で切除、一泊入院でした。
大腸ポリープは放置するとガンになることがあるということで、
以来定期的に内視鏡検査しています。
私は麻酔なしなので、一緒に画面を見ながら「あれななんですか?」「結構きれいですね」
とか、医師と会話しながらの検査です。上手い、下手は医師によって大差がありますね。
検査の1日が終わると「あ~疲れた」という感じ。
りっつんさんは「アッという間に終わり」麻酔使用は大正解。
ホテルに前泊も大正解、でしたね。とにかく「痛い」のはごめんです。
早く体調が全快しますように。
かよさん
おはようございます。
わたしは本当に病院が嫌いなので、
よほどでないと行きません。
痛さが我慢できないか、喘息で息が苦しいか(笑)
それからでもなんとか間に合っているので。
検査後に腸内の写真を数枚いただきました。
見ながら説明を受けて、それで納得。
状態が分かったので、
今後も食生活に気をつけるだけかなと。
おかげさまでもう症状は治っています。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
りっつんさん、こんにちは。
私も10年ほど前に下血して大腸内視鏡検査を受けたことがあります。それから友人の薦めで乳酸菌生成エキスの「智通」というのを飲むようになって便秘が全くなくなり、下血もしていません。胃も、いつもすっきりしてます(^-^)v
かぐやさん
こんばんは。
おー!あの痛みの体験者さんですね。
「智通」という名前、初めて聞きました。
情報ありがとうございます。
検討してみます。
初めまして!
三年前に主人を亡くしました、
辛いなか
りっつんさんの本に出会い救われた
それ以来ブログ毎日拝見しています。
わたしも激しい腹痛にたびたびなやまされてます
恐怖すらおぼえます
立ち入ったしつもんになりますが
治療方等々あるものなのでしょうか?
雅子さん
はじめまして。
本を読んでくださって、
ありがとうございます。
激しい腹痛、本当に怖いです。
わたしの場合には突発的に起きる症状で、
特定の病気というものでもないということが、
検査をしたことで、わかりました。
先生曰く、
できるだけ腹痛を起こさないようにして、
起きたら、また来てねとのこと(笑)
一応、お腹を温める漢方薬をいただきましたが、
常用する必要はなしとのことでしたよ。
とりあえず、食べ過ぎないように注意しています。