夜中に目が覚めた。
ん?
夜中に目が覚めることは、もはや日常で、普通の出来事だ。
いろんな事情で目が覚めるのだが、この夜の目覚めは、何かが違っていた。
ん?
何か忘れているような気がしたのだ。
寝ぼけ眼で、ぼーっと天井のほうを見るでもなしに見ていたら、ふわっとそれが漂ってきた。
あれ、忘れてるじゃないか!
あれとは、仕事の1つである、あれである。
昨日は7月1日。
風呂上がり、夜風に当たりながら、いよいよ夏だなあなんて感慨に浸っている場合ではなかったのだ。
実は毎月1日には、しなければならない仕事が2つほどある。
だから、月初には、それなりの緊張がある。
月が変わったことを意識しなくてはならない。忘れてはならぬ。
なにしろ、刺激も少ない、スケジュールも少ない暮らし。
月の初めも、月の中ほども、月の終わりも、スルスルっと流れていく。
昨日は、朝には、7月になったことをちゃんと意識できた。
よし!
そして、1つの仕事は、ちゃんとこなして、いつものように、午後の4時には手渡した。
なのに、なのに、である。
もう1つの仕事のほうは、すっぽり抜けてしまったのだ。
いつもペアで片付けているのに、だ。
しかし、物語はここからだった。
その記憶は、倉庫の片隅にへばりついていたようで、夜中に剥がれ落ちてきたのだ。
目覚めて、時計を見ると、夜中の1時過ぎ。
このまま、寝てしまおうかという誘惑を払いのけて、半開きの目で、ぽちぽちとパソコンを打つ。
15分後、なにごともなかったように、ベッドに戻る。そして熟睡。
今朝は、ふと、”記憶の片隅”という言葉が、浮かんできた。
すっぽり記憶が抜けているようでも、どこかで保管しているらしい。仕事は大事な飯のタネだからねえ。
そんな自分が、なんだか、とっても愛おしくなってしまった。
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