徒歩1分のMばあさんの家までバスに乗ってチャリ漕いで。

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

昨日は髪の手入れに行ってきました。カラーではなくてカットです。こちらはちょっと遠くの美容院まで参ります。

日中には気温が上がり、夏のもどりを感じる午後2時半のこと。

汗をふきふき、体力を使い果たした体で、家の玄関に帰り着きました。

そして、そこで、初めて異変に気づいたのでした。

あれ?

あれれ?

あれはどこ?

 

バスに乗り遅れる

さかのぼること、6時間ほど前。

美容院の予約は10時半に入れてあります。

9時37分のバスに乗り、9時49分の電車に乗れば、駅ナカをぶらりと一周くらいはできる。と、実に綿密な行動計画を打ち立てておりました。

余裕を持って9時30分には家を出よう。まだ10分あるな。

と、そんな時にかぎって、電話がなるるのる。

そして電話を切ったときには、すでに9時33分すぎ。

あらま。これは走らないとバスに間に合わない。

ま、10分後の電車に乗っても駅ナカをブラブラしなければ予約の時間には十分に間に合う。

すばやく予定修正。こんなときのために余裕の計画を立てております。先を見通す目はさすがだねと、自分をひと褒め。

慌てない、慌てない。

でも、次のバスは次の電車には微妙に間に合わない。

そういえば、わたしには、チャリがある。

自転車なら、10分もかからず駅までいけるではないか。

夏場は、より汗をかかない方法として、バスを選択しております。

ちなみにバスには5分も乗らないけど、片道180円。往復だと360円。

チャリを駅前のお店に預けると1日220円。

チャリの方が、断然お得。

歩けば、もっとお得。

出かけなければ、さらにお得。

 

髪を整えても、呼吸整わず

昨日は何しろ暑かったのです。

不織布マスクのせいで酸素取り入れ量がさらに減って、息苦しいったらありゃしない。

どうも呼吸がヘタっぴらしいので、”吸って吐いて”を強く意識します。それでも少し歩くだけで、すぐに座りたくなってしまう情けなさ。

ならば、歩くな。

ですが、デパートブラブラ、駅ナカブラブラしたいと、わが足が言うのです。

そんなこんなで、帰りの電車に乗り込んだときにはかなりぐったりで、座った途端に全身脱力状態。

せっかく作ってもらったふんわりクルクルヘアーも、首筋が暑くて我慢できずに、くるっと丸めてポンと上に乗せられる始末。

このスタイルって、家を出たときと同じじゃん!

どこから見ても美容院帰りには見えません。

いやいや。前髪が整ってるから、そこはちょっとだけ違う。この微妙なあんばいが、全体のスタイルを左右するはず。

フーフー言いながらも、やっとたどりついた我が町の我が駅。降り立つと、実にホッとします。

なのに、改札口からの階段を半分降りたところで目に入ったのは、走り去るバス。

あーーーーー!

次のバスまで10分ほど待たなくてはなりません。

バス停のベンチに座って、ペットボトルのエビアン水をのどに流し込んで、ぼんやりと行き来する車を眺めていました。

 

自分勝手計画

バス停から家までは3分ほどの距離です。

暑いなあと空を見上げながら、Mばあさんを思い浮かべます。

家に帰ったら、すぐに会いに行こう。

Mばあさんの好きなアップルパイを買ってきたからね。

Mばあさんの家までは、歩いて1分。チャリだと30秒。

Mばあさんのおいしいコーヒーでもごちそうになろう。

えっ?

Mばあさんは家に居るのかって?

この暑さだから、たぶん家にいるはず。Mばあさんの行動など、想定の範囲内であるざんす。

すぐに行くからね〜。

 

あれ?あれがない

で、玄関前について、あれっと思ったのです。

そこにあるはずのあれがない。

Mばあさんの家まで30秒で連れてってくれるあれがない。

どこへ行ったの?

「それはね。あんたが朝に駅前に預けたんよ」

どこからともなく聞こえてきた、そんな声。

そうだった!

しかし「そうなんだねえ」とつぶやくだけで、落ち込む気力もない。

家に入って、Mばあさんに電話にて事情を話す。

「りっつん、らぶ」

とか、言われて、照れる。

Mばあさんはこういう話(りっつんさんの失敗談)が大好きなのです。

仲間入りを歓迎してくれるのです。

それでは、これから駅を回って、お宅に参りますよ!

 

Mばあさんの家まで20分

再びバス停まで3分歩き、5分ほどバスに乗り、いかにもいま電車を降りてきたような顔をして、チャリを受け取りました。

もちろん、髪をほどいて、顔なじみの店番さんに軽く挨拶します。

「ありがとうこざいました〜」

まさか、わたしが家から来たとは思わなかったろう。もちろんバッグも下げているし、土産の袋も持っているのだから。

チャリの前かごにアップルパイの包みを入れて、Mばあさんちに到着。

ただいま〜!

自分の不始末を自分でケリつけたスガスガしさで、元気が蘇りました。

だけど、こんなことやってると、時間がいくらあっても足りませんね(笑)


にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへブログ村の「ライフスタイルブログ」のランキングに参加中です。いつも応援クリックありがとうございます♪


りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク


6 件のコメント

  • りっつんさん こんにちは

    「りっつん、らぶ」わかるわぁ。
    何でも器用にできる人のお茶目なところ、可愛い
    ですよね。

    以前書き損じの年賀状を切手に変えてもらおうと
    郵便局まで行って、目の前のポストに投函してし
    まったことがあります。
    私は不器用な上に失敗ばかりなので、誰もらぶと
    は言ってくれません。

    バスが来たら乗る、ポストがあれば投函する。
    全然間違ってないよね(笑)

    • 相棒さん

      こんにちは

      書き損じの年賀状をポストにポン。
      慌てる相棒さんの顔が目に浮かびます(笑)

      バスに乗るのと、同レベルですよね。
      ああ、よかったヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • りっつんさん!こんにちは。私からも”りっつんさん らぶ”です(^_-)-☆
    同じようなことが沢山あります!後になると笑い話なのですが、そのときは泣きそうになりながら
    涼しい顔してやり過ごしています。

    • しおさん

      おはようございます。
      らぶ、ありがとう^_^

      ほんと、泣きそうになること、よくあります。
      でもそんな自分も愛おしくなってきました。
      もう、徹底的に付き合っていくつもりです(笑)

  • こんにちは
    慌てていたけど、慌てていないフリをするりっつんさんを想像して、笑ってしまいました。アップルパイを食べるまで時間は、かかったけど、事前にカロリー消費できてさらに美味しく食べれたいうことで。
    私は近所のコンビニに自転車で行き、忘れて歩いて帰り(無意識)翌朝、自転車がうちになくて、盗まれた!と騒いだ経験あります。無意識って怖いしすごいです。頭の中で何が起こっているのやらです。
    私からもラブ❤️ポイント3倍増し増しで!

    • まめぴよさん

      おはようございます。
      いるねえ、わたしみたいなお方が(笑)
      無意識の行動、恐ろしいですよ。
      食器洗いが終わってるのは、かなり嬉しいけど。

      ラブポイント、ありがとう!!3倍、マシマシ。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。