思い出の浴衣は、毛布カバーに。単衣の着物はカーテンに。

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先日、久しぶりに工房を開けました。ここで、昨年の作品を公開してみたいと思います。季節柄、ぴったりな浴衣のリメイク作品です。

あやこはんにミシンで仕上げてもらったものたちです。

 

思い出の浴衣は毛布カバーへ

我が家のかわいかった息子たちの浴衣で作ったものです。とても手触りのいい木綿なんです。

この浴衣はわたしの母が手縫いで作ってくれました。母は布団まで作れる立派な手作り人です。

そんな母だったので、わたしは裁縫関係は頼りっぱなし。おかげで裁縫オンチな娘が一丁上がり!

この浴衣は捨てるにはあまりに惜しい。そのため、未練がましくず~っと眠っていました。

そして去年。ちょうど今ぐらいの時期でした。

あやこはんがハーフサイズの毛布を入れるカバーを提案してくれました。

毛布を入れなくても、子供用の夏用の掛物にもなるし、大人のひざ掛けにもなります。

わたしはただ接げばいいやと考えていましたが、あややんはワンランク上のパッチワークにしてくれました。

まさか、ここまでの出来上がりになるとは!制作過程を見ながら本当にワクワクしました。

息子たちがこの浴衣を着て夏祭りに行った日のことを思い出します。頭に豆絞りの手ぬぐいを巻いて。

あの頃の息子たちはもうカゲもカタチもないですが、浴衣が形を変えてわたしの手元に残ることになりました。

とっても嬉しいです。長らく眠っていた浴衣が、現在はリビングで堂々としていますよ。

 

わたしの浴衣は布団カバーに

こちらはわたしの浴衣をほどいて作りました。

こんな浴衣を着た記憶はないので、たぶん新品のまま、眠っていたのかもしれません。裏は晒(さらし)。シングルサイズの布団カバーです。

薄い羽毛布団を入れて、夏がけとして使っています。

浴衣地なので、通気性がよくて、使い心地は最高です。

 

単衣の着物で作ったカフェカーテン

上には麻のカーテンをかけているので、2枚重ねにしています。透けず、暗くならず、とてもいい感じです。和室にピッタリでしょう。

和室の障子が猫によってバリバリにされてしまって悩みの種でしたが、夏場は障子を外して風通しを良くしています。

そのほかにも、反物に戻した布地がまだいくつかあるので、何を作ってもらおうか、思案中です。

家庭科、キライ。手仕事、キライ。なんて言ってたけど、やってみると面白くて。

単純なことしかできないけど、わたしはコツコツと縫っていく作業が案外好きだということがわかりました。

これは手ぬぐい生地に、手ぬぐいの一部をアップリケして作った和風ランチョンマット。このくらいなら、わたしにも作れるんです。(`・∀・´)エッヘン!!


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ABOUTこの記事をかいた人

1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。