日本人は災害と災害のはざまで生きているという事実。

“日本人は災害とともに生きている”

と、いう認識をあらたにいたしました。

 

日本は災害大国

『災害と生きる日本人』は、磯田道史さんと中西進さんの対談集です。

磯田さんは歴史学者で、最近はメディアでよくお見かけする方。

へえ〜という視点がとても興味深いので、最近書かれた本を読むことが増えました。日本史が苦手なわたしにもとても分かりやすくて読みやすい。

そして中西さんは万葉集研究の大家で文化勲章受章者。令和という年号の考案者とも言われています。

『災害と生きる日本人』は日本の歴史を振り返りながら、そして万葉集に遺されたメッセージから、先人たちの経験や知恵を読み解いていこうという企画です。

日本という国でわたしたちの先祖たちが、どれだけの大災害を経験してきたのか。

地震、噴火、津波、そして戦争を代表とする人災。そんな災禍をどうかいくぐってきたのか。

改めてその苦労を知ると、胸が痛くなります。

戦争中だからと、地震や台風がこないわけではない。

戦いのさなかであろうとも、大地はなんの遠慮もせずに大きく揺れるし、どんなに人々がお腹をすかせていようと、雨は降り止まない。さらには疫病までが蔓延し始める。

ダブル、トリプルでの災害など、それほど珍しいことでもない。それでも、現在の繁栄を成し遂げたのです。

対談なので、本を読んでいるうちに、まるで話を直接聞いているような、そんな気分になりました。

『万葉集』に込められたメッセージには、時を超えて心を打たれるものがあります。

 

いまは災害の間

2011年3月11日の、あの日の衝撃を忘れることはできません。

そしていまは震災後と呼ばれています。

しかし、日本史をひも解いていくと、日本という国がいかに災害の多い国かということが本当によく分かります。災害の歴史そのものです。

よくよく知れば、日本という国の立地がどうにも危なげ。

日本の陸地面積は地球上の陸地の0.24パーセント。なのに、世界で起きる地震の5分の1が日本とその周辺海域で起きているというのですから。

自覚はしていなかったけれど、実はかなり危ない場所に住んでいるのです。

あの大きな地震の”後”ではあるけれど、何も終わってはいないのです。また必ず大地は揺れる。

海に囲まれているから津波の危険も大きい。

それでなくても狭い国土の中には、住むのに適さない場所もある。原子力なんて危険な建物を建てるのにふさわしい場所なんてあるのかしら?

そんな場所に住んでいるのですから、覚悟は必要なのです。

 

いま、できること

いま、たまたま戦争もなく平和で、天地も静かなだけ。

いつ何が起きるかは、誰にも分かりません。

揺れる確率の高い大地に家を建てて住んでいることは確かなので、たとえこの世での仮住まいだとしても、ちゃんとしておかなくてはなりません。

その時に備えて、その時にできるだけ生き延びられるように、労力を使わずにすむようにしておかなくては。

まずは、いつ地震がきてもいいように、部屋の中を整えておきます。

家や物によって身体に被害を受けることは避けたい。

それから、雨対策。

大雨になって浸水する可能性を頭に入れて、大事な物の置き場所を考えています。

それから、食品は少し多めに買い置く。

自分の身は自分で守るという大原則を忘れずに、日常の中で意識せずに災害時にも慌てない暮らし方をしていきたいです。

まさかこんなことになるなんて!」

と、いう“まさか”の範囲を少しでも小さくしておこうと思っています。

片付けを進める理由は、嫁に行くから!だけではない。

2019年10月14日

 


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2 件のコメント

  • 読んでみたいです。
    最近は、台風並みの大雨強風が多いですよね。通り過ぎる度に、なんとか生き残れた!と毎度感じでいます。それくらい災害が怖いです。我が家は、神奈川の一級河川の側にあります。むかしは、かなり暴れた川だったと子供達の社会の授業で知り、それゆえのこの地形なんだと納得。
    もう、引っ越す場所もないので、対策しかないです!災害は、人間の横暴さに地球からお仕置きを受けてるような気になるんです。

    • まめぴよさん

      ぜひ読んでみてください!

      立てられる対策は立てる。
      もう、これしかないです。
      それも日々の中での小さな心配り。
      「もしもこうなったら」という想像をしておくことが大事ですよねる

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。