夜中の電話会談。50年の時を超え、高校生気分を楽しむ

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起きたら、7時半近くになっていました。

あわてて飛び起きて、バタバタと身づくろい。

こんなときは、頭の中で着る物を吟味している時間はないので、勢いよくタンスを開ける。

そして、ぱぱっと選ぶ。それは、たぶん一番着やすい服。

別に出勤するわけじゃないんだから、いいじゃん、遅くても。

そう、思うけれど、ダメ!

8時になったら、稼働するのだ。

誰が決めたわけでもないのに、そんな決まりになっているということを改めて確認。

なんとか、つじつまを合わせて、パソコンを開きました。

いったい、なにを守って、なにと競ってるんだ?(笑)

さて、なんで、起きるのが遅かったのかいえば、それは電話のせい。

 

高校時代からの友人Kちゃんがいけないのです。

夜9時半、ベッドに入って本を読んでいたら、LINE着信。

「電話かてけもいい?」Kちゃん 65歳

「いいよ」Rちゃん 65歳

ということで始まった電話会談。終わったのは、11時半を過ぎていました。

「最近、朝起きるのが遅いんだよね」

って、寝るのが遅いからでしょ。わたしのように10時前に寝ると、6時頃にはうっすらと目が開くよ、たぶん。

Kちゃんとも、長い付き合いになりました。

「あれから40年か・・・」

「違う!50年だわよ」

10年もサバ読まないでちょうだい。

65−15=50でしょ!

と、電話越しに、大笑い。

 

ひとくちに50年というけれど、50年といえば半世紀。歴史だって書き換えられるくらいの長さ。お互い、大きな波だの小さな波だの、ずいぶんとかぶってきた。ザブン、ザブンとかぶってきた。

Kちゃんとは通う大学は違っていたけれど、いろんなことをしたし、いろんな所にも行ったし、長電話もよくした。

あの頃は家の電話しかなかったから、家族に迷惑がかからないように、やっぱり夜遅くに電話してたっけ。3時間も喋っていたなんてこともあった。

いまは誰に気兼ねすることもなく、ベッドの中から夜中の長電話を楽しめる。顔だって見ることができる。まあ、化粧を落とした後では、見せたくはないのでしないけれど(笑)

電話機はつるっとした平面形に変化して、世界と簡単に繋がっていく。

電話ひとつとっても、こんなふうに大きく進化したのに、わたしたちはあの時とそれほど変わったとも思えない。

ちゃんと進化したのか?

いやいや進化どころか、順調に劣化中。

懐かしい喫茶店の話題で、ふと、浦島太郎になったような気分に陥る。

時の川の中洲で、呆然と流れを見ているような、そんな感じ。

わたしの時間が、あとどれだけあるかわからないけれど、どう大目に見積もっても50年以下であることは間違いない。

それどころか、もう、晩年かもしれない。

“晩年を知らぬは本人ばかりなり”

ここまできたんだから、あとは、いかにもすっきりと、生きてみたい。

死に方は選べない。何かできることはあるのだろうか?

2020年1月21日

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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2 件のコメント

  • りっつんさま
    こんばんは。またまた、コメントします。長年のお友達の会話たのしそうで、その情景が目の前で展開されているようで、クスクスと笑っちゃいました。これからも、クスクス笑えるブログ楽しみにしています。

    • a-chanさん

      こんにちは♪

      時を越えてるんですよね、きっと。
      お互いの記憶が怪しいので、
      トンチンカンなこともあったり。
      でも、過去のことに、正しさは要らない(笑)
      最近は、計算も怪しいので、穏やかな会話です。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。