猫のことを思う。

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きのうは関西地方は激しい暑さでした。この地では38度くらいになったようです。今朝はぐっと下がっていて、過ごしやすい気温です。

ほっとする涼しさ。

暑いと、キジバト夫婦がとても気になります。

昨日載せたキジバトの巣の写真ですが、孫娘が「卵が見える!」と教えてくれました。

撮影者は気づきませんでしたが、若い目には見えたようです。確かに2枚目の写真の中に、それらしきものが写っています。

数日前から左の腕がしびれたように痛んでいます。これはたぶん寝ている時に左腕を下にしたせい。実はよくあることです。

だから寝る時の姿勢は大事だって、いつも花ちゃんに言われているのだけど、寝ている間の姿勢まで、管理はできず。よって、たびたびこんな目に遭ってしまいます。

この左腕を下にした寝る姿勢は、シャンクスと寝ていたことでできたクセです。シャンクスと背中合わせに寝るために。

左腕の痛みとともに、シャンクス、思い出しました。

6月25日の夜。シャンクスのこの世での時間は止まりました。

ある瞬間に、人の時間も猫の時間も止まるものだと、ごくごく当たり前のことに目が覚める思いです。

本当にある1点なのです。

そして、以降も一瞬も立ち止まらずにまだ動き続けている、わたしの時間。

振り返ると、あそこに置いてきたシャンクスが、少し遠くに見えます。

40日分、離れました。

人との別れと猫との別れと何が違う?

何も違わない。それが答え。

どう付き合ったのかという時間と事実だけが、別れたあとに残って、それが寂しさやら何やらを運んでくるのです。

そう、シャンクスが教えてくれました。

人もほかの生き物も、生きて死ぬというこの世の法則に支配されているということでは同じ。

人との別れだけが特別だとは思えなくなりました。それは新たな発見でした。

それにしても、シャンクス、どんどん離れて遠くなってしまうのかなあ。それはさらに寂しいなあ。

そんなことを思っていたら、ポンとシャンクスが飛び込んできたような気がしました。

夫はわたしの中に住み込むまでに、しばらく時間がかかりました。10年くらいかかったかもしれません。

シャンクス、素早いです。さすがです。

さっさと同化しようとしています。

もし、いま、”何でもさわれますよチケット”があったら、迷わずシャンクスにさわることに、そのチケットを使いたい。

最後に触れたシャンクスは薄かった。とても薄っぺらな身体になっていました。こんな身体で生きていたんだと驚きました。

最後の2ヶ月。

トイレの始末に追われました。尿の量が増えていたのは、腎臓機能が崩壊していたからでしょう。

そして、あらぬ方向に向かって鳴いていたのは、認知機能の低下からくる行動だったのでしょう。

それでも最後の最後まで立ち歩き、自力で生きようとしていた姿は、これからの大きな指針となりました。

身体的な不具合が生じてくれば、思い通りに動けるかどうかはわからないけれど、そういう意気込みだけは持ち続けたい。

食器と布団とご飯しかなかったシャンクスの持ち物。わたしもできるだけ身軽に生きていこう。

昨年の今ごろは、こんなことをしていたようです。

昨年、元気に自転車をこいでいたおじいさんも、2月にはあちらの世界の住人になりました。

昨日と同じものなんて、1つもありません。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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6 件のコメント

  • りっつんさん!こんにちは!さわれるチケットがあれば間違いなくシャンクスをさわる。。わかります~。私も絶対そうします!
    まだ手にその感触は残っているけど実物をさわりたいですよね。
    ついでに話が出来ない人(猫)と話しが
    出来るチケットも欲しいかも。。。でも文句言われそうなので、やっぱりやめておきましょう。

    • しおさん

      おはようございます。
      今日も暑いですねえ。
      感触という物は、頭の中に保存されているものなんですね。
      はっきりと思い出せますものね。
      話ができるチケットは、誰に使おうかな〜
      生きている人も含めると、迷う(笑)

  • シャンクスちゃんのお話、胸につまりました。
    ペットは、飼い主より先に逝くから、切ないですよね。
    現在、
    10歳の柴犬と暮らしています
    ワンと、今を楽しみます

    • さっちさん

      おはようございます。
      実は書きながら、胸がいっぱいになってました。
      ワンちゃんとの暮らし、楽しんでくださいね。

  • こんにちは。

    りっつんさんは元気で明るい印象ですが、やはり寂しいですよね。
    何かをキッカケにフッと具体的に思い出すのは、
    より強くフラッシュバックする気がします。

    「どう付き合ったのかという時間と事実」という言葉、とても響きました。
    日常の中で両親や妻と話しているとき、子どもの成長を感じたとき、
    これが後に思い出(キッカケ)になるのかなと思う瞬間があります。
    本にしおりを挿むように。

    たしかに昨日と同じものはないですね。
    りっつんさん、来年の今頃、家族や同居人が増えてるかもしれませんね。
    住む場所が違うかもしれない。
    ぼくは勝手にそんな気がしています。

    本を渡せていない方、疲れた感じです。
    娘さん3人で、一番上の子は受験生なので。
    本を読んでもらいたい。渡せたらコメントします。

    それにしても、りっつんさんの言葉運びと表現力、胸にせまります。
    短編映画を観ているようです。

    • ユリイカさん

      おはようございます。

      本、渡せてないのですね。
      受験生を抱えて、きっと神経をすり減らしているんじゃないかな。
      読んでもらえたら、うれしいけれど。

      昨日と同じではない今日を生きていることは、
      意識しないと自覚できないもの。
      常、ならず。
      たまに意識してみると、日常の違った景色が見えてくるはず。
      でも、それはある程度余裕のできた年代の話で、
      忙しい世代は、ただもう爆進するしかないと、
      息子たちを見ていると思います。

      どうぞ暑さに気をつけてお過ごしくださいね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。