先日、あややんと話をしていたら、「ギョニソをね・・・」という言葉が飛び出しました。
あややんさんのお宅には若い娘が2人もいるので、時代の流れに乗っているようです。
ギョニソ?
ギョニソとは何ぞや?
ギョニソとは、魚肉ソーセージのことだそうです。もうすでに定着している言葉らしく、「ギョニソ」で検索をかけると、たくさん料理方法が出てきます。
わたしは魚肉ソーセージが好きなので、いつも冷蔵庫には入っています。いざという時に助かるんです。ハムの代わりとして使ったりします。
ギョニソの思い出
ギョニソと言えば、わたしの中ではこの話。
2011年3月11日。東日本大震災が起きました。わたしの実家は仙台市内にあります。
1978年の宮城県沖地震の前年に建てた家でした。1978年の地震を乗り越え、その後の地震も何度か乗り越えてきた家でしたが、さすがに今回の地震では大規模半壊という状態になりました。
実家には両親と妹家族が住んでいましたが、たまたま両親は我が家に逗留していたため、その時、暮らしていたのは妹家族だけでした。
とても住めるような状態ではなく、避難所に行ったところ、避難所にはもう入る余地なく、妹たちはしばらく、車内と野外(庭)での生活を余儀なくされました。
避難所に入れないと、食料がもらえないらしいです。(善意で少しはいただけたようですが)避難者の数二合わせて配給されてくるからでしょうか。
妹たちは、家にあった食料で何とか急場をしのいでいましたが、だんだん食糧不足は深刻に。
特にタンパク質系の不足が深刻なようでした。仙台市内は本当に食糧難状態でした。
そんな中で、妹が一番欲しがった食品が「ギョニソ」だったのです。常温保存ができることもポイントでした。
妹が電話で「魚肉ソーセージが欲しい」と切々と訴える。
食べさせてあげたい!わたしは近所のスーパ-を回って、ギョニソをかき集めました。しかし送ることはできません。宅急便なんて、もっともっと後になってからのことでしたから。
そこで、次男が友人と2人でリュックに食料を詰め込んで、電車とバスを利用して新潟を回って仙台まで行くことになりました。背負えるだけのタンパク質系をリュックに詰め込んで行ってくれました。
ギョニソは50本くらい入れてやりました。
結論として・・・。
こうなふうに作文の中で、ギョニソと書くと、なんか変な感じがすることが判明いたしました。
ギョニソはあくまでも語り言葉の中で使うのがよろしいかと、わたしは判断いたします。
おもしろ短縮言葉
さて、昨今、どんな新語があるのだろうと、ちょっと調べてみました。ありました、ありました。面白いのがいくつかありましたよ。
フロリダ
風呂に入るから(会話から)離脱するという意味で使われるそうです。センスいいですねえ。女子高校生は普通に使っているらしいです。わたしはLineとかしませんので、使う機会がありませんが、どこかで使ってみたいです。「わたしフロリダ~」フロでちょっとキルトいいのかな。
ズッ友
ずっと友達でいようねの略。これ、好きだわ~。
わたしとまじ専務のように、同じズックを履いてる友だちのことではないらしいです。
「まじさんとはズッ友なの~」はちょっと違う。
「まじ専務、ズッ友!」と軽快に語り掛けるのが正しい使い方かと。
あいうえお
愛上男
これもすごいネーミングですね。恋愛上手な男性のことを言うのだそうです。面白いですね。
わたしなら、愛飢男にしちゃうかもね。
スパダリ
スーパーダーリンの略で、理想的な夫や彼氏のことを指すのだそうです。
「お宅のご主人はスパダリねえ~」とか使かえばいいんでしょうか。
使う機会があるのかどうか・・・・(笑)
言葉の進化は止まりません。どんどん新しい言葉が出てきます。最近気になるのはドラマタイトルの短縮化。「逃げ恥」とか「緊取り」とか。最初に聞いた時は「何のこっちゃ」と思いました。
100年も経てば、現代使われている言葉は古語になるんでしょうかね。
※キャッチ画像はギョニソ入りマカロニサラダカレー風味です。生協の色の薄いギョニソを使っています。
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