『山下達郎 コンサート 2018』で見つけた7つのスゴい!

先週行ってきた「山下達郎 コンサート 2018」。いまだ余韻が冷めやらぬ中、何がそんなにスゴイのか、わたしなりに分析しレポートしてみることにいたしました。

 

【1】歌唱力が、すごい!

山下達郎さんのすごさの1番目は何かといえば、もちろん歌唱力です。すべての原点は歌唱力です。

現在65歳の達郎さん。まったくそうは見えません。コンサートの時間は3時間を越えますが、達郎さんは出ずっぱり。今回も全24曲を歌いきりました!

歌唱力は40年前とほとんど変わっていないのではないでしょうか。いやいや、もしかすると進化しているかもしれません。

声というものは年齢とともに音域が狭くなる、声量が減るなど、年齢による劣化が否めないものですが、達郎さんは音域は変わらず、声量もたっぷりで、本当にほれぼれする歌声なのです。まさに奇跡かもしれない。

しかも、達郎さんはただ歌うだけではありません。

達郎さんはギタリストとしても有名です。ほとんどの曲はギターを弾きながら歌います。また時にはキーボードを弾きながらとか、ドラムをたたくこともあります。

歌唱力だけでなくプレーヤーとしての実力もすごい。そしてそれをこなせるだけの体力・気力をキープしている精神力。これをすごいと言わずして、誰の何をすごいといえばいいのでしょう。

プロンプターや譜面を見ている様子もありません。すべて頭の中に入っているのでしょう。その記憶力もすごいです。

2年前の盛岡公演では、プログラムの半分を過ぎたあたりで「声の調子が悪いので、やめます」ということになり、半年後にふたたび盛岡で振り替え公演をしています。

こんなエピソードからは達郎さんのコンサートに対する姿勢を見ることができます。

 

【2】セットリストが、すごい!

セットリストとはコンサートで演奏される曲目やその順序のことです。

達郎さんが今までに作った曲は300曲を越えます。これら300を超える曲の中から厳選された曲がステージで演奏されています。

何がすごいかというと、40年前の歌から最近発売された新曲までバリエーションが豊かなんです。

どの曲も過去に沈んではいないのです。そして今なお新しい曲を書き続けている。

今回のコンサートで演奏されたのは24曲。

40年前の曲から今年の最新曲まで。そして誰もが知っている大ヒット曲がちゃんと入っています。

達郎さんの曲を全部知ってるファンもいれば、それほど知らない客もいる。でも、その誰もを楽しませるという構成がすごいと思うのです。誰もが満足できる構成になっているのです。

ステージで演奏される時のアレンジはアルバムのアレンジとは微妙に違います。

「アルバムで聞くといい曲なのに、生で聞くと、ちょっとね」なあんて演奏は1曲もありません。

そして、もうひとつ。わたしが達郎さんの歌が好きな理由に「説教くさくない」ということがあります。とかく年を取ると説教くさくなるものですが、達郎さんにはそれが全くない。つまり「みんなも、こうしよう!」という押しつけがましさがないんです。

語りすぎないので、詩が軽やかなんです。とはいいつつも、人生とは何かとかそういうことを考えさせられる歌は達郎さんにもあって、わたしの好きな歌でもあります。

 

【3】バンドメンバーが、すごい!

バンドメンバーはこの10年変わっていないそうです。

ベースの伊藤さん、ギターの佐橋さん、キーボートドの柴田さん、アコースティクピアノの難波さんはシニア同年代。ドラムの小笠原さんとサックスの宮里とんは30代前半の若者。

みなさん、ソロの演奏者として有名な方ばかりで、安定感とパワーのあるバンドメンバーです。

そしてコーラスは女性が2人と男性が1人。達郎さんと合わせて10人の編成での演奏が繰り広げられます。

アルバムとは違うアレンジの曲も多く、間奏部分ではみなさんの腕前が披露されます。ロックっぽかったり、ジャズっぽかったり、それだけを聴くただけでもコンサートに出かけた価値があるかもしれません。

わたしはサックスが好きなのですが、宮里君のサックスと達郎さんのギターのセッションとか、ホントに素敵です。

 

【4】コンサートの構成が、すごい!

達郎さんにはコンサートに対する信念があるのです。

何年かぶりに来た人も、楽しめる

初めての人でも、楽しめる

そういうことから、基本的なコンサートの構成は変えていないのだそうです。

達郎さん曰く

わたしのコンサートはあまり変わり映えしません。マンネリと言われるかもしれないけれど。

何年かぶりにコンサート来た人も、すぐに溶け込めるように同じような雰囲気にしたい。

※コンサート聞いた話であくまでもわたしの記憶なので、言葉はそのままではありません。

わたしは昨年のコンサートに行くことができませんでしたが、今回もなんの違和感もなく仲間に入れていただきました。

しかし!その基本的には変わらない構成の中でも、コンサートは進化はしているのです!

今年は映像の演出が加わってさらに素晴らしいステージになっていました。

「クリスマスイブ」の演出が素晴らしかったです。あまりの美しさに、わたしは思わずウルウルしてしまいました。虚構とはいえ、夢を見ているような、そんな気分になりました。

「クリスマス イブ」を聞いただけでも、コンサートに行ってよかった!

そうそう。達郎さんの衣装も、ほぼ同じです。見ている側も妙な安心感があるのが不思議です(笑) シャツにジーンズです。

 

【5】 開催会場へのこだわりが、すごい!

アリーナではやらない

達郎さんはコンサートを大きな会場ではやりません。1000~3000人収容の規模の会場のみです。

音質と音響にこだわる達郎さんは、大きな会場では歌わないのです。

今回もマイクを外した声を披露してくれましたが、わたしがいた2階席にまでちゃんと届いていました。たぶん生の声が届く範囲の会場を選んでいるのではないでしょうか。まあ普通の人では生の声は届かないと思いますが。

達郎さんレベルの人なら、アリーナで開催しても集客できることは間違いないと思いますが、あえてやらず、回数を増やして対応しているところに、自分の音楽に対する信念を感じます。

客席のルール

「歌は座って聞く」という暗黙の了解があって、24曲中16曲までは静かに座って聞くことになっています。年寄りにはありがたい(笑)

ある曲を合図に立ってもいいことになっています。今回は17曲目でした。「おっ!きた、きた」ということで、クラッカーを手にして立ち上がりました。もちろん、ずっと座っている人もいます。全然、大丈夫。聞いている人の自由です。

バーン!と、クラッカーを紐を引いて、わたしはいくつかの憂さを一緒に飛ばしてきました。ヽ(^。^)ノ

今回、わたしたちの周りでクラッカーを鳴らしていたのは、5人に1人くらいの割合でした。クラッカーを鳴らすと参加感がアップして楽しいので、超おすすめです!

 

【6】 会場への入場方法が、すごい!

達郎さんのコンサートではチケットを持っているだけでは入場できません。顔写真付きの身分証明書が必要です。

転売禁止のため、厳しい入場方法がとられています。チケットの転売を絶対に許さないという達郎さんの強い意志があります。

以前、チケットがオークションに出されていた時期は定価の5倍~10倍になったりしていました。

自由にチケットが取れる時には、チケットが大変取りづらかったです。5年ほど前、わたしは10公演申し込んで1公演しか当たりませんでしたし、友人は1枚も当たりませんでした。

しかし入場方法が厳しくなってから、チケットは若干取りやすくなっているように思います。

驚愕!山下達郎コンサート2017。入場時には全員が顔写真付き身分証明が必要。

2017年2月4日

オフィシャルページから身分証についての説明を抜粋します。

今回有効な顔写真付き身分証明書

顔写真付き/有効期限内のもので原本をご持参ください/コピーや写真は不可
ご本人確認の用途以外には使用いたしません。

  1. ・パスポート
  2. ・運転免許証   ※仮免許証は対象外
  3. ・運転経歴証明書
  4. ・顔写真付き住民基本台帳カード
  5. ・顔写真付きクレジットカード
  6. ・顔写真付きマイナンバーカード(通知カードは不可)
  7. ・顔写真付き学生証(在学中のものに限る。予備校・専門学校発行のものは不可)
  8. ・顔写真付き保険証
  9. ・顔写真付き在留カード
  10. ・顔写真付き特別永住者証明書
  11. ・障害者手帳
  12. ・福祉手帳
  13.  ※社員証は対象外

あくまで公的機関が発行した証明書でないとダメです。

チケットには名前が印字されて発券されてきます。チケットと身分証を照らし合わせて本人確認できた人だけが入場できるということになっています。

こういう経緯から、チケットを他人に自由に譲ることができないので、万が一行けなくなった場合の救済措置があります。実はわたしは昨年、そのシステムを利用して返金してもらっています。

「ところで、達郎のコンサートはどうだった?」

2017年7月6日

 

【7】 客のバランスが、すごい!

男女比

客の男女比は6対4くらいでしょうか。男性のほうが若干多いように見えます。男女に偏りがないコンサートって珍しいと思います。

これは意外と大事。つまり男性でも女性でも行きやすいということです。雰囲気はとてもいいです。年齢層は中高年中心ですが、みなさん、おしゃれな感じがします。若い方もけっこういます。意外と幅広い年齢層がみえているようです。

ファンクラブが前の席にど~んということもありません。

そもそもファンクラブは新規会員の募集がないので、入っている人の数は限られています。わたしも会員ではありません。

新旧比

新しいファンと古くからのファンの比率は正確に把握することが難しいので、わたしの体験から語ります。

わたしは今回も年上の友人と行きました。ここ3回ばかりはこの友人と席を隣にしております。友人は達郎さんのファンではありませんでしたが、3年前にコンサートデビューして以来、楽しみになっているようです。

昨年はわたしが行くことができなくなり、友人も一緒にキャンセルするかと思いきや「1人でも行く!」と1人で参加しました。そして今年はついにクラッカーデビューしました!

「コスパのいい、楽しいコンサート」by シニアの友人♀

本人は気づいていないようですが、少しずつ達郎さんのファンになってきています。少しずつ知ってる曲が増えています(笑)

今回は半分くらいの曲は分かったのかなあ。

一方40年来のファンだという友人もいます。知らない曲はないでしょうから、たぶん充分すぎるほどに楽しんでいると思います。

そしてファン歴6年ほどのわたし。今回は知らない曲が1曲だけありましたが、大満足のコンサートでした。

新しいファンだからとか、古くからファンだからだとか、そういう垣根はあまりないんです。

みんな、自由に楽しんでいる。さっばりしているんですね。たぶん追っかけさんもいるとは思いますが、静かに追っかけをされているのか、傍目には分かりません。うちわ隊もいないです(笑)

 

【おまけ】達郎ネタでこんなに書ける自分が、すごい!

わたしが達郎さんの歌に開眼したのは、2012年の秋でした。

偶然に「希望という名の光」という曲を耳にしたわたし。場所は大阪でした。初めて聞いた時、涙が出そうになりました。

何かの衝撃がわたしの中を駆け抜け・・・・。翌日にわたしは梅田のヨドバシで『オーパス』というアルバムを手にしていました。旅の土産としても思い出のあるアルバムになりました。

それまで達郎さんといえば、「Ride on Time」と「クリスマスイブ」と「ドーナツソング」くらいでしょうか。

『オーパス』というアルバムは達郎さんが300曲の中から自分で選曲した3枚組のアルバムで山下達郎のダイジェスト版です。

とりあえず、これだけ聞けば、達郎さんの40年を大まかに知ることができるというアルバム。このアルバムからわたしは達郎さんに入門しました。「希望という名の光」という曲は『オーパス』の3枚目の最後に入っている曲です。

『オーパス』だけを聞いた状態で翌年2013年には初めてのコンサートに行きました。そして、それから完全にハマってしまいました。コンサートに行ってからハマったんですね。

気がつけば、アルバムは、ほぼ持っている状況です。そして、今、こんな記事を書こうと思うまでになりました(笑)

なぜ、わたしがこんな長々とした記事を書いたかというと「聞いてみたいなあ~」と少しでも思っている人に「ぜひ聞いてほしい!」と思ったからなのです。後押ししたい!(笑)

ぜひ、本物を見てほしいと思ったからなのです。

チケットが当たるかどうかは運しだいですが、チャンスがあったら、ぜひぜひ聞いてほしいと思っています。

長文を読んでいただき、まことにありがとうございました!ヽ(^。^)ノ


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2 件のコメント

  • 今年のライブではビジュアル面がすごかった。
    「クリスマス・イブ」と「アトムの子」は感動しました。
    そして、山下達郎の歌う「鉄腕アトム」が聴けるとは思いませんでした。
    過去にヒット曲を持っていて、巨大な同窓会的なコンサートではなく「今も現役」な達郎さんのライブには勇気をもらえます。
    65歳の達郎さんが言っています。
    「格好よく年をとりましょう!」
    自分もそうありたいと思います。

    • ストラトスさん

      コメントをありがとうこざいます。
      「巨大な同窓会的コンサート」って、ありそうですね(笑)
      「鉄腕アトム」では懐かしいアトムの映像に、達郎さんのアトムのテーマソング熱唱で、
      思わずウルウルしてしまいました。
      「クリスマスイブ」の時には、舞台にライトが当たった瞬間、ドラムが銀色のツリーに見えました。
      そう見えたのはわたしだけでしょうか?きっと、そういう演出ですよね。
      わたしは、思わず「あっ!」と声をあげてしまいました。
      ああ、語り出すとキリがありません(笑)
      わたしも「恰好よく年をとっていきたい」と強く思っています!ヽ(^。^)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    りっつん

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。