貸金庫を解約。25年間お世話になりました。m(_ _)m

25年間借りていた銀行の貸金庫を解約しました。

 

もう1つの部屋

夫が死んで貴重品の管理が不安になったわたしは、銀行の貸金庫を借りることにしました。

小学生の2人の息子を無事に育て上げるために、大切な資金を守らなければいけません。

しかし、1人では気が回りきらないだろうと思い、大事なものは、家には置かないことにしました。

わたしは、貸金庫をもう1つの部屋みたいな感覚で使っていました。小さな引き出し1つでしたが心強い相棒でした。

あそこに入れておけば、安心。

で、何かあると、チャリを漕いで向かっていました。楽しい気分の時も不安な気分の時もありました。

そんなふうにして、何度、金庫の鍵を開けたでしょうか。数え切れません。

息子たちの人生の節目には、必ず、貸金庫に鍵を差し込んでいました。

 

ありがとう、金庫さん

無機質な金庫ですが、何か語っているような気がしたことが何度かありました。

「おいおい。大丈夫か。頑張れよ」とか、

「よかったねえ〜」とか。

そんなことを思い出しながら、金庫の中を空にして、タオルでさっと撫で拭いて、金庫さんに感謝を伝えました。

それから、銀行の窓口で解約の手続きをお願いしました。

担当の方と再度金庫の中を確認して、印鑑を押して封印していた貸金庫のスペアキーの封を開けて、手続きは終わりました。

終わったとたん、なんとも言えない気分に襲われました。

寂しいような、清々しいような、胸が詰まるような・・・。

 

 

25年という時間

最近、次男がこんなことを言いました。

「父親と暮らした時間より、妻と付き合っている時間のほうが長くなった」と。

ついに次男からも、そんな言葉が出るようになったんだなあと、しみじみとしてしまいました。次男が父親と過ごしたのはわずか8年。

自分の8年前を思うと、ほんの少し前という感じです。

わたしの存在ばかりが大きかった甘ったれの次男も、今ではすっかり大人になりました。けっこう頼れるヤツになっています。

元家族はそれぞれの道を歩いています。

俯瞰して見てみると、我が家は次のステージも中盤に差し掛かっているようです。

 

守るものは自分だけ

いろいろ整理してみたら、もう、わたしが守るべきものは猫くらいになりました(笑)

猫もそこそこの年ですから、いよいよ自分のことさえ考えればいいという時代に突入します。気楽に極楽ってところです。

1人なら荷物も少なくていい。こだわるものも、できる限り少なくして、フワフワとサラサラと生きてみたい。

貸金庫の解約なんて、単なる事務作業だと思っていましたが、わたしにとっては心がキューンとするような、それなりな出来事だったようです。

さらばじゃ、1つの時代。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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6 件のコメント

  • りっつんさん、こんにちは。今まで何度コメントしても、なぜか届かず、早や半年。今日は届いてくれたでしょうか。

    ブログを読んで、鼻の奥がツーンとしました。60代ベテランの私からすると、初心者のりっつんさんは、まだまだ若いです。もうすぐ新元号も発表されます。「どんと来い、つぎの時代!」をスローガンにして、お互いに楽しいことに貪欲に生きましょうね。
    今日は終日雨ですが、春はすぐそこに来ています。楽しみです。

    • あじさいさん

      届いてます!届いてます!
      ありがとう。何度もコメントを入れてくださって。
      「どんと来い、次の時代!」、いいですね。
      次はどんな元号になるのでしょうね。
      昭和・平成・○○と3つの時代を生きることになるのですね。
      また、コメントしてくださいねヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • りっつん様

    再アップありがとうございました。
    人生の節目と貸金庫のブログ、ちょっと
    わが身と重ね合わせて、鼻の奥がツンと
    いたしました。
    やはり、自身の独立、親の介護など、いろんな
    節目に、一人の個室で、指さし確認しながら
    大丈夫、大丈夫と、訳のわからない呪文を
    自らにかけていました。

    なにが大丈夫だったのかは、分かりませんが
    まずは60歳を超えて、こうしてりっつんさんの
    ブログにコメントを残せているのですから
    大丈夫だったのでしょう。

    リクエストして、良かったです。
    そして、ブログを読ませていただき
    ありがとうございました。

    • 末摘花さん

      おはようございます。
      「大丈夫、大丈夫」という呪文、わかります!
      わたしもそう言っていたことを思い出しました。
      自転車漕ぎながら、言ってたこともありました。

      そして何が大丈夫だったのか、わからないけど、
      やっぱりわたしも大丈夫だったんですね(笑)

      末摘花さんのおかけで、「貸金庫」の記事が日の目を見て、よかった!
      ありがとうございましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • 両学長さんからのYouTubeで知り初めて見させて頂きました(^-^)私も、27歳で夫を亡くし子供はいませんが35歳までの今貸金庫を利用しています。りっつんさんは、貸金庫を解約する時の決めては何かありましたか?私は、まだ不安な気持ちもありズルズル利用しつづけてます(^^;)

    • ゆぅたんさん

      おはようございます。
      あちらの世界から、ようこそ(笑)
      わたしより10年先輩の未亡人さん!
      貸金庫に入れておくほどのものがなかったことに気づいたからです。
      気づいたのは「何入ってんの?」という息子の一言でした。
      解約して寂しかったですが、それもいっときのこと。
      解約して困っていることは、何もありません。
      中に入っているものの価値ですね(笑)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。