雨が降り続く一日。jazzを聴きながら、バーチャルでの家探し。

朝からシトシトと雨。少し止んだ時間はあったけれど一日降り続いた。なので散歩はパス。

突然にやってきた秋。

扇風機が「今年の仕事はもうおしまい？」って、とまどってる。

だって、部屋の中には、ヒーターが登場してしまったのだから。

極楽暮らしから、抜け出せない。

暑さ寒さを遠ざけたい暮らしが続いている。

目薬、外れる

いま、１年で一番ボリュームのある仕事に取り組んでいる。

ひたすら文字の打ち込みが続く。

ああ・・・

目が乾く。

目薬1滴、差しとこう。

ああ・・・

顔が濡れた。

うまく入らず、２滴3滴と追加するが、顔面を濡らすだけで命中しないのはなぜだろう。

ここで、仕事への集中は途切れた。

jazzを聴こう

そうだ、jazzでも聴こう。

アマゾンから届いたばかりのCDをマイBOSEに突っ込んでみる。

なんで、急にジャズなのかといえば、カルメン婆さんから送られてきた写真に触発されたから。

なんか、粋なこと、してはりますなあ。

カルメンばあさんは、部屋の壁にシールをペタリ。こんなコーナーを作って、音楽を楽しんでいるらしい。

jazzという文字に触発されて、jazzが聴きたくなってしまった、りっつんばあさんである。

新しい曲が聴きたい。

でも、jazzに詳しいわけじゃない。アマゾンから取り寄せたのは、こんなCD。

Philippe Baden Powell Trio によるメロウなジャズ。

流していても邪魔にならず、いい感じ。

朝カフェでも昼カフェでもオッケーだけど、やっぱり夜にあかりを薄暗くして、ワインでも飲みながら聞いたら、いいだろうなあ。

夜カフェ～メロウ・ボッサ/ＣＤ/DLDH-1869

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家探しブーム

と、コーヒーなどをすすっていたら、LINE着信。

おっ、また、きたか。

関西支店が転居することが本格的に決まって、現在、新しい住まいを探し中。

63歳から小学生まで参加して、不動産サイトの検索に余念がない。毎日、毎日せっせとみんなで検索。

そして、情報が行き交う。

「ここ、どう？」

「こんなん出てきたよ」

不動産屋さんも巻き込んでの大イベントとなっている。

毎日、そんなことをやっていると、本業がなんだったか、なんだか忘れがち。

にわか不動産と化している。

なんとか、見つけたい “いぬ子と暮らせるいいお家”

いぬ子が安穏に暮らせる環境なら、人もまた安穏に暮らせるのではないかと、母はいつもいぬ子を思い浮かべて、物件情報を眺める。

いぬ子を目安にしているのには、案外、大事なポイントが隠されている。

近くに公園があるかとか、いい散歩道はあるのかとか。

いぬ子は居住環境探索犬

たぶんこの日のために、いぬ子は派遣されてきたのだろう。

歌を詠む

さて、ラインでやりとりをしていたら、飽きてきたらしい、にわか不動産屋たち。

“ひさかたの ひかりのどけき 秋の日に

     それにつけても 金の欲しさよ”

と、歌を詠む不動産屋A。

金さえ積めば、どんな家でも買えるということに気づいたのだろう。

そうだよ。お金さえあれば、お城だって買えるんだよ。

すると、即座に応答する不動産屋B。

“たらちねの 母の命を ひとめみん

  それにつけても 金の欲しさよ”

おやおや、訳までついてるよ。

（訳:東北の村に遠く住む母、命があるうちにひと目みよう、どうでもいいけど金が欲しい）

それにしても、金、金、うるさい奴らじゃな。

持ち金でどこまで納得のできる物件を探せるか、知恵くらべじゃないか。

それにしても何百キロも離れた町に家を探すのも、グーグルマップがあると、ある程度の想像ができるので、助かっている。

仮想空間の中、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

だけどバーチャルは空気感覚までは表示してくれない。あてになるようでならない。あくまでイメージのみ。

いったい、どんな家に出会うんだろうか。楽しみである。

“秋来ぬと 目にはまだまだ 見えねども

　それにつけてもやっぱり金よ”

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