やるべきことを忘れ、やったことを忘れる。忘却の川で出会った妖精さん。

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“やるべきことを忘れる”

こんなことは、まあ、日常茶飯事。

しかし最近、もうひとつの新しい忘れ方が出てきました。

それは・・・

“やったことを忘れる”ということです。

これって、なかなかうれしい珍事です。

 

片付けられない息子A

以前、わが家には妖精さんという御方が住んでおりました。

出没し始めたのは、20年ほど前のこと。

当時、わが家の住人は3人と猫1匹。

在宅労働者の母親と、大学に通う息子Aと、高校に通う息子B。そして猫。

3人の中の1人、息子Aには、ある特徴がありました。

それは、片付けるということができないという特徴でした。

後で分かったことだけど、片付けが苦手なのではなくて、片付ける意味がわからなかったとのこと。

片付ける意味がわからないって、どーゆうことよ?

物がそこにあれば、それでいいってことらしい。確かにこの人、物を失くしたことはない。

どこにあるのかは、きっちり覚えているらしい。だから別に整理しなくても問題はないと思っていたらしい。

だから特徴というよりは、確信犯。

そもそもきれいであるという基準は、人によってかなり違うので、その事実を知った時には、目から鱗でしたけど。

ま、つまり、部屋が汚くても平気って人だったのです。

しかし、汚いが嫌いな母親なので、言い争いの種は育つ。

 

妖精さんの登場

「整理整頓!さっさとすべし!」by 母親

「ふぁ〜い」by  息子A

「やれと言ったら、やれ!」

「なにも困ってはいない!」

「この家に住んでいるかぎりは、わたしのルールに従え!」

「どんなルールだ?」

「わたしの家を汚すなルール!」

どこまで行っても平行線。

それならとゴミ集めを開始する母親。

年頃の男子は自室に入られることを普通は嫌がるはずだけど、息子Aは部屋に誰かが入ることなど、へのかっぱ。

そもそも自室と共有スペースの区別があまりなかったのかもしれない。

これも後で知った話だけど、息子Aの部屋にあったゴミの一部は、息子Bのものだったらしい。

きれい好きな息子Bは、息子Aの部屋をゴミ置き場として利用していたとのこと。

ゴミはゴミを呼ぶ┐(´~`)┌

さて、この家のかーちゃんは、たまたま片付けが趣味だったりするので、ゴミ集めでつい快感を得てしまう。

「スッキリしたねえ〜」

「母ちゃん、ありがとう!」

円満解決👏

と、これでいいわけがない。

大学生の息子の世話なんかしたくもないし、すべきではない。親子といえどもプライバーシは大事。

プライバシーを侵害したいわけではなくて、汚いのが嫌だから、やってるだけ。

ということで考えた言い訳がこれ。

妖精でも出たんじゃないの?」

 

妖精さん、戻ってきた

そんな息子Aも、23歳の時には家を出ていきました。

そして仕事を失った妖精さんは、いつしか、どこかに行ってしまったようでした。

ところが!

最近、戻ってきたようなのです。

こんなことが頻繁に起きているからです。

  • キッチンへ行くと、食器が洗い終わっている
  • 洗濯物が、取り込まれ畳んである
  • なぜか、仕事が少しだけ進んでいる

なんと、不思議な出来事!(笑)

 

やるべきことを忘れない対策

“やるべきことを忘れる”

これは、ますます増えてきました。

今までもこんな対策を施してきました。

  • カレンダーに書き込む
  • スケジュール帳に書き込む

だけど、この頭には、それでも足りない!

そこで新たに考えたのは、カレンダーに付箋を貼るという方法です。

予定を書き込んだ付箋を、予定日の枠にペタリ。

遠目に見ると、ヒラヒラとはためいて、目にとまる。

何か予定があったっけ?と見にいく。

ああ、あれか。

そして、終わったら、剥がす。

でも、今日が何日か忘れることもあるので、用心、用心(笑)

最近では嫌なこともわりとすぐに忘れてしまいます。

だから、忘れやすくなったということも、それはそれでオッケーな感じです。

忘れるということも、悪いことだけではありません。

本当に忘れて困ることは、何だろうね。

絶対に忘れたくないことは、何だろうね。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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2 件のコメント

  • りっつんさま

    やるべきことをし忘れる怖さ、やったことを忘れている怖さ(笑)!
    わかります。
    この年度末は次女の一人暮らし生活の準備でバタバタ&そわそわしていました。
    なにせ、やるべきことがたくさん!
    あれも、これも、、、とがむしゃらにこなしていたら、やったことすら忘れてもう一度同じことをしようとする・・・
    そんな時は忘れていたことを怖がるより、妖精さんのお出ましだ!と喜ぶことにします。
    さてさて、次女もいなくなった家の中・・・
    今までのようにやるべきことに追われるようなことはないかもしれません。
    でも、小さな「やりたいこと」を見つけながら時々は妖精さんに助けてもらおうと思います。

    • ゆちまこさん

      こんにちは!
      コメント、迷子にしてしまって、返信遅くなってごめんなさい。

      さて、次女さんがいなくなって、新たなステージ。
      これが、やるべきことは、
      途切れることなく、どんどん出てくるものですよ。
      最初は手持ち無沙汰な感じがしますが、
      そのうち、慣れます。

      そして、そうこうしているうちに、
      自分のためにやりたいことが出てくるもんです。
      お楽しみにヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。