ストーブに火を入れて、シャンクスに思いを馳せる。

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昨日は朝よりも昼、昼よりも夜になって、気温がガクンと下がりました。

 

ストーブといえば、あの子

夕方、ストーブに火を入れたとたん、閉めていた記憶の波が押し寄せてきました。

ストーブとセットになっていたもの。

それは、やかんとシャンクス。

石油ストーブと湯たんぽで暖かく過ごす。高齢ニャンで温度を推定。

2020年11月3日

寒いとか暑いとか言いたくないけど、やっぱり寒い(笑)

2019年1月10日

思い出します。かわいい仕草や、かわいくもない仕草。

猫と暮らした20年の日々。シャンクスが消えて4ヶ月あまり過ぎました。

素性の分からない、猫1匹。なんの因果か、この世に生まれて、わたしと暮らして、そして消えていった。

ただそれだけのこと。

いま思えば、年が明けてから、一気に老化が進んだようでした。

多尿多飲で、トイレの始末に明け暮れた春。

いつ急変するかと、ハラハラし続けた最後の1ヶ月。

下の部屋に寝床を移して、最後の日まで、手を繋いで一緒に寝ていました。

2度と戻らない日々。

話し相手の消えた部屋に、ストーブを灯して、再び消えたことを実感しています。

だけど、シャンクス、思い出さない日も多くなってきました。

シャンクス、どんどん遠くなっていくようです。

1本の道を歩いてどこかに向かっている。野原の1本道を尻尾を立てて歩いていく。

そんな後ろ姿が見えます。

そこはどこ?どこに向かってるの?

もしかすると、来世?

さっさと生まれ変わって、また、ここにおいで。

 

エアコンの手入れ

ストーブに気をとられていて、忘れていました。

シャンクスに買ってもらったエアコン。

暖房に向けて、メンテナンスです。

正確には、シャンクスが買ってくれたのではなく、シャンクスを心配する息子が買ってくれたエアコンです(笑)

シャンクスが残してくれたのは、エアコンと寝室の壁。

「めんどくさい婆さん」と言われて気づいた、わたしの本性。

2019年9月8日

これで、さっぱりとした気分で、暖房のスイッチを押すことができます。

 

読書三昧の日曜日

雨模様の日曜日は、本、本、本。

Kindleさえあれば、どれだけでも時間つぶしできます。

読んでいたのは、

  • 「シズコさん」佐野洋子
  • 「原色の街・驟雨」吉行淳之介
  • 「吉行淳之介エッセイ集」
  • 「勉強の価値」森博嗣

などなど。

同時進行読みが好き。飽きたら、別の本へ飛んでいく。Kindleさえあれば、本が積まれることもなし。

と、言っても、これらの本は読み返し。初めて開く本ではありません。新しい本で、読みたい本が見つからず。

しかし、本の面白さは、読み手の年齢や環境が変化すれば、心に残るものが違う、ということにもあります。

何度読んでもいいのです。

吉行淳之介の小説は、学生時代にかなり読みましたが、すっかり忘却。

いま読み返してみると、吉行文学の何が好きだったのか、聞いてみたくなります。

あの頃、暗い喫茶店で、たばこを指に挟んで友人と議論したこともあったけど、いったい何がわかってたのよ、と思います。

20歳そこそこの女の子にわかる世界とも思えない(笑)

あれは中身のうす〜い、ただのパフォーマンス。知ってるフリフリぶりっ子。思い出すと、笑えるなあ。

いまさらながら、吉行文学に納得感動。よかった。死ぬ前にあの世界を味わえて、ほんとうによかった。

そして、佐野さんの「シズコさん」。

これは重たい作品。タイトルからは想像できないほどの重たい中身。

娘から見た母親像。ずっと嫌っていた母親を、母親としてではなく、人として客観的に見つめていく心の作業が綴られています。

戦争時代のエピソードには、胸が痛くなります。

女は忙しいのです。

娘として生まれ、女になり、妻になり、そして母でもあらねばならない。

どこに自分を置けばいいのやら。

なにより、1人の人間としても生きねばならず。

なんて難儀なことなんざんしょ。

思うことはたくさんあります。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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6 件のコメント

  • はじめまして、両学長のYouTubeからりっつんさんブログにたどり着き半年程たちます。すっかりファンになり、
    毎日楽しく拝見させて頂いております。私はアラフィフで現在中学三年の男子の母ですが、りっつんさんの子育てにとても興味があります。優しい息子さん2人そしてとても賢い。エアコンの事や、次男さんの「喜ぶ母の顔がみたい」と本のPRされていらっしゃったのをみて涙がでそうになりました。なんて母思いなんだろう。とどうやってそんな優しいお子様に育てられてのですか?思春期に喧嘩をされて逃げる為に散歩されていたと書いてらっしゃいましたが色々乗り越えていらっしゃるのかと思いました。長くなりましたがこれからも楽しみしていています。

    • rinmilkさん

      はじめまして!

      いつの間にか、息子たちから、
      労ってもらえるような年齢になってぃて、
      自分でも驚いています。
      息子たちには、とにかく、お腹いっぱいごはんを食べさせて、
      寝床を与えていただけでして。
      特別なことはしてないし、信念もないし。
      無理はしない、させないってことぐらいです(笑)

      大人になったいま、それぞれに家庭をもった今も、
      こうして仲良く付き合っていられることに、感謝しています。

      これからも、どうぞ、ご贔屓にヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • りっつんさん!おはようございます。ストーブの話では冒頭から涙がでました。
    だんだん思い出す時間も減ってくるのは時間のおかげでもありますが、きっと沢山の可愛い仕草や
    かわいくない仕草(結果可愛いのですが)沢山の幸せな思い出があったからかなと自分に置き換えたら
    そんな風に感じます。
    シャンクスちゃんの凛々しい後ろ姿、振り向かず次の世界へ淡々と進んでいく
    姿がイメージできますね。
    生きるとはシンプルなことなんだよと教えてくれているようです。

    • しおさん

      こんばんは。

      ふとした瞬間に思い出すものなのですね。
      シャンクスが教えてくれたこと。
      生きている間は、生きていればいい。
      そんなことでした。
      なんで生きているんだろうとか、
      そんな難しいことなんて、自然の摂理の前には、
      考えるだけ無駄なことだと。
      気が晴れないときには、あのだらっとした姿を見ると、
      もう、どうでもよくなって。
      猫は偉大ですよ。

      もう一度、あの肉球に触りたいなあ。

  • りっつんさんこんばんは。私も今年2月に17年間飼っていた猫を亡くしました。野良猫から家猫に昇格したお礼に色んな小動物を獲ってきてくれました。
    野良猫時代はあまりに図々しく可愛くない名前を付けてあげました。命名「ハナグロ」(メス猫)
    あっと言う間に距離を縮め…家の中で普通に生活していました。ある日ケガをしたハナグロを車で病院に連れて行き、恐怖心なのか?駐車場で逃げてしまいました。
    吹雪の12月探しても見つからず毎日外を眺める日々が続きました。そして雪も溶けた3月のある朝!車の下に申し訳なさそうに鳴いているハナグロがいました。
    一冬どこで過ごしたのやら?3ヶ月もかけて帰ってきてくれるなんて。あんな遠くから良く帰って来た…涙涙でした。
    やはり根っから野良猫魂だったと思います。
     
     そんなハナグロも亡くなる1年間は痙攣を起こしたりその時が近づいている、いつ死んで仕方ないと家族で話合っていました。

    りっつんさんのブログを読んで今また楽しかった日々を思いだしました。

    • 優子さん

      おはようございます。
      今朝も、庭を見ては、シャンクス〜っと。
      いまだに手触りとか、しっかり覚えています。
      ハナグロちゃんのエピソード、スゴいです。
      どうやって、たどりついたのでしょう。
      必死に探し続けたと思うと、ジーンとします。
      野良猫魂。
      シャンクスも最後まで持ち続けていました。

      ハナグロちゃんにも会ってみたかったなあ。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。