週が明けたと思っていたら、もう金曜日。
そういえば先週の金曜日はと、思い起こしてみる。
あれから、もう1週間か。
そういえばと見てみると、あの時の赤い小さな傷跡が、影も形もなくなっている。
まさに、時が過ぎた証拠。
なんだか、過ぎていく1週間の早さにオタオタしている。
こんな調子だから、季節も猛スピードで進行しているように感じる。
朝は肌寒くてついストーブに火を入れたくなるのに、午後にはクーラーを入れたくなるほどに、夏の気配を孕んでいる。
庭が1年の中で、一番華やいでいる。
この時期、家の中にも、花を置くことがある。
これは滅多にないこと。
いつの頃からか、部屋の中で見る花より、野に咲いている花を見ているほうが好きになってしまい、わざわざ飾るということがなくなった。
枯れていく花を見たくないのが理由と言ってるけれど、実は水を取り替えたりするのがめんどくさいというのが本音。
だから、花を買うということは、ほとんどない。ゼロではないけれど。
花を買うなら、団子を買う(笑)
花瓶もほとんど処分してしまった。
それでもこの時期は、草木の剪定ついでに、庭の花を部屋の中に飾ることがある。
夫の仏壇も位牌も写真さえないので、そこに手向けることもできないから、コップに挿して、テーブルの上にぽん。
春なんだなあなんて、ぼんやり見ている。
夕方になって、空を見たくなって、外に出た。
特徴のない、夕空。
だけどこの景色は一期一会。
これがたまらなくいいんだなあ。
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