“ホイットニー・ヒューストン”の映画を観て、思うこと

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ホイットニー・ヒューストンの映画を観てきました。

見終わってから思ったのは、「成功」とはいったいなんだろうということでした。

あれだけの声があれば、あれだけの才能があれば、たくさんの人に認められれば、それを世間一般には「成功」というのかもしれない。

だけどその「成功」が必ずしも「幸せ」に結びつくとも限らない。そして「成功」も実は一瞬のことでしかないということをホイットニーの人生は教えてくれます。

大きな「成功」の裏で渦巻く、周囲の人たちの思惑。親でさえも娘を“うちでの小槌”にしか見えなくなってしまう。ホイットニーの父親だけが特別なのではないと思います。人なんて、たぶん、そんなもの。

才能とお金。

そういえば、ミュージカル「モーツァルト!」で描かれていたのも、そんな世界でした。

お金に換算できる才能が呼び寄せてしまう、複雑な人間関係。その渦に巻き込まれてしまう天才たち。

手にしたと思っていると、すぐに離れていく「成功」という名の幻。

もっともっとと幻を追い求めているうちに、自分の存在そのものに迷い悩み、自滅していったモーツァルト。

あれよあれよと高い山に登ってしまったホイットニーも、その高さゆえ、その落差に怖くなってしまったのでしょう。そして、安息の場所は最後まで見つけられなかった。

あの声をホールに響かせたときには、言い表すことのできない恍惚感に包まれたのではないかと想像します。それはホイットニーにしか味わえなかったこと。

何か大きなものと交わった感触があったのではないかと思います。

天から遣わされた人。

才能もまた、天から持たされてしまった荷物のようなもの。

「死んでいくときに、来世でまた、この人生を生きてもいい」

そう思えれば、その人生は「成功」なのだと、どこかに書いてありました。

果たして、ホイットニーはどうだったのでしょうか。


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2 件のコメント

  • ホイットニー!
    残念でしたけど、あの歌声が残ったことに感謝です。
    字幕で「Naomi Ackie」と見たのですが、、どうも日本人ではないみたいですが。
    まぁ、私の生命も余命の域に入ったと想い、マイケル、レノン、ホイットニー、みゆきなどを聴きながら残りを過ごすことにしています、期間は未定で生きられるだけ。
    さすがに知り合いのお婆婆みたいに110歳迄生きようとは思いませんけれどね。

    • としさん

      こんばんは♪

      好きな音楽は、生活になくてはならぬものです。
      毎日、3時間くらいは聴いているかもです。
      何はなくとも、音楽だけはそばにあって欲しい!
      最後に聴きたい曲は何かなあって、時々考えます。

      110歳って、すごい!:(;゙゚’ω゚’):

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。