『ストレス脳』狩猟採集民のままの脳は、現代社会に戸惑っている

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イタタ、イタタの水曜日です。

ギクシャクと身体を動かしながら、階段を1段降りるたびに、そんな声が出る朝です。

 

『ストレス脳』

昨日は、久しぶりに先生のリードの元、筋肉トレーニングをしました。

トレーニング、少し本格的になってきました。

軽快なダンス系の音楽に乗せて、ステップなんか踏んじゃいました(笑)

先生の華麗なるステップの横で、ずんどこステップ。

リズム感は悪くないと思うけど、何しろ身が重い。

いつか、先生みたいに軽やかに踊ってみたい。

身体を動かすことの大事さを学んだばかりなので、本気の本気です。

なんで本気になったかといえば、こんな本を読んだから。

『ストレス脳』

『スマホ脳』を書いたスウェーデンの精神科医アンデッシュ・ハンセンさんの新刊です。

「スマホ脳」も興味深い本でしたが、それよりずっと身近で、だけど深い内容で、だからトレーニングにも力が入るってもんです。

 

脳は簡単には進化しない

わたしたちは、なんだかよくわからない重たいものを、上のほうにくっつけています。

頭というやつ。

その中には、脳というものが詰まっていて、それが身体を動かしたり、勝手にいろんなことをやっているようです。

だけど詳しいことは、まだまだ不明。さっぱりわかっていないというのが、本当のところでしょう。

さて、その脳というものは、どうも、狩猟採集民のときのままらしいのです。

狩りをしたり、どんぐりを拾って食べていた時代と同じ!?

動物は何万年とか、長い長い時間をかけて進化するもの。脳も同じ。

だけど、ここ数千年で人間の社会は大きく進化してしまった。進化の過程から見れば、ここ4000年なんて、ほんの一瞬。

だけど、みんなの小さな脳もまとめれば巨大な脳。

誰かが夢見たことは、いつしか実現してしまった。そしてこんな社会になってしまったのです。

で、どうなったのかといえば、その社会の進化に脳の進化が追いついていないということ。

実はビルの谷間に佇んで、途方に暮れている狩猟民族のわたしたち。

まあ、なんとなく、納得できる話ですが、現実の話のようだけど、SFの物語のようでもあります。

 

パニック発作が怖い

40代の半ばにパニック発作を経験しました。

なので、出かけるときには、いまだに携帯しているものが、いくつかあります。

持っているだけで安心。持たないと不安でアセる。最近では、そうそう使うこともないのですけれど。

あるとき、発作を起こすときには、ある条件があることに気づきました。

気温です。

酷暑の中から冷房ガンガンの室内に入ったりすると、どうも気分が怪しくなる。

何かが誤作動してしまうようなのです。

でも、この本を読んで納得しました。

それは、脳が誤解してるだけ。誤作動しているだけ。

大昔なら、自然の中でこんな激しい温度変化に出会ったら、赤信号を点滅させるはず。

“危険が接近しているゾ”

つまり、生き延びるために、脳がやっていることだということです。

不快感を与えて、避難するように、休息するように仕向けている。

気が弱いとか、性格が悪いとか、そんなことではないのです( ̄^ ̄)ゞ

それを思うだけでも、気が楽になりました。

危険を察知する能力が高いかもしれないわたしは、原始の脳が強く残っている女なのかもしれません。

実は、とことん、生き延びたい女なのよ(笑)

 

運動することの意味

ここ数年、自分が動物であることを、強く意識するようになりました。

それは、シャンクスからのプレゼントでもあります。

「わたしら、同じにゃん」

いつも、わたしを見つめながら、彼女はそう言っていました。

生まれて、生き延びて、いつか老化して、死んでいく。

そして、脳の仕事は、生き延びて遺伝子を残せるように、感情というものを使って、行動させるということ。

つまり、不快感、嫌だという感情にも意味があるのです。

動物にも同じように動く根拠があったに違いないです。

快感なのか、不快感なのか。

それは生き延びるためのひとつの指針。

 

運動が精神の不調を予防

さて、ややっこしい脳を抱えて、感情に振り回されているわけですが、運動には沈む気分を上げてくれる効果があるということです。

これは実感できているところ。

少し強い負荷をかけたトレーニングをして、大汗を流した後には、心が晴れ晴れとします。

こんな経験から、感情を司っているのが、実は脳ではなくて、身体かもしれないと、思っていたところ。

医学的なことはよくわかりませんが、自身の体験とを結びつけたときに、この本が言っていることに納得できました。

運動は身体のためだけじゃない。脳のエクササイズでもある。

最初から最後まで、

なるほど!」が詰まった本でした。

読んでよかった本の1冊に追加登録ですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

 

『スマホ脳』脳は新しい情報を得ると、ウハウハ喜んでいる。

2021年11月14日

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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2 件のコメント

  • ストレス脳、
    この言葉を聞いて、
    思考グルグル脳の私~
    だから
    ストレスいっぱい作っている脳~
    と思いました。

    そう❗
    運動、体を動かすこと!が、
    脳の負荷を軽減する♪

    これは、
    私も身をもって体験談してます。

    • さっちさん

      おはようございます!
      そうなんですよ。
      考えなくてもいいことまで考えて、
      心配しなくてもいいことまで、心配してしまって(笑)
      頭の中、ぐちゃぐちゃしてます。

      身体を使って、脳をコントロールする。
      根拠があるのかないのか、定かではないけど、
      体験的にはうなづける作戦です。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。