極楽からの脱却。地球科学者が提言しているのは、少し前の暮らし。

『西日本大震災に備えよ』

作者の鎌田さんは日本は千年ぶりに「大地変動の時代」に入ったと警告しています。

作者の鎌田さんは火山の専門家。現在は京都大学の大学院で人間環境研究科の教授をされています。東京出身の62歳。今後も京都に住み続けると宣言しておられます。

この本で作者が提言しているのは「大地変動の時代に必要な生き方」です。

 

3つの危機

現在日本に迫りつつある自然の驚異は3つ。

陸域では「直下型地震」

海域では「南海トラフ巨大地震」

活火山では「巨大噴火」

この3つはいずれ必ずやってくるそうですが、現代の科学では予知は不可能。

ある程度の時間の幅での予見は可能だけれど、あまりに長い時間軸での出来事ゆえ、ピンポイントでの予知は不可能なのだそうです。

とりあえずできるのは「歴史から学ぶ」ことだけ。これが現状なのです。

そして恐ろしいことに・・・

首都圏は世界の戦闘地域に勝るとも劣らない危険地帯である。

そう鎌田さんは言っています。

日本に生きるということはそういうこと。危険地帯であることを自覚しながら生きなければいけないということ。

  • 災害時に瞬間的に自分の身を守れるかどうか。
  • 社会的混乱を乗り越えられるのかどうか。

そのためには生き方そのものの見直しが必要だと、鎌田さんは提言しているのです。

 

極楽からの脱却

昔の人は言いました。

「極楽とは暑い寒いのない世界」

と、すると、現代日本は、かなり極楽な世界です。

膨大なエネルギーを使って、極楽を作り出すことに成功したのです。

しかし、その反面、失ったものもあります。

使わない機能は退化すると言います。

身体が、暑さや寒さに弱くなったと思うのは、わたしだけでしょうか。

エネルギーにできるだけ依存しない生き方を考えることが、今のわたしたちには大切なことであると、鎌田さんは提言しています。

2011年の大震災の後、節電の結果、首都圏は薄暗くなりました。あれくらいの明かりでも暮らしていけることが分かりました。

我が家近辺では計画停電が何度かありましたが、工夫すれば、何とかしのぐことができました 。

むしろ、電車の中も暑すぎない暖房は、ありがたかったです。

何がどれだけ必要なのか。本当に必要なものは何か。できる範囲で少し前の暮らしに戻してみる。

そして本能を鍛える。感覚のアンテナを磨く。

火山の専門家は火山というものを通して、生きることの意味を考えているようです。最後の章は哲学です。説得力、ありました。

 


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2 件のコメント

  • 終戦後の混乱期を覚えている日本人が減りつつある今
    このトリプルパンチを生き残れる日本人がどれだけ
    いるでしょう。東京都民は田舎に総疎開になるかもですね。
    サイバー攻撃の心配もしないとならないし。
    無政府状態になることも頭に入れて自分の身は自分で守るしか。。。

    • チェルさん。
      まさにその通りです。
      いろいろと考えなければならないことは多いです。
      サイバー攻撃は本当に怖いです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。