買値を競う母と息子。本気で富豪を目指すつもり?

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先日、部長こと次男からメールが着信。

 

この株、買うべし

部長

証券コード〇〇〇〇、480円で指すがよろし。

おおっ。久しぶりに買い指令じゃ。

部長

ここから少し下がるかもしれぬ。なので100株だけじゃ

480円で買ったのじゃな。

株数まで指定とは、いちいちうるさいやつじゃ。なんぼ買おうと、おらの勝手。

部長は株を長く保有して、配当金を受け取り続けようという投資家である。長期目線は大事だ。

短気による短期目線では、やはり一発勝負に限る。

これしかないだろね。ばくち的株購入\(^o^)/

ま、わたしも長生きリスクに備え、少しは配当金目的の投資もしておこう。

なので、

そこまで老いてはいないが、子には従うフリはしている。

480円ねえ~。

部長より安く買いたいのよねえ。

ということで、470円で指し値。しかしその日は終値が471円で、成立せず。

まあ、いいよ。急がない。同日、夕方になり長男から電話がかかってきた。

関西支店長

母上、あの株は買ったでござるか?

いや。470円で指値し、買えなかったで小ざるの大ざる。

関西支店長

おおっ。わたしと同じ。

わたしも470円で指し、成らずでござる。

あら~。奇遇じゃのう~。同じ指し値とは。

1円の高値指し。親子そろっての成らず者。

 

株選びの基準  ~部長の場合~

さて、部長の株の選び方ですが、

  • 配当利回りが3.75以上
  • PBRが高水準ではない
  • 配当継続力が高い

などなど10もの条件を挙げている。

部長は財務諸表など、やたらめったら細かく読みこなす男。

いいね、目がいいと。

わたしは老眼でとても読みこなせない。

そうして部長は目を凝らして株価を見つめている。諸条件をクリアしているか、選別作業に余念がない。

部長が考える配当生活のしくみはこんな感じ。

部長の試算

配当利回り(税引前)3.75%がモデルケース。

税引後の利回りは約3%。この配当利回りは、

30歳で投資を始めた人が平均寿命までに投資元本を回収しつつ、

子孫にそのまま財産を残せるということ

  • 積立期間:30歳~65歳(定年)までの36年間
  • 積立額:年間50万円、投資総額=1,800万円
  • 配当期間:30歳~85歳(平均寿命)までの56年間

配当総額:2,080万円

結論

1,800万円の投資に対して、

  • 自分は2,080万円を自由に使うことができ
  • さらに子孫には毎年54万円の配当を産む投資元本1,800万円分の財産を残すことができる

配当は、全て生活・趣味を充実させるために使う。☆彡

それで、何代か後には富豪になるってわけだ。ふ〜ん。ふ〜ん。

すでにわたしはこのケースには当てはまらないし、見知らぬ子孫のことまで、考慮するほどデキた人間でもない。

しか~し!ちょっとは仲間のフリフリしてるってわけ。

疎外されても寂しいからね。若者に混ざるの術。

通達してきた証券コード〇〇〇〇の配当利回りは現在3.75パーセント。

株価が下がったので、配当利回りがアップしているようだ。

現在100株買えば、47200円。配当額は1800円。

悪くないね。うんうん。普通預金よりははるかにマシ!

だけど、もっと、安く買いたいな。

 

母と息子、いまだ成らず者

そして、翌日の夕方。

関西支店長

母上、あの株は買ったでござるか?

いんや。これはもう少し下がると見たので、460円まで待つ。

関西支店長

ええ~っ。おらは買ってしもた。ずるい。

お前らより安く仕入れたい。それが親のプライド。負けたくはないのだ。

わたしは息子より一段上の成らず者。

こうして、わたしは今、夕暮れの街角で〇〇〇〇を待ち伏せ中。

も~っと下がれや、株の種!

しか~し!

よくよく見てみると、愛するばくち株たち下落していて、マイナスが膨らんでいる。

(@ ̄□ ̄@;)!! 

買いたい株がうれしい値段になるということは、持ち株が悲しい値段になるということを忘れていた。

我が持ち株たちは、上がる株あれば下がる株ありで、勝手にバランスをとっている。そんなに気を遣わなくていいのになあ。シーソーしてるんじゃないんだから。

みんなで、手を取り合って上がってくださ~い。ヽ(^。^)ノ

でもさ・・・・ミサイル飛んで来たら・・・株はどうなるん?


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ABOUTこの記事をかいた人

1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。