クリスマスイブに考える”あの世”はどこに存在しているのかってこと

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Amazon君、毎日せっせと、いろんな本を紹介して勧めてくれます。

最初はうす気味悪いと思っていたけれど、普通に暮らしていたら、巡り会えないだろうという本ばかり。

そのセレクト、あまりにも趣味にあっているので、ついつい、読んでしまいます。本代、かさんでしょうがないけど(笑)

本日は、そんな中から1冊。

タイトルは「死は存在しない〜最先端量子科学が示す新たな仮説」

著者は工学博士の田坂広志さん。

田坂さんという存在は知りませんでしたので、初めての田坂本です。

 

納得できる説はない

死んだら、行くところはあるのか、ないのか。

最近、死に方の本なんかも読んでいたから、実はその後もあるのよねって、Amazon君が紹介してくれたのかもしれません。

夫が亡くなったあと、”あの世”系の本は、ずいぶん読み漁りました。

そしてわたしなりの結論にたどりついたつもりでいましたが、その結論には、いつのころからか、しっくりこなくなっていました。

そして、

死んだら無になる。

そう思うようになっていました。

しかし、いろんな経験を積んでいくと、やっぱり違うような気もしてきて。考えというものはどんどん変化しいくものです。

何か、新しい案はないものか。

この田坂さんの本を読んで、ちょっと新しい世界が開けたかもしれません。

田坂さんは、あの世を科学で証明できないかと試みているのです。

この世のことだって、実は、ほとんど分かってはいないのに、あの世を証明?

目には見えないものをどれだけ信じるか問題

2022年3月20日

 

田坂さんの経歴

そもそも田坂さんって、どんな人なのでしょう。

宗教関係の人なのでしょうか。それとも哲学者?

いやいや、東大の工学部出身の工学博士(原子力工学)なのです。

バリバリの理系人!

しかし、直感、以心伝心、予感、予知など、意識のふしぎな体験を重ねるうちに、これらの不思議な現象を説明できる科学的根拠があるのではと思うようになったのだそうです。

説明できないものは存在しないのか。

科学と宗教はつながることはできないのか。

そもそも、意識とはなんなのか。

そして、科学的根拠として、最先端量子科学が示すひとつの仮説としての“ゼロポイントフィールド”という概念にたどりついたのだそうです。

この宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があり、この場に、この宇宙のすベてのできごとのすべての情報が「記録」されているという仮説である。

『死は存在しない』から引用

そして、そこは、過去も現在も未来もない世界。

今までに知ってる概念でいえば、神、仏、天、大いなる何かということ?

 

成仏するって、どういうこと?

“ゼロポイントフィールド”が存在すると仮定します。

すると、例えば、成仏するということは、意識が“ゼロポイントフィールド”に移ったあとに「自我意識」が消えていくプロセスということになるのだそうです。

ということで、夫は宇宙意識に溶け込んで、わたしを待ってるらしい(笑)

そういえば、手塚治虫さんの「火の鳥」のどこかに、そんな場面があったことを思い出しました。

最終的には、わたしという肉体はなくなっても、意識として宇宙の一部になる。

そのときには、いまのわたしとしての意識は無くなっているけれど、この世で積んだ意識そのものは残っている。

そして、なんと、そのゼロポイントフィールドには、生きている今もつながることができるというのです。

それがいろいろな不思議な現象、直感、以心伝心、予感、予知の実態だというのですから、おもしろい!

宇宙そのものが、ひとつの大きな生き物だというのだから、さらにおもしろい!

そして、その宇宙はまだ幼な子だというのですから、物語は壮大です。

 

では、夫と会えるのか?

夫はもう溶けているけれど、存在はしているようです。

それ、なんとなく、実感があるのです。

扉の向こうに存在しているような感じ。わたしの中に溶け込んでいる感じ。

それも、この仮説によれば、それは単なる気のせいでもないということのようです。

空を見上げると、ふっと懐かしさがこみあげてくるのは、そこがふるさとだからと言われれば納得できます。

宇宙とか神とか、そしてわたしの存在とか。

今夜はクリスマスイブ。

イチゴのショートケーキでも食べながら、もう一度読み返してみようと思っています。

タイトルは固いのですが、文章が簡潔で難易な言葉がなく、とても読みやすく、SFを読んだような、ファンタジーを読んだような、爽やかな読後感でしたので。


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6 件のコメント

  • リッツンさんのブログ、毎日、楽しみにしています。

    死後の世界は、「無記」に今のところに到達しているけれど、やっぱり、知りたい(笑)
    ケアを学んだ先生(臨済宗チャプレン)に、「先生は、死んだらどうなると思ってます?」と質問したことがあります。
    大きな海の波の一部に溶け込む。。。みたいな事をおっしゃいました。
    私も、「あの世」に、興味津々。
    自我がなくなるのは、執着だらけの私は、やや怖い。笑
    死んだらわかるか。・・・やや、楽しみでもあります。
    田坂さんの本、読みたいリストに入っていました。
    私も、夫の気配、色々と感じていた時がありました。
    ブログにも書いています.
    お別れした皆に会えたら、こんな嬉しい事はないですね♬
    本の紹介、ありがとうございました。

    • アーモンドさん

      おはようございます。

      海とか、空気に溶け込むというのは、
      つまりそういうことなんだなと、
      田坂さんの説を読んで、すこぶる納得できました。
      田坂さんの本と、出会えてよかったです。
      これも、ゼロフィールドからのお知らせだったのかも。

      死んでしまえばなくなってしまう自我。
      生きている間に、自我をどこまで捨てられるか。
      それこそが、生きていくことの意味なのかもしれませんね。

  • りっつんさん、こんにちは!
    興味深い内容のブログを今日もありがとうございます。
    御主人様は宇宙意識に溶け込み、ゼロポイントフィールド、0磁場の世界で今も繋がっている、私もそう思います。
    この世では見える世界は僅か5%、残り95%は見えない世界だと言います。
    より謙虚になって、様々なことを感じとっていきたいものと思っています。

    では素敵なChristmasイブをお過ごし下さいね❣️

    • suzumeさん

      おはようございます♪

      そうなんですよね。
      世の中は見えないものに囲まれているとのこと。
      わたしたちが知り得ることなんて、見えていることのさらにほんの少し。
      そう思ったら、何が存在しても不思議ではないですよね。

      ありがとうございますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • りっつんさん!こんばんは。私もこの本がすごく読みたかったんです。りっつんさんが解説してくださったので
    余計に読みたくなりました。
    私も死んだら無になるとずっと思ってきましたが、最近は少し変わっています。でもうまく説明ができません。
    お正月に読んでみようかな。

    • しおさん

      おはようございます♪

      田坂さんの本、おもしろいです。
      内容は濃いのだけど、表現が簡潔なので、
      頭に入りやすいです。
      もしかすると、無にはならないかもです。
      そうすると、生き方も変わるかもです。
      ぜひぜひ、読んでみてくださいヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。