最近出張が増えて、新幹線に乗ることが増えている息子。新幹線に乗るために少し早めに家を出ると言う。
理由を聞くと、
「みどりの窓口が混んでるからだよ」とのこと。
えっ?みどりの窓口で乗車券を買ってるの?
「だって、コンセント有りの座席がいいんだもん」
コンセント有りの座席に座るために、みどりの窓口に並んでるなんて。
ネットで座席指定して買えばいいのに。
時代に乗り遅れてるねえ〜。新幹線には乗り遅れるなよ〜。
息子よ、君は「スマートEX」も知らんのか?
Contents
スマートEXを知らんのか?
「スマートEX」は2年ほど前に始まったサービスで、年会費無料の東海道・山陽新幹線のネット予約サービスです。
座席をインターネットから事前予約することができます。窓側でも、コンセント有りの座席でも、ネットから自分で指定できます。
「スマートEX」のポイント
- 年会費無料
- 支払いはクレジットカード
- チケットレス
支払いは登録したクレジットカードで決済。新たにクレジットカードを作る必要ありません。今持っているカードを登録すればいいだけです。
「スマートEX」の利用に必要なのもの
- クレジットカード
- 交通系ICカード
- ネットに接続できる環境(パソコン・スマホなど)
息子よ、今どきは、スイスイと駅を通過できるサービスがいろいろとあるのですよ。
スマートEXに登録
今回の東京出張で、「スマートEX」にチャレンジしてみることにした息子です。
ICカードの購入
交通系ICカードを持っていなかった息子は、まずは「ICOCA」を購入。
東京にいた10年前には「Suica」を持っていたのに、いつの間にか「それってなに?」な人になっていました。
一緒に行動すると、いちいち切符を買ってるので、母はめんどくさっと思ってました。
「母ちゃん、ICOCAも使えるんだってよ!」
当たり前でしょ。┐(´~`)┌
ちなみに「スマートEX」で使える交通系ICカードはこの10種類です。
名前は違えど、全国どこでも使えるようになったICカード。
Suicaも関西のみならず、全国で使うことができるようになっています。
以前は関西ではチャージができなかったり、私鉄は使えなかったりしましたが、今や自由自在。交通系ICカードの進化は止まりません。
Suicaだけでなく、ほかのカードも同様です。地域を超えて使えるようになっています。
どのカードを選ぶかは、住んでる場所次第、あなた次第。大差はないですね。デザイン的には・・・どれも微妙だけど(笑)
ICカードについて、詳しくはこちらからどうぞ
スマートEXの登録
手元にICカードとクレジットカードを用意して、こんな画面から登録していきます。
実際の乗車
ネットで予約は完了。新幹線の改札を通過するには、2つの方法があります。
- ICカードで通過
- 切符で通過
ICカードで乗車する
登録した会員本人が1名で利用する場合は、登録した交通系ICカードを改札機にタッチするだけで新幹線に乗ることができます。
スイスイっと通過。改札にタッチすると、座席が表示された紙が出てくる仕組みです。これは国内線の飛行機の搭乗方法と同じですね。カードで搭乗手続きをすると、座席番号が出てくるアレですね。
切符で乗車する
実は、スマートEX」はICカードがなくても乗れます。しかし、やはり切符の発券を考えると、ICカードでの乗車がオススメではあります。
また、こんな場合には、切符を発券して乗ることができます。
- 2名以上やこどもを含む予約の場合
- 会員以外の1名が利用する場合
- 会員が交通系ICカードを未登録の場合
つまり、1つの登録で複数人分の予約が可能ということです。これから夏休みを迎えるにあたって、家族での移動にはとても便利だと思います。
その場合は指定席券売機等で「きっぷ」を受け取ってから、新幹線に乗車します。
中年男性の感想
さて、いよいよ息子がICOCAで新幹線の改札を通る瞬間がやってきました。
常々、度胸がいい息子ですが、改札が通れるのか、ハラハラしたみたい。意外と小心もん。
「本当にICOCAで改札通れるんかい?」
直前にLINEまでしてきた息子です。まるで小学生。
で、無事に改札を抜けた感想が、写真とともにLINEで送られてきました。
「ちゅごい」らしい(笑)
やったねと褒める母も、母だけどね(笑)
改札にICOCAをピピッとしたら、こういう紙が出てくるわけですね。
進化してるんだよ。君がモタモタしている間に、社会はどんどん前に進んでいるんだよ。
ちなみに今回の出張の東京滞在時間は1時間弱だそうで。往復5時間の移動時間・・。
便利すぎぃ。
30分は節約やな、これは!
今まで30分もみどりの窓口に時間を費やしていたとは、おそるべし。使えるものは使って、時間を有効に使いましょう。
予約の変更と払い戻し
さて、「スマートEX」を利用するに当たって、少し補足しておきます。
予約の変更
新幹線に乗る時間を前倒しにしたいとか、そういうことって、意外とありますよね。
これが実に簡単で便利なのです。
交通系ICカードでの改札入場前またはきっぷ受取前で、予約している列車の発車時刻前までなら、
- 何度でも手数料無料で変更可能
- 発車4分前の列車まで予約可能
1人1人がみどりの窓口ってことですね。みんな駅員さんだ。
払い戻しは310円
万が一、列車に乗らないことになった場合。こんなこともないとは言えませんよね。
払い戻しの料金は310円です。
本当に便利なシステムだと思います。
エクスプレス予約
さて、「スマートEX」では簡単に登録して使うことができても、料金の割引きシステムはありません。
少し面倒ではありますが、年に何度か新幹線を利用する人には「エクスプレス予約」のサービスが見逃せません。
「エクスプレス予約」はJR東海またはJR西日本の有料会員制サービスです。
「エクスプレス予約」を利用するには、2つの方法があります。
- 「JR東海エクスプレスカード」「J-WESTカード」へ入会
- 一般のクレジットカードに「エクスプレス特約」を付ける
1,000円(税別)の年会費がかかりますが、東京と名古屋を往復すると1960円の割引を受けることができるので、1往復で元が取れる計算になっています。
つまり「スマートEX」のサービスに、割引料金設定をプラスしたのが「エクスプレス予約」ということになります。
このサービスはお盆や年末年始、連休などの期間も含め、1年中いつでも使えます。
一枚のカードで複数人の切符を買うこともできます。スマートEX同様、駅の端末で切符を発券して使います。家族で新幹線利用する場合、結構な節約になると思います。
組み合わせると、さらにおトクかも
わたしはJR東日本の「大人の休日倶楽部」のジパング会員なので、「スマートEX」を利用する予定はありません。
何しろわたしには3割引きで新幹線に乗れるというカードがあるのですから。
60歳以上の女性&65歳以上男性で、新幹線に乗ることが年に一度はあるよという方には大変おすすめなカードです。
しかし、最強と思えるジパングカードには2つの弱点があります。
- 繁忙期には使えない
- 新幹線のぞみは割引にならない
しかし、エクスプレス予約では、年間を通して特急料金の割引を受けられます。
この2つの弱点を唯一カバーできるのが「エクスプレス予約」かもしれません。
ジパングで乗車券をまず3割びきで購入して、「エクスプレス予約」でのぞみの特急券を予約して乗車するとか。
できるだけ簡単に自分の都合に合わせて新幹線に乗りたい。そんな人には「スマートEX」は見逃せないサービスですね。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ブログ村の「ライフスタイルブログ」のランキングに参加中です。いつも応援クリックありがとうございます♪
はじめまして。
お世話になります。
実はこの予約サービスには罠が潜んでいます。
どういうことかといいますと、このスマートEXとエクスプレス予約ですが、新幹線区間のみで特急券と乗車券が一体化した料金となっているため、他線から(へ)乗り換える場合には別料金が発生します。また、東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪などの都区内・市内のエリアが一切適用されません。これは、新幹線eチケットサービス、タッチでGo!新幹線であっても同様です。
例えば、新宿から放出ですと、窓口や券売機の場合は東京都区内および大阪市内が適用されるので追加料金は発生しません。ところが、スマートEX、エクスプレス予約の場合、新宿~品川、新大阪~放出の料金が夫々発生してしまいます。また、スマートEXの場合、窓口や券売機と比べて一律200円しかお得にならないため、お得にならないどころか損をすることになります。また、エクスプレス予約であっても、このような理由のため、e特急券(スマートEXではできません)で予約した場合のほうがお得になる場合があります。
乗る頻度が少ない場合でもEX早得のみの予約であればスマートEX、通常料金(基本商品)で予約があるならプラスEX(ただし、楽天カードなど、利用できないカードもあります。この場合はエクスプレスカードなどを発行することになります。)ということになります。プラスEXは年会費はかかるものの、首都圏~京阪神で一回乗車すれば元が取れるレベルです。勿論.ビューカード(ビックカメラSuicaカード、JALカードSuica、ルミネカード、JRECARDなど)(タイプ2を除く)、エクスプレスカード、J-Westカード(エクスプレス)のいずれかを既に持っているのであれば言うまでもなくエクスプレス予約になりますし、ビューカードもグリーンポイントプログラムの対象です。
以上、長文ではありますがよろしくお願いします。
ぐりまるさん
おはようございます。
情報をありがうございます。
便利さを優先するのか、
安さを求めるかとうことについては、
それぞれの判断になりますね。