あさイチでメール着信。部長こと次男からこんなメールが届いた。
株を買え
ん?怪しげな指令だ。買え買え詐欺じゃないのか。
アドレスを確認しよう。
アドレスは「猫は犬じゃない」になってる。
これは、確かに次男からのメールだ。
ちなみに長男のアドレスは「犬は猫じゃない」である。
この2人、示し合わせたわけでもないのに、同じようなアドレスを作っている。不思議な兄弟。
そういえば、最近、関西支店では「買う買う詐欺」が流行中。
嫁Sは娘たちに物をねだられると「買う買う」と言って買わない。それは、まさに買う買う詐欺。
おっ。このメールは長男にも送られているようだ。
株投資初心者の関西支店長はどのように反応しておるのだろうか。
ふっふっ、ふっ。
指値の指図などいらぬ。わたしは990円で指してみせよう。
ということで、証券コードを打ち込む。
指値は990円。100株で発注。
メールを受けてから、5分以内でここまでやるとは、我ながら仕事の速さに、ほれぼれするよ。
ところで 何の会社?
あ~ん。
アルファベット短縮の会社名だ。
こういう社名は嫌い。
会社名はちゃんと日本語で表示してよね。AだのBだの、分かりませんです。
会社名というのは究極のキャッチコピーななんです!
アルファベット短縮会社名の株は、午前中に990円ですんなり約定。
次男は997円で約定したと昼休みに連絡してきた。
次男は7円差を「誤差」だと言い張る。
誤差じゃない!100株だから700円も違う。700円の大きさはよくわかっているはずだ。
負け惜しミンミンゼミですね。
どうだ、わたしの指値力。
ん?・・・・・
次男の敷いたレールの上に居る?
4歳にして消費税を理解
我が家では、強烈なキャラクター保持者の長男のほうに、つい目がいってしまう傾向にあるが、実は次男も相当な曲者。
3パーセントの消費税が導入されたのは1989年の4月だった。
当時次男は4歳前。
実はこの時点で消費税の計算ができていた隅には置けない子どもだったのだ。
ある日スーパーで息子2人にお菓子を買うために100円ずつ渡した。
すると次男は言った。
「100円じゃ買えない。100円じゃ足りない。10円玉ちょーだい」
4歳とは思えぬ頭の回転速度。
100円玉では値札に100円と書いてあるお菓子は買えないことを、理解していた。
そして、次男は頭の回転速度も早いが、足の回転速度も早い子どもだった。
1歳のころには、ゴマ油を畳に塗り付け、そのゴマ油をちゃんと元の位置に戻すというような、ひと手間かけたいたずらをする迷惑な子どもだった。
ゴマ油のにおいがするので確認してみると、ゴマ油はちゃんとそこにある。そうこうしている間に処置が遅れ、ゴマ油は畳の奥深くに浸透。
畳は腐った。
とにかく油断ならない男なのである。早いのだ。とくに逃げ足は速い。
次男の本当の狙いは何だ?
金(かね)好きだった次男は、金の計算をすることで、会社から給料をもらっている。
特性の芽というものは、子どものころにはすでに見え隠れするものだと、わたしは確信している。
そして次男は、最近では株の研究にも余念がない。プロの資格まで取得する勢いである。
配当金狙いの正しい株の保有と運用を目指している。
いずれ配当金だけで暮らしたいというのが、彼の夢である。
りっつんが株を保有し続ければ、何代目かの子孫は富豪になる。
配当金は使ってもよいが、売るな。
ねえねえ。死んだら、わたしの株はどうなるの?
大丈夫だ。わたしが何とかする。
なんか腑に落ちない。
どうにも腑に落ちない。お・ち・な・い。
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証券コード〇〇〇〇を100株。指値は997円だ。