いろんな人生があったんだなあと、しみじみと思う。

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最近、ひょんなことから、昔の知り合いの動向を知ることが重なり、ふと、みんなの人生に思いをはせています。

 

テレビから知る、あの人のいま

ローカルニュースを見ていたら「あら?」という名前に、頭の中の検索機能がパタパタと動き始めました。

もちろん犯罪系のニューではありませんよ(笑)

ちょっと珍しい苗字なので、もしかしてと調べてみました。

やっぱり30年前に近所に住んでいたあの人でした。

とってもかわいらしい若妻だった彼女。2歳も違わない3人の子を育てていましたが、今では孫もいるらしい。

一番上の女の子は、我が家の次男より1つ年下で、同じ幼稚園に通っていました。

当時住んでいた地域では、幼稚園の選び方で価値観がはっきり分かれていて、幼稚園が同じというだけで、親近感を持つことができて付き合いが始まったのでした。

早期教育主義orのびのび主義。

わたし達はのびのび幼稚園を選択していました。

あるとき彼女の家に呼ばれて「さぬきうどん」をご馳走になりました。たぶん、彼女は香川出身だったはず。おいしいうどんだったので、とても印象に残っています。

それが、今は北関東に住んでいるようなのです。

ふと、どんな道を歩いたんだろうと、想像してしまいました。

サラリーマンから会社経営者になってるご主人。きっと、いろんなことがあったんだろうなあ。

それぞれの30年。

いっときを同じような環境で過ごして、そしてまた違う場所に離れてしまう。

だけど、誰の時間も止まらずに動いていることだけは確かなようです。

 

小学校時代の親友

友だちの少なかった小学校時代です。

最近、よく思います。

“なんてめんどくさい小学生”

拒食傾向にあったり、病気ばかりしていたりで欠席が多く、そのくせ自己主張が強くて。先生方には迷惑な子だったに違いない(笑)

間違いなく、クラスで一番欠席日数は多かったです。

さて、そんな中でも、仲良しの人がいました。小学校時代、思い出せる仲良しはわずか2人。

ヒョンなことから、そんな仲のよかった人の1人を思い出すことになりました。

長男から聞いたある研究所の名前。

その人がその研究所に勤めていたことを、風の噂で知っていたので、その人の名前を息子に伝えたところ、2人の研究テーマがかなり近いことがわかりました。

もしかすると、息子はその人と会うことになるかも!?

そのついでに、わたしも会うことがあるかも?:(;゙゚’ω゚’):

これは事件だ!大事件だ!(笑)

 

風変わりな小学生

5、6年生の時に同じクラスになったその人は、一風変わった小学生でした。

授業中は(よだれを垂らして)ほとんど寝ている。教科書は読めないほどにぐちゃぐちゃ。(年の離れた3歳の弟にやられたことを後になって知りました)

体育もまったくダメ。メガネをかけて、遅刻寸前に口笛吹きながら、坂道を下って悠々と登校してくる。

「もうチャイムが鳴っちゃうよ!」

何度か窓から叫んでやりました。

いつも1人。敵も味方もいない。誰かとつるんでいるのを見たことはなかったです。

だけど、何がすごいって、弁が立つんです。

学級会で紛糾すると、先生が、必ずこう言うのです。

「○○、なんか意見ないか?」

すると、ぼーっと立ち上がって、とつとつと意見を述べる。それがあまりに的を得ているので、それで学級会の事案は決着するというのが、お決まりのコースでした。

それから、テストは全教科ほぼ100点。教科書、ぐちゃぐちゃなのに。

それなのに学級委員長になったことは、一度もなし。そういうポジションの人でした。

どういう経緯か覚えていないけれど、いつの頃からか、学校以外で2人でよく遊ぶようになりました。

そして知ったのは、彼にとっては小学校の勉強なんて、つまらなかったのだということ。

彼は夜中まで小説を読みふけっていることを明かしてくれました。だから学校では眠くて仕方なかった。

遊びにいった彼の家は父親が集めた本だらけで、玄関を入ったところから、本だらけ。その重みで家が傾きそうなほどでした。

誘われて遊びに行くことになったのか、わたしが押しかけて行っていたのかは覚えていないけれども。3歳くらいの弟君を交えて遊んだりしていました。

坂道を登った角にある家で、わたしの家からは歩いて20分くらいはかかったと思う。近くはなかったです。

どこか小学生離れした小学生。小学生という着ぐるみを被っているだけの人だったのかも(笑)

 

小説家になりたかった?

最後に会ったのは高校3年生の夏だったと、記憶しています。

そのときに、こんなことを言ってました。

「医学部を志望することにした」

あれれ。文学部じゃなかったの?

「医者になっても小説は書けるけれど、小説家には医者はできないから」

そう父親から言われたんだとか。確かにそうだね。目指せ、鴎外だね。

その後医者になったこととは知っていたけれど、小説を書いたという噂は聞こえてこず。

何を書こうと思ったのか、何を書きたいと思ったのか、今はどうなのか。ものすごく興味あります。

そういえば小学校時代「なに読んでるの?」と、何度聞いても、本のタイトルを教えてくれたことは一度もありませんでした。

答えをはぐらかされてることは、わたしにも分かったものです。

なんでだったんだろう。いったい、どんな本を読んでいた小学生だったのか。今になって、ものすごく知りたいと思うのです。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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6 件のコメント

  • りっつんさん こんばんは
    素敵な思い出ですね。
    私もその小説家志望のお医者様のお友達に会いた
    いです(笑)
    私は頭のいい人が好きです。自分のことは置いと
    いて(笑)
    昔、何人かの女子で男子の話をしていて、中卒で
    頭は悪いけど性格の良いお金持ちと、東大卒で性
    格が悪い貧乏な人はどっちがいいかと聞かれ、私
    以外全員前者を選んでました。
    私も自分の娘の相手なら、前者を薦めると思いま
    すけど(笑)
    時々ふと思い出す人っていますよね。
    逢いたいなぁって思いますよね。
    今は禿げてるかも知れないけど(笑)

    • 相棒さん

      おはようございます。

      わたしも頭のいい人が好きです。
      でも、わたしが頭がいい人と思うのは、
      自分の頭で考えて行動できる人という定義なので、
      学歴はあまり関係ないです。

      久しぶりに、小学校時代にワープして、楽しかったです。

  • 「いろんな人生」…ほんとに「無限」ですね。
    「幸せ」も「不幸」も人それぞれ。

    私は小中学生の同級生で、今でもお付き合いしている人はいません。
    高校時代と音大時代はそれぞれ4人います。
    何年か前までは小中学校の同窓会にも出席していましたが、
    ある時「すごく疲れる。無理してる。」と気づいたのです。
    以来、「居心地の悪い空間」には行かないことにしました。
    (気づくのが少しおそかったかな?)

    りっつんさんのように「ひょんなことから・・・」思い出す人・・・
    人生つまるところ「ご縁」かしら?と思うことたびたび。
    幼稚園時代の友達が校医だったり、初めてついたピアノの先生の曾孫さんが隣に越して来たり。
    「え~!!!」と思うこと沢山ありますね。

    「人生いろいろ・・・」ですが、
    樹木希林さんの「おごらず、他人(ひと)と比べず、面白がって平気に生きる」
    最近はこのお言葉を胸に生きています。

    • かよさん

      おはようございます。

      わたしの地元の友人は小学校までなので、
      卒業以来、ほぼ付き合いはなしです。
      久しぶりにアルバムを開いてみましたが、
      だれの名前もおもいだせませんでした。
      記憶にあったのは彼の名前だけ(笑)
      もう50年も前のこと。無理もないですね。

      わたしは「いま」にしか興味が持てないのかも。

  • おはようございます。
    僕も小学校時代に毎日のように遊んでいた友達の近況がふと気になることがあります。
    あんなに仲良かったのになぁ。
    人との繋がりって本当にびっくりするくらいあっさり途切れるますよね。
    自分の側にいてくれる時間を大切にしなくちゃですね。

    • さぅさん

      おはようございます。
      そうなんですよ。人との繋がりは、あっさりと切れるものなんです。
      でもその中に長く続いていく人もいるんです。
      数えるほどですけれど。
      わたしがそういう人に会えたのは、
      50近くになってからでしたけれど。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。