暑すぎる夏。だけど実は氷河期がやってくるという説もある。

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今年の夏は暑かった!

とにかく暑かった!

7月は特に暑かった!

7月というのは、日が長いぶんだけ、より暑い。

これははじめての体験でした。

そして8月も十分に暑かった!

 

だれのせいなの?

いったい、この暑さ、どうなってるの?

子どもだった頃に比べると、気温は間違いなく高くなりました。

仙台で暮らしていたころ(40年くらい前)は、気温が30度を超えると大騒ぎしていた記憶があります。

現在では仙台だって、さらに北の盛岡だって、30度を悠々と超えています。

やっぱり地球は温暖化してるのでしょうか。どんどん暑くなるのでしょうか。まさか10年後には最高気温が45度なんてこともありうるのでしょうか。

このままでは、干からびる運命なのか!?

それって、二酸化炭素のせいなの?

それって、つまり、わたしたちのせいなの?

でも、そんなに単純なことなのかしらと、わたしにはどうにもストンと腑に落ちないのです。

 

異常気象

テレビをつけるたびに聞こえてくる「異常気象」と言う言葉。

前年より暑かったり、寒かったり、大雨が降ったりすると、「異常気象です!」ということになります。

なんでも異常にしてしまうことこそが、異常現象のような気がしないでもない(笑)

そもそも「正常な気象」なんてあるんでしょうか。

正常な気象ってどういう状態?

何に対して、どう正常なの?

地球にとって正常な状態ってどんな状態?

常に動いてるものにとっての正常な状態というのは、どうにもとらえどころがありません。

しかも地球の仕組みが全部分かっているわけでもないのだから、ますます正常も異常も決めるなんて、できないと思うのだけど。

 

地球時間

地球が誕生した時を1月1日とすると、わたしたちの祖先であるホモ・サピエンスが登場するのは、

12月31日の午後11時37分

20世紀が終わったのは、

12月31日の午後11時59分59秒

あらま!のあらまです。

長いスケールでみたら、あまりにちっぽけな存在のわたしたち。

地球は1種類の生物の行いだけでどうにかなるほど、ヤワなもんじゃなくて、もっと大きな力で動いているんじゃないのかしらと思ってしまいます。

確かに人間の成長力と破壊力は大きいのかもしれないけれど、それも自惚れかもしれないと。

地球にとっては、あんがい、人類も虫も同じなのかもしれないし、いざとなったら、ぜ〜んぶ蹴散らすこともできてしまうくらいの力を持っているかもしれない。

 

古気象学

こんな本を読み返してみました。

この本を書いた方は、立命館大学で古気象学を研究されている中川先生。

水の底で連続的にたまった堆積物から、過去の出来事を読み解くという学問が地質学

古気象学とはそこからさらに過去の気象現象を読み解く研究だそうです。

過去を知ることで、今、わたしたちがどういう地点に存在しているのかを知る。そしてそのから未来へ生きていく哲学を持とうということ。

印象に残ったポイントはこんなところ。

※人間の関与がなくても、地球の気象変動は停止しない。

※自然は人間が引き起こすより、もっと激しい気象変動を内部から発生させる力を潜在的に持っている。

※10万年のスケールでみると地球が「正常」な状態というのは「氷期」である。

※10万年ごとに繰り返される氷期と温暖期は地球の公転軌道によってもたらされる。

※地球は300年前頃から徐々に寒冷化が進行。実は次の氷期が目前である。

※温室効果ガスが氷期の到来を遅らせている可能性もある?

(『人類と気候の10万年史』より)

 

正常も異常もない

つまり、今、生きている人間にとって都合のいい気温や天候を「正常」と言ってるだけ。

誰も正常なんて決められない。やっぱり根拠はあるようでないのです。

ここ数年とか、観測史上とか、とても短いスパンの話で、判断できることではない。

もっと地球はダイナミックに動いていて、地球にとっては異常も正常もないのです。それが地球の姿というだけ。

もちろん、だからといって、何をしてもいいというわけではありません。

しかも、中川さんの説によると、氷期が目前だとか!

今後、地球はどうなっていくのか。もちろん、見ることはできません。見てみたいけれど。

来年の夏はどんな暑さになるのでしょう。そんなことが気になります(笑)

まだ今年の夏が終わりきっていないのに、来年の暑さを心配をするなんて、鬼の高笑いが聞こえてきそうですけれど。

自然のいう名の地球に身を乗せて、一緒に回り続けしかありません。

 


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「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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4 件のコメント

  • こんにちは~

    難しそうな本を読まれているのですねぇ(^^;)

    私が富山に越してきて20年以上経ちますが、それでも真夏の最高気温、2~3度は上がっている印象です。
    越してきた当初は大阪より少し温度低くてラッキー、なんて思っていました(^_^;)
    今ではほぼ変わらずになりました。
    ニュースで『平年並み』とか『平年に比べて』とか言ってますが、その『平年』とはいつからの『平年』なんだかと思います。
    平均気温がどんどん上がってしまいますよね。

    いろんなジャンルの本を読むことも面白そうですね。
    私もりっつんさんを真似っこしてkindle購入したので、以前より読書時間が格段に増えました。
    ただ、文字を読むとすぐに眠くなるんですよねぇ。困ったもんです(>_<)

    • えみんちょさん

      こんにちは!
      意外とわかりやすい本でしたよ。
      難しい言葉が少なかったです。
      いろんなジャンルを読んでいると、
      世の中、広いなあって思います。

      そもそも平均値というのが、まぼろしの数字。
      平年なんて、ない!(笑)

      わたしもすぐに眠くなるのです。
      読んではウトウト。
      また起きては、読む。
      そんなことを繰り返していますが、
      それがまた、いい感じなのです(笑)

  • 紹介のご本を読んだことはありませんが、
    大まかな情報はなんとなく耳に入って来た覚えがあります。
    で、
    > 今、生きている人間にとって都合のいい気温や天候を「正常」と言ってるだけ。
    強く賛同します!
    地球は地球の人生(?)を歩むだけ。
    人間はそこに寄生させてもらっている多くの生き物の一つでしかないと思います、
    たまたま進化の成り行きで、主人のように勘違いしているに過ぎない、と。
    ただ、このところ人類の自然破壊の力が増し増しでちょっと害をなす存在になっているのかな、とは思います。
    というわけで、私は「地球に優しい」とかいう言葉を聞くとゾワゾワと違和感を感じるのです。
    「人間にとって都合よい状態を維持する」為の行為を地球の為であるかのようにすり替えるとは。節操ない自然破壊と同じく不遜な行為と思っています。が、こんなことイチイチ口に出すと引かれるので黙っております。
    私も姐さんと同じく、地球の行末を観察できる限りは観察できたらと思っています。
    不遜な行いをしないよう戒めながら。

    • デイジーさん

      こんにちは♪

      山の番組を見ていたら、
      「今から80万年前から活動している」とか、
      時間軸の違いにとまどうことがあります。
      時間軸の違うものたちが、共生しているのですよね。

      「地球に優しい」という言葉には、わたしも違和感あります。
      地球のために生きるなんて、どうすりゃいいのよ。
      口でどう言ったって、みんな自分都合で生きてる(笑)

      行末、未来カメラで見てみたいよねヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。