五分咲きか、三分咲きか。桜の木の下でおばあさんたち、もめる。

河原の桜を愛でようと出かけた、おばあさん2人。

あ~あ!きれいだなあ。桜が咲くのは、本当にうれしいものである。

桜の木の下で、何やら真剣にもめている。

 

この桜が五分咲きというおばあさんあれば、いや、三分咲きだというおばあさんあり。

しばし桜の花を数えていたが、年上のおばあさんは言った。

4分咲きということにしようさすが年の功。仲良しの秘訣を知っている。

そして、またおばあさんたちは歩く。

サギがのんびりと歩いている。川面に映る自分の姿を見てはいないようだが、見ればいいのに。きれいな姿だよ。

満開までには、まだ時間がかかりそうだが、花見を楽しむ人たちあり。

それを見て、年下のおばあさんは言った。

「うちらも、簡易お花見しよう」

近くのスーパーでおやつを買い、腰を下ろす。どこででも腰を下ろせるおばあさんたち。強い。

菜の花に囲まれ、クルミ蒸しパンをおやつとして楽しむ。クルミ蒸しパンは2個で80円ほど。コーヒーは100円。安上がりな簡易お花見。交通費はもちろんゼロである。

座ったら、ズボンから靴下がちらっとのぞいた。年下のおばあさんは愛らしい猫柄の靴下を履いている。いや~本当にかわいらしい。そのかわいらしさは、まるでおばあさん、そのものだ。

「おやっ、猫柄だな!」

そして、年上のおばあさんは、おもむろに自分の靴下を見せた。

「おおおっ、奇遇!豚柄じゃあるまいか」と年下のおばあさん。

すると年上のおばあさんは少しムッとして、「これは豚じゃない!」と言い張る。

どこからどう見ても豚柄だ。

年上のおばあさんは、靴下をしげしけと見つめ、やっと豚柄だと認めた。豚柄だと気づかずに、買い、履いていたらしい。その鼻は間違いなく豚です。ぶ~ぶ~。

偶然にも動物柄の靴下を履いていたおばあさんたち。この靴下は「Tabio」というブランドのもの。2人はこのブランドをこよなく愛していて、しばしば遠くまで買い出しに出かけている。

聞けば、見えない場所のおしゃれを楽しんでいるのだという。靴下ひとつにも妥協しないおしゃれっぷり。なかなかの信念である。

猫柄とか豚柄とかがおしゃれに見えるかどうかは、個人の判断にお任せしたい。

補足説明

「Tabio」は動物柄専門の靴下屋ではありません。いろんな柄があります。

メイドインジャパンの靴下屋さんですヽ(^。^)ノ

 


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。