【家計管理】基礎生活費とゆとり費。収入から支出まで2つに分けて管理。

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家計管理については、いろいろ試してきました。

現在は収入から支出をきっちり2つに分ける方法におちついています。

どこから入って、どう出ていくのか。

その道筋がシンプルに目に見えるようになっています。

Aグループ→基礎生活費

Bグループ→ゆとり費

その成果は大きくて、この方法にしてから、なぜかうやむやなお金が出て行かなくなりました。

 

2つの口座

まず銀行口座ですが、口座を2つ使っています。

2年前に大整理をして、シンプル化しました。

【老後の家計管理】取引銀行を選別。どこを残してどこを解約するのか。

2019年2月15日

【A銀行口座】

この口座には遺族年金が1ヶ月あたり11万円ほど振り込まれてきます。基本的な暮らしをこの金額でやりくりするのが、わたしにとっては一番大事なこと。

年金は死ぬまで支給される予定ですから、この範囲内で暮らすことができれば、老後はひとまず生きることができるからです。

※65歳になると遺族年金から納めてきた老齢基礎年金に移行。

もしかすると年金が無くなったり、減額などがあるかもしれませんが、そこまで先を心配しても仕方ないので、振り込まれることを前提にして、今は考えています。

国民年金「付加年金保険料400円」をプラスして納めて、大きなリターン。

2021年2月12日

11万円でどれだけ窮屈さを感ぜずに暮らせるのか。ここは60年積んできた知恵の使いどころであります。小さな節約を積み重ねています。

この口座から引き落とされるのは、主にこんなもの。

  • 食費
  • 雑費
  • 美容費
  • 光熱費
  • 通信費
  • 継続中の寄付
  • 固定資産税(家賃扱い)
  • 火災保険

※固定資産税以外の税金は、収入に依存するので、B口座から。

 

【B銀行口座】

この口座には仕事の対価が振り込まれることになっています。働いた成果です。

現在は仕事ができていますが、この先いつまで働けるかはわかりません。

だから、これは基礎生活費には充てずに、余裕資金としてプールしています。

もちろん、働けるうちは働くつもり。

そして働けるうちは、このお金を使って、旅行に行ったり、気に入った服を着たりしたい。

働けなくなるということは、遊びに出かける体力気力も減った状態になっているはずなので、そのときには基本的な生活ができればいいと考えています。

 

2枚のクレジットカード

それぞれの銀行口座にクレジットカードを紐づけてあります。

【Aクレジットカード】

こちらは生活経費専用カードです。

最近ではA口座から引き落とされる経費のほとんどはクレジット決済。

クレジット明細をそれぞれ仕分けして、使用金額を時々確認するようにしています。

【Bクレジットカード】

こちらはSuicaに連動するクレジットカードを使っています。これさえ持てば、どこへでも行けちゃう優秀なカード(笑)

完全プライベート用です。

一人暮らしなのだから、すべてがプライベートではあるのですが、

「暮らす」ことと「遊ぶ」ことに分けるようにしているのです。

交通費や、その他いろいろ。旅費、ホテル代、ちょっと高めの服とか、靴とか。そんなものの決済用です。

もうあまり欲しいものもなくなってしまって、高額浪費もめっきり減ってしまいました。

たまにはドーンと日本経済に貢献したいけれど、そんなことはできるのか!?

 

2つの財布

そして、それぞれの口座に紐づけされた財布も2つ。

【A財布】

日常用の財布は大変軽くて薄いです。ポケットにも入るコンパクトさ。柔らかい革でできたものです。

現金は月初めに千円札を10枚入れています。

昨年まで現金2万円を入れていましたが、キャッシュレス化が進んで、この町でも電子マネーで決済ができる店が増えました。

現金でしか買えないという店は激減。なので1万円もあれば十分なのです。今月も10日になりましたが、8000円残っています。

小銭が重いし計算に手間取りたくないので、できるだけ電子マネーで決済したいので、月初めに1万円をSuicaに現金でチャージすることにしました。

際限なく使ってしまったという反省から、月初めに1万円のみチャージです。

【家計管理】「うやむや金」の発生の元は、Suicaだった。

2020年1月2日

【B財布】

B口座に紐づいているB財布。こちらもできるだけ薄い財布を選んでいます。財布は3〜4年に一度くらいの割合で買い換えています。

こちらは使用目的に決まりはありません。

現金を新札で数万円ほど入れていますが、最近では出す機会があまりありません。買い物はほとんどクレジット利用ですし、この財布、いずれは不要になる予感がします。

それでも現金が手元にある安心感も欲しいので、当分は、新札を並べて入れておくつもりです。

 

2つに分ける効果

Aグループ→基礎生活費

Bグループ→ゆとり費

まず支出の目的をうやむやにしないことです。目に見える形で、自分に示すということでしょうか。

こうしたことで、お金に対する漠然とした不安がなくなりました。

とにかく生活していくことが基本。

まずは生活。それ以上のことはやれる範囲でやればいいだけ。それが見える形になったことで、とても頭の中がスッキリしました。

月々にどれだけ使えるのか。それからどれだけなら贅沢ができるのか。

A口座の残高が増えることは期待しなくてもいいし、B口座の残高が増えることは、ちょっとうれしい。

口座を整理して、入り口と出口の感覚を持つだけで、お金の管理はとてもシンプルになり、無駄も減っていくように思います。

それから、わたしは生命保険も民間の医療保険にも入っていません。わたしにとってはもう不要だと考えているからです。

本当に必要な保険は3つだけ?先進医療特約ってどういう仕組みなの?

2020年1月30日

それから固定電話も外して、通信費を大幅に削減することができました。

果たして、1人暮らしに固定電話は必要なのか?

2019年3月16日

自分にとって何が必要かを見極めることは、とても大事なこと。

世の中の流れを見ながら、添いながら、どんな管理方法がベストなのか、ときには見直しつつ、家計管理をやっていこうと考えています。

50歳前後の一人暮らしが始まったころにはお金の不安がありました。不安から始まった家計管理の試行錯誤が、やっと実を結んだ感じがしています。

どういう暮らしができなくなることが不安なのか。その不安の正体を見極めることが分かれば、改善への道がいくつか見つかるはずです。

家計の管理は言うほどには簡単ではなくて、成果が出るまでには時間がかかります。一朝一夕にはいかないんだなあ。と、しみじみと振り返っています。

お金の使い方がうまいとは言えなかったわたしが、15年かけてここまでたどり着けたのは、快挙かも。

お金は大事です。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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4 件のコメント

  •  りっつんさんこんにちは、『こびと株』さんのファンで最近りっつんさんのブログも愛読させていただいております。
    私は社会保険労務士で公的年金の相談業務をしています。
    りっつんさんの遺族年金の記事を読んで、少し気になってコメントをいたします。
    ご存知のことかもしれませんが、現在受給されている遺族年金には受給者が65歳になるまで加算される寡婦加算額(年額586,300円)が加算されているのではないでしょうか。そうであれば65歳からの遺族年金は月額48,858円ほど減額されます。
    ただし、65歳からはご自分の老齢基礎年金も受給できるようになります。
    国民年金保険料は納付されていますか?ご主人が早くにお亡くなりになっているので、国民年金3号被保険者の期間も短かったと思われます。
    老齢基礎年金は20歳から60歳までの40年間(480月)すべて納付期間の場合で年額781,700円です。未納期間や保険料免除の期間があれば減額になります。
    FPの息子さんがいらっしゃるのでご存じだろうと思いますが、相談にいらっしゃるお客様で『知らなかった』とおっしゃる方も多いのです。
    老齢基礎年金が満額でない場合、65歳までであれば国民年金の任意加入をして保険料を納付することができます。任意のものなので、お手続きをした月分からの納付になります。
    ご心配なことがあればお近くの年金事務所でぜひご相談ください。あらかじめお電話でご予約をしてくださいね。
    おせっかいですみません。
    ファン心理に免じてお許しくださいませ。

    • 分担さん

      こんにちは。
      コメント、ありがとうございます。

      夫が亡くなってから、ずっと国民年金を納めてきました。
      10年間ほどは息子からのアドバイスで、
      付加年金として月に400円ほど多く納めてきました。
      なので、65歳からはほんの少しですが金額が上がる予定です。

      確かに、知らない方もいるかもしれませんね。
      年金の仕組みはとても難しいですから。
      このブログには若い未亡人の方もいらっしゃるので、
      このコメント、役に立ちます!
      分かりやすい説明をありがとうございました。

      今後とも、どうぞご贔屓にヾ(@⌒ー⌒@)ノ

      • 早速のお返事ありがとうございます。

        付加保険料まで納付されていたとは、さすがです。安心しました。

        姉が若くして夫と死別して、母子家庭で3人の子供を育て上げました。
        そのためか、りっつんさんが姉と重なって見えることがあり、失礼いたしました。

        今後もブログを楽しみにしています。

        • 文旦さん

          おはようございます。

          あれが息子の初手柄だったかもです(笑)
          文旦さんからコメントいただいて、付加保険料のことを思い出して、
          もし、気づいていない人がいたらと思い、記事にしました。

          本当にありがとうございました〜!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。