地球は暑くなる?それとも寒くなる?こんな本を読んでみました。

「地球が温暖化している」と言われるようになって、しばらくたちます。

そのたびにわたしの頭の中に「?」が飛び交っていました。

 

地球の歴史

地球が誕生した時を1月1日とすると、わたしたちの祖先であるホモ・サピエンスが登場するのは、12月31日の午後11時37分。20世紀が始まって終わったのは、12月31日の午後11時59分59秒。

長いスケールでみたら、わたしたちの存在なんて、ちっぽけすぎます。地球にとっては、人類の存在なんて痛くも痒くもないんじゃないかと思うんです。そんなヤワじゃない。もっと大きな何かに動かされているはずです。

いざとなったら、人類を蹴散らすこともできてしまうくらいの力を持っていると思います。ダイナミックな動きの中の一瞬の出来事をわたしたちは体験しているだけ。

 

異常気象

今年もテレビをつけるたびに「異常気象」と言う言葉が飛び交っていました。とにかく今年は暑かった!

ここ数年、前年より暑かったり、大雨が降ったりすると、すぐに「異常気象!」ということになっています。しかしそもそも「正常な気象」ってあるんでしょうか。

正常ってどういう状態?何に対して正常?地球にとって「正常」な状態ってどんな状態?

わたしが子どものころと比べると、気候は変化しているように感じます。わたしが子どもの頃はもっと寒かったような気がします。わたしの体感は間違っていないようで、確かに気温は上がっているようです。

この夏はさらに暑さが厳しかったので、暑さに対しては過剰反応してしまいます。このまま、もっともっと暑くなるの?その暑さの原因が、わたしたちが発生させている二酸化炭素のせいなの?

でも、それだけで地球がおかしくなったりするのかしら。人間ってそんなにすごいのかしら。宇宙規模、地球規模で考えると、どういうことになってるのかしら。

もっと大きな視点で考えてみたいと思っていたところに、この本に出会いました。

 

古気象学

『人類と気象の10万年史』 中川 毅著

この本を書いた方は立命館大学で古気象学を研究されている先生。

水の底で連続的にたまった堆積物から、過去の出来事を読み解くという学問が地質学古気象学とはそこからさらに過去の気象現象を読み解く研究だそうです。

過去を知ることで、今、わたしたちがどういう地点に存在しているのかを知る。そしてそのことから未来へ生きていく哲学を持つ。と、そういうことのようです。

記憶に残ったのは以下の箇所。

※人間の関与がなくても、地球の気象変動は停止しない。

※自然は人間が引き起こすよりもっと激しい気象変動を内部から発生させる力を潜在的に持っている。

※10万年のスケールでみると地球が「正常」な状態というのは「氷期」である。10万年ごとに繰り返される氷期と温暖期  は地球の公転軌道によってもたらされる。

※地球は300年前頃から徐々に寒冷化か進行。実は次の氷期が目前である。

※温室効果ガスが氷期の到来を遅らせている可能性もある?

 

つまり、今生きている人間にとって都合のいい気温や天候を「正常」と言ってるだけなんですね。

いつでも地球は動いている。ダイナミックに動いているんです。地球にとっては異常も正常もないのです。それが地球の姿というだけなのです。

だからといって人間が何をしてもいいのかと言えば、それは違うでしょう。

二酸化炭素を放出して温暖化を促進することの是非はあります。わたしには詳しいことは分からないので、温暖化が良いとか悪いとか言えませんが、一世代の中で実感できるほどの温暖化が進んでいることは紛れもない事実です。

でも地球そのものが変動するものであるということ。その上に生きているということを、頭の片隅に置いておくべくだと思うのです。

今後、地球はどうなっていくのか。もちろん、見ることはできません。

人間は地球という大きな存在の上で、何とか生き長らえさせてもらっている生き物の一つ。いつか、恐竜が滅びたように、滅びないとも限らないのです。

こんなふうに俯瞰した目で見ていたら、小さな悩みなどふっとんでしまいました。

わたしにできるのは、今を生きて、今をめいっぱい生きて、ただそれだけのようです。

大変に読みやすい本です。素人のわたしにもとても分かりやすい本でした。中川さんは文章のうまい方のようです。


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ABOUTこの記事をかいた人

りっつん

1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。