生協の配達員さんが教えてくれたのは、整理整頓は時間を生むってこと

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パルシステム生協を利用しています。

週に一度、グループを組んでいるご近所さんの3軒分の食材が届きます。

 

生協商品が届く日

冷凍、冷蔵、常温品も3軒分となると、それなりの量になりますが、もう20年も続いているので、仕分けも手慣れたものではあります。

さて、配達トラックには決まったルートがあって、わたしたちのところには大体10時くらいに到着することになっています。

が!

この半年くらい、だんだん遅くなり、届くのは11時を超えることも┐(´~`)┌

用事があるときには、予定が立たなくて、困っていました。

わたしたちの前の届け場所にトラックが止まっているのは見えるのだけど、わずか200メートルが遠かった(笑) 10分くらい止まったままなんだもの。

ところが、ここにきて、事態が好転しました。

毎週、ビシッと10時前後の到着。誤差は10分もなし。

3ヶ月ほど前に配達する人が、若くてめんこい男子に変わって、回数を重ねるごとに着くのが早くなっているのです。

あの遠かった200メートルは、瞬間移動かと思えるほど(笑)

その男子は、まだ20代前半。小柄で、あっきー似。

人が変わるだけで、こんなに変わる?

なんでだろうって、ちょっと不思議に思っていました。

 

ナゾ解ける

ふっと、トラックの荷台を見て、驚きました。

長いこと、生協を利用していますが、あんなに整頓された荷台を見たのは、初めてでした。

なにが、どうなってるのか、じっくり見たわけではないけれど、とにかく美しいのです。

もはや、芸術の域。

機能的に動けるように、配置を考えているようで、だから荷下ろしが早いのだと合点がいきました。

ルートと、荷物をきっちり頭に入れて、出しやすい工夫を重ねているようでした。

慣れるほどに、早くなっていたのは、そういうことだったのか。

荷台の中で、指差し確認をしながら、荷物の確認をしているお兄さん。

ついつい、褒めまくってしまった、ばーちゃんズ。

生協兄さん
きれい好きなんですよ

と、ちょっと照れながら、発泡スチールの箱をテキパキと積みあげていく様は、もしかしたら、この人もレゴ好きなんじゃないかと思うほど(笑)

ささっと下ろして、元気に挨拶して、去っていくまでに、5分もかからない手際のよさ。

小さな無駄を省くと、小さな時間が積もっていくのだということを、証明してくれました。

こういう人は、きっと、どこへ行っても働き者!

 

よし!最後の片づけだ

お兄さんに刺激されて、魔境を片付けることにしました。

10年も納戸として、活躍してくれた、我が家の魔境。

ブログでも何度か記事にしていますが、家の中の不用品をこの場所に集めて、少しずつ減らしていました。

書棚に最後まで残っていたのは、3種の漫画本。

男の生き方、金との付き合い方、生きる哲学本など。

息子たちよ、もう、いいでょ。捨てます。

ついに、我が家にあって、使わない物は、これだけになりました。でも、これらも、まもなく、処分予定です。

ビニールの中に大事に入れられているのは、ビデオデッキ。

CDに焼き直したんだから、もう、VHSテープも見ないって(笑)

段ボールの中は、思い出の品たち。元家族、ひとりそれぞれ1箱ずつ。

わたしの箱と夫の箱は、中身を確認して、1箱にまとめます。いや、全部処分しようかな。

自分の思い出を味わう時間があったら、別なこと、したい。思い出に未練はない。

書棚も処分します。

入れる物がなくなった以上、保管する場所は不要ですから。

現在の我が家の本箱。残っているのは漫画のシリーズのみ。

2021年4月23日

 

新しい標語は、これだ!

潔く作業したように見えるかもしれませんが、いつも、それなりの痛みがあるもの、です。

物を見ながら、何度もつぶやきました。

「これ、嫁に行くとき、持ってく?」

さあ、いよいよ、片付けも終わりです。

ここまでくるのに、なんだかんだ、10年以上の月日がかかりました。

いま、スタートラインに戻ってきたような気分です。

嫁に行くときに持っていくものは、だいたい、決まった。

となると、次なる標語は、これしかないな。

「あの世に行くとき、持ってく?」

心の中で問いかける「嫁に行く時、持っていく?」

2021年9月2日

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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4 件のコメント

  • りっつんさん、こんにちは

    いやあ、素晴らしい
    この間、あさイチでもやってましたが自分の周りの『よどみ』ですねぇ。
    私の周りはよどみきってます。
    死ぬときには何も持って行けないのは分かっていますが、『嫁に行くとき持って行くか?』という思考法
    またまた参考にさせていただきます。

    • えみんちょさん

      こんばんは♪

      思い出との付き合い方、考えます。
      どれだけの量を持てば、満足するのか。
      一体、なんのために、思い出を持とうとするのか。
      もう使わないんだから、さっさと処分と思っても、
      なかなか踏ん切れず、こんなに時間がかかってしまいました。

      人の心は複雑です。

  • 姐さん、若人からよい刺激を受けられたんですね。
    着々と整理が進む様子が、眩しいです!

    もし間に合えば、
    そして、気が向いて、対応可能ならば、ですが。
    VHSデッキは買取してもらえるか問い合わせてみるのはいかが?
    値はたしかに二束三文ですが、
    その機械から修理用の部品が取れるなど役に立つ場合もあるようです。
    1980年代後半から1990年代前半の工業製品は
    日本の職人の技と『電子立国ニッポン』の技術がよい形で融合した高度な技術の製品もあり、
    長く愛用している方も、数は少ないがいるみたいなんです。

    • デイジーさん

      こんばんは♪

      着々と整理が進んでいますよ( ̄^ ̄)ゞ

      しかし、全部処分して、鴨長明のようになるには、まだまだです。

      VHSデッキ、欲しい人もいるんですね。
      問い合わせしてみます!
      情報、ありがとうヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。