この冬は「一汁一菜」メニューで暖かく過ごそう。

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こんな本を読みました。

とてもほっとする、とてもすてきな本でした。

今年読んだ本の中でも印象に残る本となったのは、料理研究家 土井善晴さんのエッセイです。

『一汁一菜でよいという提案』

 

食事の意味

食事ってなに?

食事というと、食べるということだけだと思っていましたが、違うのです。

買い物をする→下ごしらえする→調理する→お料理→食べる→片付ける

この一連の行動が食事ということ。

そして、これこそが生活の根幹であるということ。生きるということに直結している大事な行動であることを忘れてはいけないということです。

当たり前のことなのに、食べるという行動にだけに気がいってました。

現代は買い物から調理するという行動をずいぶんと省略できるようになっています。

ひとり暮らしだと、むしろこの買う作るという行動を省略した方が安くすむこともあります。

でも、それでいいの?

買う作るという行動には、自分を大事にするということの意味も含まれています。

自分を生かしてやること。

だれのためでもなく、自分に食べさせてやるというのは、とても大事なことです。

 

ハレとケの食事

食事には2通りの種類があります。

日常の食事と、特別な日の食事と。

まもなくやってくるお正月。

お正月にはおせち料理というものがありますが、あれは、人のために作るのではなくて、神様のために作るということ。

そして神様と共に、分け合いながら食べるということに意味があるとのこと。

年末年始の特別感がなくなっているので、今年は何かひとつくらい、神様のために作ってみようかと思いました。

心を込めて作ってみよう。なににしようかな。

そして反対に日常の食事は簡単にできるもので、質素でいいのだということ。

 

一汁一菜の提案

それで土井さんは日常に食べるものを「具だくさんの味噌汁とご飯」に、という提案をしているのです。

手に入りやすい旬の野菜を入れて、時には肉や魚を入れて。入れるものは工夫次第。なんでもオッケー。

10分もあれば作れてしまうもの。

簡単手軽に、だけど栄養のあるもの。それには味噌汁がいいよとの提案です。これはとてもうれしい提案でした。

わたしの食事には、必ず汁ものがありますが、それはメインものではなくて、サブ的な役割でした。

毎日、汁ものをメインにする。

発想をクルッと180度回転!

今までとやってることは、あまり変わらないかもしれないけれど、心の持ちようで、全然違ってくるものです。

なんだか、とっても気が楽になりました。

ここのところ、マンネリ化していた食事。新しい風が吹き込んできた感じです。

 

この冬は1汁メニューで

わたしのために、わたしが作るスープ。

さすがに味噌汁だけでは飽きてしまいそうなので、そのへんは臨機応変にいきます。

和、洋、中と汁もののレシピを増やしてみようと思います。

レシピなんて、そんな大層なものじゃなくて、頭の中から決まりを外してみようと思います。

まさか、こんな味噌汁?みたいな(笑)

土井さんのエッセイは、とても示唆に富んだものでした。

厳選された言葉が並んでいます。

余計な言葉のないスッキリとした文章に土井さんの料理に通じるものを感じます。

とってもかっこいい書きっぷり!

「一汁一菜を続けたらこうなる」なんて、誘導的?なことも書いてはありません。

“一菜”ですが、おかずでもいいし、おかずがなければ漬物も一菜とカウント。

味噌汁と漬物でご飯。

続けたら、ダイエットになるかもしれないし、食費の節約になるかもしれないし、健康に一役買うかもしれないし。

でも、なにもないかもしれない。

最初、Kindleで読んだのですが、Kindleの唯一の欠点は写真が白黒であること。

あまりに残念で、紙の本を買ってきました。

おいしそうな味噌汁をカラーで見たかったから(笑)

ということで、今朝のマイ朝食はこちら。

スープは昨夜仕込んでおきました。味噌汁ではないけれど、具沢山のスープです。

バゲットにはオリーブオイルにスパイスデュカを入れたものをつけていただきました。

 

 

 


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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8 件のコメント

  • りっつんさん こんにちは

    一汁一菜実践してます。
    セロリの味噌汁、豆腐のクリームシチュー(市販
    のルーでOK)お勧めです。
    自分だけのためにはそれで精一杯。
    本当は朝と夜はトーストとコーヒーだけでいいく
    らい(笑)

    りっつんさんはおひとりでも、いつも品数の多い
    美味しそうなご飯ですから、物足りないのでは?

    • 相棒さん

      こんばんは

      セロリの味噌汁も豆腐のクリームシチューも未経験です。
      やってみます!

      この頃は少なく作っても残るようになってしまって。
      なので、少し頭を切り替えようと思っています。

      おかずは添える程度に(笑)

    • さっちさん

      おはようございます

      腹八分目。いや、7分目くらいがいいようです。
      とはいえ、食べすぎることもよくあります(笑)

  • りっつんさん
    こんにちは。私も
    『一汁一菜で良いという提案』この言葉、ストライクゾーンに
    ビシッと入りました。
    そうよねそうよねと頷きました。
    亡き夫はパン派でしたが、私はご飯派❗
    味噌汁にひきわり納豆やドライ大豆をプラスして、
    たんぱく質補給してます➰ー

    私の私による私のための食事を楽しめるようになりました。
    もうじき三回忌、日薬の効果ですね。

    じんじゅ

    • じんじゅさん

      おはようございます。
      刺さりますよね。
      それでいいんだよねって。

      味噌汁にひきわり納豆。
      やってみます!
      野菜もタンパク質も、
      少しずつでも、平に摂っていこうと思います。

      日薬、ありますよ。確かに、あります。

      • りっつんさん
        お誕生日おめでとうございます✨✨
        たして10歳✌️いただきました(笑)
        日々のつつがない生活に、新鮮な気づきを運んで下さいます、
        りっつんblog大好きです。
        応援しています➰ーー

        じんじゅ

        • じんじゅさん

          ありがとうございます。
          たして10歳になったりっつんです。
          これ、いいですよね(笑)

          つつがない暮らしが、一番好き。
          その中の小さなイベントが、楽しいですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。