「めんどくさい婆さん」と言われて気づいた、わたしの本性。

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死にかけた猫が復活の兆しを見せたせいで、息子たちが、グチグチとうるさい。

「ばあさんちは暑くて寒い」

昔から、ばあさんの家というものは、そういうものなのだ。

わたしの婆ちゃんちなんて、寒くて、寒かった。でも猫も普通に生きていたし。

年寄りと若者って、違うんだよ。だんだんと省エネ化するんだよ。そのうち、分かるよ。すぐに分かるようになるよ。

そして、ついに「ばあさんの家を暖める作戦」を始めた。

 

エアコン、買い換えろ

「この冬は部屋を暖めろ。電気代は出す」by長男

え〜〜!マジ?

「猫が使う分は、500円くらいか」

本体ではなくて、猫が使う電気代というのが、いかにも長男だ。

次男に相談を持ちかけて、リビングのエアコンを買い換えさせる方向に持っていったようだ。

長男はこの夏、我が家に来たときに、文句ばかり言ってた。

「暑い!!」

「この部屋、エアコン効いてねえぞ」

うるさい!

わたしは暑くないし、暑すぎるのは、あんたの娘らがエネルギーを発散しているから。

わたし1人なら、さっぱり暑くない。

何しろ、この男は生き物に対する情熱が半端ない。

中学時代、飼っていたハムスターが危篤に陥ったときには、学校を休んで付き添って、最期を看取った男である。

猫への心配は、母への心配より、ずっと上等だ。

長男は毎日電話してきては、猫に自分の声を聞かせている。スマホからの息子の声に息子を探す猫。どうも繋がっているらしい。

だから、この冬、猫が寒がることを本気で心配している。

 

エアコン、買い替えどき

我が家のエアコンは2003年製。

すでに16年が経過してしまった。

早いものだ。買い換えたばかりだと思っていたのに。

あのときはハイパワーだと言われて購入した冷房能力5000KWのエアコン。

ずっと「うちのエアコンはハイパワー」と思っていた。

しかし、夏場に人が集まるようになった近年。

「暑い!暑すぎる!」という苦情が頻繁に出るようになった。

わたしだって、そろそろ買い替えなきゃとは思ってはいた。

でも・・・・めんどくさいのだ。

  • エアコンを選ぶ。
  • 工事依頼をする。

この行程が、ああ、めんどくさっ。

 

母、あおられる

次男の行動の早さは定評がある。いたずらに向かう途中でもう1ついたずらをするという行動力。

それにしても今回の彼の動きは早すぎだ。

息子2人が「実家のエアコン問題」を語り合ったと思われる翌日の夕方には、家電量販店にいた。

そしてラインを送ってきた。

「これでいい?」by 次男

オタオタと慌てる婆さんである。

わたしはのんびり考えていた。息子たちの話をテキトーに聞いていた。

「ちょ、ちょっと待ってけろ!」

「残り1台だ。これでいいだろ!」

「せめて、一晩待ってにゃん!」

それからわたしの検討が始まった。

すると長男からの電話が鳴った。次男から提案された機種について一旦保留して検討していることを伝える。

 

「めんどくせえ婆さんだな」

 

めんどくせえ婆さん・・・・めんどくせえ・・・ばあ・・・さん。

 

エアコンを調べながら、その言葉がリフレインされる。

 

母、納得したい

お金に対してシビアだということに、気づいた。

これがわたしの本性だ!

結婚してから夫がそばにいたときには、すべて夫に任せていた。

わたしより頭がいいと信じ切っていたので、判断を任せていた。

今考えると夫の金銭感覚はかなり怪しいけど、愛はすべてを霞ませる。

わたしは夫の棺桶を決めたときから、「納得しないとお金は出さない」という道を歩いてきた。

そのことを思い出す。

今さら、だれかに任せろと言われても、そんなに簡単に方向転換はできない。

 

結果は同じ

夕ご飯もそこそこに、調べまくる。

スペックと省エネ性と値段。

調べ尽くして、たどりついたのは、なんと、次男が見つけてきたエアコンだった。

次男は30分くらいで、その機種にたどりついたが、わたしは数時間かかった。

それでも、言われたままに従うのではなく、自分で決めたという満足感は大きい。

自分で決めたんだ!

頭が働くうちは、自分で自分を納得させながら歩く。それが一番後悔がないだろう。だれかに責任を押し付けることもない。すべては自分の責任。それが一番清々しいと思っている。

新しいエアコンの冷房能力は現在のエアコンの1.5倍。暖房能力も高い。

今年は石油のファンヒーターを使わずにエアコンを使ってみようと思っている。

これでもさらに猫は長生きをするはずだ。

それにしても、買い物をするというのは、疲れるもの┐(´~`)┌


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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2 件のコメント

  • りっつんさん、毎度です。

    我が家で、私が一番使う部屋には、エアコンがありませんでした。
    夏は、網戸と扇風機。冬は、石油ファンヒーター。
    この石油の調達が一番面倒な作業でした。
    使用見通しを誤ると、夏越えになりますが、けちな私は翌年も使いました。

    今年、政府から有難いお金をいただいて、それでエアコンを入れました。
    もう、次の冬からは石油の面倒はなくなります。
    こういうきっかけがないと、ずっと壊れるまで石油ファンヒーターを使っていたと思います。

    • しばふねさん

      おはようございます。
      わたしも昨年からエアコンをメインの暖房に変えました。
      石油の心配をしなくてよくなりました。
      メインで使うのと補助で使うのでは、気分が違います。
      いずれは、エアコンだけで暮らすつもりです。

      エアコンは温度を一定に保つ道具と考えることにしました。
      暖房器具とか冷房器具とかではなくて。
      昔の気候とは違ってきているので、
      ちゃんと対応しないと命にかかわりますものね。

      たぶん、この冬は快適ですよ。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。